AWS発のエージェント型IDE”Kiro”の速報レベルのメモ
AWSからエージェント型IDEのKiroが出ました。CursorやWindsurfの競合製品と思われます。ややこしいのですがAWS 〇〇みたいにAWS製品としての位置付けではないらしい。
本当にさっき(2025/07/15 00:30)登場したので眠いです、、簡単に知りたいところを確認してみます。雑メモなので賞味期限が数日しかない
Kiroのコンセプト
基本的な機能は揃ってそうで、MCPとかは全然繋がる。
Agent
FAQを読むと、Vibe Codingをプロ仕様に支援してスペック駆動開発(Spec-Driven Development, SDD)で進めるCoding Agentが主体のIDEとのこと。
Kiroは、仕様駆動開発によってプロトタイプから本番環境への移行を支援するエージェント型IDEです。
スペックを使った開発は、バイブコーディングの楽しさを維持しながら、いくつかの限界を克服します。バイブコーディングは、複雑なタスクや大規模なコードベース上で構築する場合、過剰な指示が必要になる場合があり、コンテキストを誤って解釈する可能性があります。バイブコーディングでタスクを実装する場合、その過程で行われたすべての決定を追跡し、チームのために文書化することは困難です。スペックを使用することで、Kiroはユーザーと協力して、コードを書く前に要件、システム設計、実装するタスクを定義します。このアプローチにより、推論と実装上の決定が明確に文書化されるため、Kiroはより少ないショットでより複雑なタスクを実装できます。
Editor
KiroはCode OSS Forkとのこと。ExtensionはOpen VSX
Kiro is built on Code OSS, so you can keep your VS Code settings and Open VSX compatible plugins while working with our IDE.
機能
Model
現行は以下の2モデルとのこと。AWS提供なのでQ Developerと同じなのかな。
- Claude 4.0 Sonnet
- Claude 3.7 Sonnet
機能
とりあえず手元で雑に動かすと、Vibe気味な雑プロンプトを要件→設計→実装で自走してくれる様子。ガンガン進む系。
AutoPilot機能あり
VibeモードとSpecモードがあるらしく、Vibeが素直なエージェントでSpecがかなり補正強めで自走する感じに見える。通常のエージェントに比べて設計フェーズが長くエンプラっぽい成果物がガンガン出てくる。例えるならばマニュアル-オートマみたいな違い(語れるほど触っていない)
フック
フックというコンセプトがあるらしい。以下のタイミングで、事前にセットしたプロンプトが発火するらしい。個人的には使用感が結構気になるところ。
- ファイルの保存
- 新しいファイルの作成
- ファイルの削除
ルールファイル
cursorruleとかClaude.mdみたいにルール整備することをsteeringと呼ぶ。俺用語が出た。
.kiro/steering/ に格納する。
契約
現在はβ版なので無料。ゆくゆくはこんな感じっぽい
- Free($0/Month): Agent機能について月間 50 インタラクション
- Pro($19/Month): 月間1,000 インタラクション
- Pro Plus($39/Month): 月間3,000 インタラクション
超過料金は$0.04/インタラクションとのこと
Amazon Q Developer Pro との関係
FAQにこちらもある。https://kiro.dev/faq/
簡潔にいうと、現行はKiro単体での有料プランがないため、ビジネスで使う情報を扱いたい時はQ Developer Proの契約が必須。
- Q Developer Proユーザは、既存の AWS IAM Identity Center経由でサインインできる
- Q Developer Proユーザは、モデルのトレーニングの対象外
- Q Developer Pro契約外でもオプトアウト可能?
- Q Developer Proユーザは、サービス向上のためにユーザ情報収集の対象外
- ”そうでない”ユーザへの言及無し
まとめ
大体公式まとめ。どうも自走型エージェントがメインらしく、環境隔離とかCloud9/CodeCatalystに搭載してくれると。。。
次に読むべきはこのブログだと思います
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