AWS SAA取ったよログ
はじめに
約3週間でAWS SAAに合格するために実践した学習プロセスを共有する。Ping-tやUdemyを使った演習の具体的な進め方や、ChatGPTを活用して理解を深めた方法をまとめた。試験の合格点に到達するためのポイントを整理しているので、最短距離でSAA合格を狙う人の参考になればうれしい。
学習全体の流れ
試験概要とスケジュール
- 試験: AWS ソリューションアーキテクト - アソシエイト (SAA-C03)
- 受験日: 2025/01/27
- スコア: 810点
- 学習期間: 約22日
- 一発合格を狙う前提でスタート
AWSの業務経験は2年ほど。といっても軽めに触る程度で、他のエンジニアが組んだインフラを調整する程度の知識しかない。テキストは使わずPing-tとUdemyの過去問集を軸にしながら、わからない箇所はChatGPTに質問して対応した。
Ping-tで基礎固め
01/05に学習をスタートし、Ping-tの問題を1日100問ペースで解いた。要領が悪くて暗記が苦手なので、とにかく1日の量をこなしつつルーティーン化する作戦。特に焦らず「どの問題で詰まっているか」を意識して、詰まったらすぐChatGPTで疑問を解消。Ping-tの解説だけではピンとこないケースもあるので、そこで仮想のユースケースやアンチパターンまでChatGPTに聞き出すと理解しやすい。
最初の方は4時間ぐらい費やしたが、序盤の「なんもわからん」という一番しんどい時期を乗り越えられるかどうかが大事。最終的には1.5時間ぐらいまでに圧縮されたような気がする。平均すると1日2時間ぐらい?
ChatGPTの活用方法
チャットで質問攻めにして、各AWSサービスの使いどころや実運用のイメージをつかむようにした。例えば「VPCのセキュリティグループとネットワークACLの違い」「S3でサイトホスティングする際の落とし穴」といった疑問を投げ、さらに「このサービスはどんなシナリオで使うのがベストか」「逆に使わないほうがいいパターンはどんな状況か」を掘り下げる。
公式ドキュメントをすべて読み込むのは時間がかかるが、ChatGPTに要点だけまとめてもらうと効率的。自分の疑問に即回答してもらうことでモチベーションも維持しやすい。なお、セキュリティ関連の詳細設定やCLIの具体的なコマンドは本番試験にそこまで深入りしなくてもよかった印象。
Udemyの過去問と模擬試験
01/25~26の週末にUdemyでSAA-C03向けの過去問を一周した。Ping-tとはまた違った切り口の問題が多く、点数は最初かなり低め。
- 6回分390問を通しで実施
- 各模試のスコア: ①63%、②53%、③55%、④69%、⑤55%、⑥58%
- 難易度は本番よりかなりムズい印象
- できなかった問題を抜き出して再度ChatGPTに質問しながら理解
Udemyの問題はやたらマニアックなケースが混ざっており、本番対策というより「上位資格(SAP)に出てきそうな内容まで踏み込む予行演習」といった雰囲気。ただし知識の幅を広げるのには役立つし、解説もそこそこ充実している。間違えた問題はそのまま放置せず「なぜ間違えたのか」をChatGPTで再確認し、類似問題に応用できるよう気をつけた。(この模擬演習に関しては「知らないものはできなくて当たり前」という気持ちで取り組むべきかもしれない)
試験当日の流れと感想
受験当日
- 01/27にオンライン受験を選択
- Udemy模試を2日で6回こなしたのもあり、だいたいのペースが把握できてリラックスして望む
- 実際の試験は問題文が比較的読みやすく、悩む問題もあったが全体を通してわからない問題は1割ちょいぐらい?
- 試験時間は130分だが65分程度で回答完了。疲れていたので見直しせずにそのまま提出
- 終わってみれば810点で合格
試験を終えて感じたポイント
- Ping-tでの演習 + ChatGPT解説で基礎固めするのが効率的
- Udemy過去問は難易度が高く感じるが、試験慣れには非常に有用
- AWSサービスの大まかな用途・制限・料金モデルさえ頭に入れば、細部に惑わされにくい
個人的にはUdemy模試が本番より難しい印象だった。AWS特有の用語や設計思想をざっと理解していれば解ける問題が多く、基本は「どのシナリオで何を使うか」がメイン。
クラウドの概念やアーキテクチャに不慣れだと大変かもしれないが、Ping-tの短答形式に慣れておけば割とスムーズに対応できそう。
今後の展望
次の目標はSOA(システムオペレーター)やDVA(デベロッパーアソシエイト)あたり。その先でAWS SAP(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)にチャレンジしたい。AWS関連以外に基本情報やCCNAといった資格にも興味がある。
結局AWSをやるにしてもネットワークだったりLinuxだったり、全般的に知識は必要なので、薄く広くで対応していかねば...という気持ち。
まとめ
短期集中でAWS SAAに合格するなら、Ping-tとUdemyの組み合わせは相性がいい。特にPing-tで問題数をこなし、ChatGPTで理由や背景を掘り下げる方法は理解を深めるのに効果的。Udemyの過去問で厳しめの洗礼を受けておけば、本番がやや易しく感じる可能性も高い。
AWSのサービスは多岐にわたるが、試験対策では「どのシナリオに何を適用するか」の軸を押さえるのが最重要。点数が不安でも諦めず、本番までに疑問点を潰しきるやり方を徹底すれば十分突破可能。最終的な学習期間は22日程度でも合格ラインに到達できたので、忙しくても集中すれば短期でもSAAは狙える。
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