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Apple SiliconでFlutterの環境構築 with Rosetta

2023/10/01に公開

この記事でやること

Apple Silicon(M1, M2など)を搭載した端末でFlutterの環境構築をする際、Rosettaを使用しx86_64アーキテクチャを有効にするステップが必要なようなので、その手順を解説する。

私がはまった場所

M1 Maxチップを搭載した自分のMac StudioでFlutterの環境構築をしようとしたところ、さまざまなエラーに遭遇し1日ほど時間を溶かしてしまった。結局のところ、Rosettaを最初から使用していなかったことがさまざまなエラーを生んでいたと思われる。同じように悩んでいるひとのために、私の環境で上手くいった手順を記録していく。

手順

Flutter公式が出しているmacOS install | Flutterを追う前に、以下の方法によりRosettaについて確認する。

Rosettaをインストール

macOS install | Flutterの最初にもあるようにRosettaのインストールが必要。

以下のコマンドでインストールしてください。

sudo softwareupdate --install-rosetta --agree-to-license

私の環境ではsoftwareupdateにパスが通っていなかったため、モジュールへのパスを直接入力する必要があった:

sudo /usr/sbin/softwareupdate --install-rosetta --agree-to-license

Rosettaを使用してTerminalを起動

Terminalを開き、現在Terminalが使用しているアーキテクチャを確認する:

uname -m

x86_64が表示された方は、そのままmacOS install | Flutterに進んで大丈夫と思われる。

ARM64が表示された方は、x86_64に切り替えなければならない:

FinderでTerminalを探し、Terminalアイコンの上で右クリックをし、「Get Info」をクリックする。(日本語だと「情報を見る」)
FinderでTerminalを探し、Terminalアイコンの上で右クリックしたときの画面

その後、「Open using Rosetta」にチェックをつける。
「Open using Rosetta」にチェックがついた画面

チェックをつけたら、新たにターミナルを開き、x86_64が使用されていることを確認してみる。

あとはmacOS install | Flutterを追って問題ないはず。

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