Operatorの凄さを実感!ブラウザ操作を自動化する新時代のAIエージェント
はじめに
2025年はAIエージェントの時代と言われていましたが、ついにOpenAIからAIエージェント Operatorがリリースされました
Operatorは、キーボード入力やクリック、スクロールなど、煩雑で時間のかかるタスクを自動でこなしてしまいます
たとえば、画面上のボタンを見つけてクリックしたり、フォームに必要事項を入力したりといった一見シンプルだけど積み重なると大きな手間になる作業をこれ一本で解決してくれます
まだ日本向けにはリリースされていませんし、プレビュー版なのでお試しという感じではありますが、気づいたら当たり前のように使われるようになっているかもしれませんね...!
本記事では、プロダクトの開発現場でもしAIエージェントが使えたらこうなるんじゃないかみたいな3つの活用アイデアを紹介していきます
すべて自分の願望ではありますが読んでいただければ、明日からの仕事が一気にラクになりそうなワクワクを感じていただけるはずです
テスト自動化による開発効率の向上
WebアプリケーションやSaaS製品を開発する際にUI/UXを含めた総合的な品質保証が必要になります
手動テストだけではテスト範囲の拡大やリリースペースの短縮に限界があり、精度についても人に依存してしまうので自動化できればめちゃくちゃ助かりますよね?
CI/CDにAIエージェントを組み込むことで高精度なE2Eテストを自動化できるかもしれません
実行時間はかなり掛かりそうですが、プログラム化されたパターンを実行するだけではなくモンキーテスト的にユーザーの入力ミスを再現したり想定外のケースについても機能のリリース前にテストを行ってくれるようになるかもしれませんね
また、CI/CDではエンジニアしかテストケースをいじれなかったですが、AIエージェントを使ったCI/CDであればプロンプトを調整することで実施するテストを変更できるので、エンジニア以外の人でも調整することができます!
競合・市場リサーチの自動化
新機能を開発するときには、他社の同様の機能の有無や市場のトレンドを把握することが重要です
しかし、手動で複数のWebサイトからデータを収集し、比較表を作成するのは非常に手間がかかります
Webスクレイピングによる情報収集
AIエージェントがターゲットとなるWebサイトから製品情報やユーザーレビュー、価格動向を自動的に取得
大量のデータをスピーディに集めることが可能です
データの可視化・レポート生成
収集したデータをスプレッドシートやBIツールに自動的に取り込み、グラフやダッシュボードとして可視化
開発チームやマーケティング部門がすぐに状況を把握できます
リアルタイムモニタリング
定期的にデータを取得するタスクを自動化し、価格変動や競合のリリース情報があれば即座に通知
リサーチ結果をタイムリーに把握し、施策を検討できます
ユーザーサポートの自動化
新機能をリリースすると、ユーザーからの問い合わせが急増し、サポートチームのリソースが不足しがちになります
特に、基本的な問い合わせが大量に発生する一方で、専門的な対応が必要なチケットも存在します
AIエージェントでFAQ・ヘルプページの自動参照
ユーザーの問い合わせ内容を解析し、適切なFAQやドキュメントを自動で引っ張って来ます
簡単な問題であればエージェントの応答のみで解決できます
サポートチケットの優先順位付けと振り分け
AIエージェントが問い合わせ内容をカテゴリ分けし、深刻度や優先度を判定
複雑なチケットだけを人間のサポートチームに回すことで、対応が効率化します
ユーザー操作の自動代行
特定の操作や設定が必要な場合、AIエージェントが実際にブラウザ操作を行い、結果をユーザーにフィードバック
ユーザーの手間を減らし、スムーズなサポートを実現します
ユーザー満足度の向上
AIによる即時回答や、クリック操作の代行など、待ち時間を最小限に抑えたサポートを提供できるため、UXが向上します
まとめ
ChatGPTがリリースされて今では当たり前のように使われていますが、AIエージェントも近い内にそうなると思われます
これから新しいAIエージェントがどんどんリリースされより便利な世の中になる一方で、プロダクト開発のやり方、エンジニアの役割が大きく変わると思うので今のうちにAIプロダクトを触っておき、この先どうなるかなと考えることが大事になるのかもしれません
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