📊

AIとGoogle スプレッドシートで楽にガントチャートを作ろう

に公開

概要

  • 作業工数からガントチャート起こしを手動でやるのは面倒
  • 土日祝やメンバーの有給を考慮するとさらに時間がかかる!
  • ...ので、AIを使って楽に(強引に)ガントチャートを作ろう
    • Google Workspaceを使っているので、今回はGeminiを利用

全体フロー


サンプルデータ

タスク(人日)

  • 0.25人日 × 4件 = 1 人日なので、タスク2〜5は同じ日に片付く想定
  • 2025‑05‑05 は祝日(こどもの日)。Geminiには日本の祝日を考慮させる
  • 各メンバー最初に着手するタスクにだけ開始日と終了日を設定しておく
ID タイトル 工数(人日) 担当 開始日 終了日
1 タスク1 4 A 2025‑05‑05 2025‑05‑08
2 タスク2 0.25 A
3 タスク3 0.25 A
4 タスク4 0.25 A
5 タスク5 0.25 A
6 タスク6 12 A
7 タスク7 8 A
8 タスク8 6 A
9 タスク9 4 A
10 タスク10 5 B 2025‑06‑02 2025‑06‑06
11 タスク11 5 B
12 タスク12 3 C 2025‑05‑05 2025‑05‑07
13 タスク13 1 C
14 タスク14 2 C

メンバーの稼働

土日祝は非稼働、1人日=平日1日。

担当 稼働開始 有給
A 2025‑05‑05 2025‑05‑22
B 2025‑05‑20
C 2025‑05‑05

Gemini へのプロンプト例

このシートの開始日/終了日の空欄を埋めてほしい。結果はCSVで出力すること。

・工数列は人日。0.25が4つなら1日で4タスクこなせる。
・2025年の日本の祝日を考慮すること。
・Aは2025‑05‑05に稼働開始し、05/22に有給を取る。
・Bは05/20から稼働開始。
・Cは2025‑05‑05に稼働開始。
・タスク担当:
  - A: ID 1〜9
  - B: ID 10〜11
  - C: ID 12〜14

Gemini 出力例(CSV)

  • 祝日(5/5)と A の有給(5/22)を自動回避。
  • 列順は ID,タイトル,担当,開始日,終了日 で固定する。
1,タスク1,A,2025-05-06,2025-05-09
2,タスク2,A,2025-05-12,2025-05-12
3,タスク3,A,2025-05-12,2025-05-12
4,タスク4,A,2025-05-12,2025-05-12
5,タスク5,A,2025-05-12,2025-05-12
6,タスク6,A,2025-05-13,2025-05-29
7,タスク7,A,2025-05-30,2025-06-10
8,タスク8,A,2025-06-11,2025-06-18
9,タスク9,A,2025-06-19,2025-06-24
10,タスク10,B,2025-06-02,2025-06-06
11,タスク11,B,2025-06-09,2025-06-13
12,タスク12,C,2025-05-06,2025-05-08
13,タスク13,C,2025-05-09,2025-05-09
14,タスク14,C,2025-05-12,2025-05-13

スプレッドシート操作

  1. Google Sheets → ファイル → インポート → アップロード → CSV
    • 新しいシートを作成」を選択して取り込む。
  2. インポートしたシートで 挿入 → タイムライン をクリック。
  3. ダイアログ設定
    • 開始日開始日
    • 終了日終了日
    • カードタイトルタイトル
    • 色分け担当
      Create を押すだけでガント完成。
  4. 表示範囲(週/月など)はタイムライン右上のビュー設定で切替可。


まとめ

  1. タスク・工数、担当者、最低限の開始/終了日をテキストで用意
  2. Gemini に投げて 開始/終了日入り CSV を受領
  3. Google Sheetsタイムラインビュー に流し込む

これで「面倒な日付計算」は AI に丸投げ。ガント作成は数クリックで完了。手動でやると面倒なので助かる!

Discussion