9/30 XP祭りに行ってきた
はじめに
もう2週間以上も前になるのですが、東京はXP祭りに現地で参加していったので、思い出し思い出し書いてみます。
また、他の方々の講演ビデオが限定公開されたら、後ほどみて気になったのは記録してみようと思っています。
本当に久しぶりにオフラインで参加し、名刺交換すら忘れていた
名古屋から出かけたのは2年前、東京に出かけたのはいつだったっけ、そんな状態でした。
現地について前振り?前座?のお話が終わったら、名刺交換が始まって、名刺交換の風習すら忘れていてかなり恥ずかしい思いをしました。前振りも目の前で講演している状況なんですが、みなさん、PC画面の方を見ていたりして「ああ、時代は変わったんだな」とあらためて感じました。
基調講演を聴いて少し絶望な気分に
基調講演の市谷さんのお話は、少し絶望な気分になりました。それでも何かしら希望がある気もしています。
再演が10/25にあるそうなので、また聴いてみたら感想は変わるかも。
それにしても、市谷さん、一体おいくつなんだろう?(多分5−6歳年下くらいだと思うけど、風貌はとてもそう思えない若々しさ)
国づくりアクティビティを通じた自己理解ワークショップ
@ryo_endo さんのワークショップでした。
進め方は同じ「国」のひとだった ぐっきーさんが書いてくださったのでそちらを参照してくれますか。
持ち帰ってすぐやれそうな完成度の高いワークショップでした。
やった後、少しふりかえりして いくつか疑問と自分なりの答えを書いておきます。
価値観のお題はどこから選ぶのか
これはマネジメント3.0のムービング・モチベーターズあたりから引っ張ってこればよいだろう
これで最大10グループ作ることができる。この中で選択する際、できるだけ相関がなさそうなものがいいかな。
国旗と挨拶が時間内に決まらなかった場合は、ファシリテーターはどうするか
決まらなかったら決まらなかったでそのまま。だって、実際の国だってそんなものですよね。あとの交流の中でおいおい決めていけるといいですねと促す。
その他、アイデア
以下、箇条書きで。
- どんなやり取りがあったかホワイトボードなど書いていって、後でみんなで眺めるとより理解が深まると思う
- 現実の部門やチームでやる場合は DPA(Design the Partnership Alliance) を結んで、「あれか、これか」ではなく、「あれも、これも」と価値観を加えていって、否定しないように進める
- 国の民を変えてみるロールスイッチの要素も取り入れると面白いかも
@ryo_endo さんのお話によると、人事部から依頼があってスクラムマスターの@ryo_endoさんが開発したとのこと。こうした関係性をもてる組織は素敵だなと素直に感じました。
テスト版水平思考クイズ〜不具合から原因を想像しよう〜
水平思考の名の通り、解釈の枠組みを外さないと解けない問題ばかりで面白かったです。水平思考の世界という本があるのですが、また読んでみたくなる、そんなワークショップでした。
日本初のスクラム本「アジャイルソフトウェア開発スクラム」から20年の節目に翻訳者にいろいろ聞く
日本初のスクラム本が発売されてから今年でちょうど20年。その節目に、翻訳者のひとりである今野睦さんに聴くという講演でした。講演中しったのですが、「アジャイルソフトウェア開発スクラム」という本が日本初のスクラム本だったのと、その中ではアジャイルレトロスペクティヴの記載がないことでした(自分、この本持っているし読んだはずなのに)この発見は自分にとっては大変驚きでした。
さて、自分の発表
基調講演・国づくりアクティビティを通じた自己理解ワークショップに参加してかなり満足感が高かったので自分の発表いるかいなと、勝手ながら自分で思ってしまっていました (^^;;;
とはいえ、スクラム仙台のときよりかはまだマシな発表だった気がします(まだビデオ見ていないのでなんともいえないですが)ただ、実のところ15分休憩のところを5分休憩だと思い込んでいて、持ち時間10分近くオーバーしていたのは失敗でしたね。申し訳なかったです(X_X)
その他、気がついたこと
- 「糺す」という言葉が聞き慣れなかったらしい。歴史書、例えば西南戦争で「西郷暗殺を糺す」という言い方に慣れていた自分にとってちょっと意外だった。この辺り、他人交えて事前練習を行い、聞き慣れない言葉がないか確認が必要だなーと感じた。
- ヴォイスを聴くことが大事の例で「にゃーん」を上げたが、犬派の皆さんも配慮してスライド作ればよかった。犬だと「くぅーん」がいいかな。鳥はどうしようか。
(以下、11/11update。ビデオを見直してみて)
- 教養の話はわかりにくかった。コミュニケーションには事実の伝達だけでなく「力」が加わることをまず言って、その上で人と人の間の「力」を中心にとらえ、「力」が心理的苦悩、ここでの「ぎくしゃく」を生み出す、という説明の方がわかりやすかったかもしれない。
- 教養の話のおわりに、一旦まとめスライドを入れたほうがよかったかも。
- 隣のチームのEMに伝えるスライドの説明、「隣のチームとの問題」として話し合うを協調した方がよりよかった(話が上手くいかない感がより強く伝わる)。
- 話す心構え・姿勢・話法のスライドで、「Warriesを話す」という「進め方」まで踏み込んでしまっているので冗長になってしまった。
おわりに
スタッフの皆さんのおもてなし感が半端なかった
まったりとした進行の中で、スタッフの皆さんのおもてなし・気配りが半端なく良かったです。スクフェスだとスピード感大事の空気が出てくるのですが、XP祭りのまったり感もこれはこれでまたよかった。公演の場所もお部屋というかスペースを用意してもらって、とっても快適でした。この場を借りて感謝・御礼申し上げたいです。ありがとうございました!
変わりつつ東京の空気をしれてよかった
ちょうど国慶節だったからか、道行く人が海外からの人が多かったです。三菱ビルの窓から二階建てバスが出るところを眺めることができました。東京が、今まで以上に観光都市へと変貌していこうとしているんだなと感じました。名古屋にいるとわからない空気感がありましたね。
オンラインでお目にかけた人も、リアルにはじめてお会いできることができた
こばせさん、やすがひらさんは、はじめてお会いすることができました。Akiさんには久しぶりに少しだけお話しすることができました。その他、名刺交換して声かけてくれた皆さん、うれしかったです。ありがとうございます。ご挨拶もそこそこになってすみません。
「手放す」というキーワードが自分の中で湧いてきてよかった
国づくりアクティビティを通じた自己理解ワークショップからでしょうか、変わるということは手放すことが必要なんだなーと、素直に言葉が湧いてきました。考えてみると、今の会社にいて18年、名古屋に帰ってきたのも18年になるのだから いろんなものを手放していかないと前に進めないですよね。願わくはそっと手放していきたい。荷物を軽くしワクワクした未来へと進みたい、そんな気分にさせてくれたお祭りでした。
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