Firebase Remote Configの使いどころ💡
1年はあっという間ですね!
今日はFirebaseのRemote Configというサービスをご紹介します。
深い実装ではなく、使ったことが無い人向けにサービスの内容に簡単に触れていけたらいいなと思います。
Firebase Remote Configとは
Firebase Remote Configは、Firebaseの多くのサービスの中でも、「ビジネスの成長を図る」サービスとして位置づけられています。
その名のとおり、リモートで設定を変更することにより、アプリケーションをリリースすることなく、以下のことを行うことが出来ます。
- 外観の変更
- 機能の段階的な展開
- A/B テストの実施 など
何がすごいの?
リモートで設定を変えるだけなら、Realtime DatabaseやCloud Firestoreなどのデータベースに設定を持っておくことと何が変わらないの?という疑問が挙がるかと思います。
Remote Configの特徴として、「個々のユーザによって、設定値を切り替える」ことができます。
例えば、Aというユーザには{isAvailable: true}
を、Bというユーザには{isAvailable: false}
を返却することで、ユーザによってアプリケーションの挙動を変えることができます。
もちろんDBでも、複数のフラグをもとにアプリケーションで判断ロジックを実装すれば同じことが可能です。
Remote Configを利用すれば、ノーコーディングで実現できるようになります。
ここが、データベースと異なるポイントとなります!
どうやるの?
それでは、個々のユーザはどのように判断するのでしょうか。
FirebaseにはGoogle Analytics for Firebaseというサービスがあります。
Google Analyticsの以下の項目により、カスタムオーディエンス(セグメント)を定義し、カスタムオーディエンス(セグメント)ごとに、設定値の振る舞いを変えることが出来ます。
- ユーザープロパティ
- アプリ バージョン
- オペレーティング システム
- 言語、国
- イベント
例えば、ある機能を使っていないユーザに対して、その機能への導線を目立たせたり、訴求したりすることができるようになります。
何に使うの?
以下のような活用が考えられます。
- 古いアプリバージョンを使っているユーザにバージョンアップを促す
- 50%のユーザに新機能を提供する
- キャンペーン期間(ハロウィン、クリスマスなど)だけ、画面の配色を変更する
さいごに
Firebaseのサービスの中でも、Authenticate、Hosting、Cloud FirestoreやCloud Functionsなどアプリケーションを開発する上で便利なサービスは多く使われているかと思います。
一方で、ビジネスの成長を助ける、A/B Testing、Remote Configなどはまだまだ活用されていないのではないでしょうか。是非活用してみてください!
来年もFirebaseの進化が楽しみですね。
Enjoy your Firebase life!
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