Google Canaryでaliasを設定してセキュリティを解除する方法
概要
GoogleCanaryを使用してセキュリティ設定を解除する方法をまとめたもの
こんな時に使う
例えば、異なるオリジン間でAPI通信を行う場合に普通のChormeではなくCanaryを起動してセキュリティを解除した上で動作検証を行う
※注意※
セキュリティを解除するので、主に開発環境で検証や動作確認をするときのみ使用する
Google Canaryとは
- Chromeで今後登場する新機能を試している言わば開発版・dev版のChromeの事
- Chromeとの併用可能
- 何かでChromeで問題が発生した場合に、Canaryではそれが再現しなかった!という事もあるので、入れておいて損はない
https://www.google.com/intl/ja/chrome/canary/
<参考>
Chrome Canaryとは?インストールの仕方やChromeとの違いを解説!
https://aprico-media.com/posts/1647
手順
①Chrome Canaryをインストールする
https://www.google.com/intl/ja/chrome/canary/
②Canaryのセキュリティを解除するaliasを設定する
// ファイル一覧表示で先頭にドットがつく表示する(普段は編集しない設定ファイルのようなものが多い)
% ls -a
// zshrcに、aliasでコマンドを設定する
% vi .zshrc
alias chrome-disable-web-security='/Applications/Google\ Chrome\ Canary.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome\ Canary --args --disable-web-security --user-data-dir=~/.data-dir'
// zshrcを読み込む
% source .zshrc
// 実行する
% chrome-disable-web-security
上記が終わったらChrome Canaryを開く
補足
「シェル」とは
UNIXやLinux系でOSと対話するインターフェイスのことです。
例えで言うと、シェルさんは人間が打ったコマンドをPCさんに翻訳してくれる仲介役的な動きをします。
代表的なシェルの種類にはbash、zsh、shなどがあります。
シェルは、ユーザーがターミナルに入力されたコマンドを解釈し、それをカーネルに伝えます。そして、カーネルはシェルから伝達された要求に応えてプログラムの操作を行い、その結果をシェルに返します。返ってきた結果をシェルが解釈し、それをユーザーが入力したターミナルに出力します。
ちなみに、ターミナルはシェルを操作するための入出力の画面だけを提供するソフトウェアです。
「alias」とは
コマンドの別名を登録したり、表示したりするコマンドです。
「alias 名前=実際に実行するコマンド」でエイリアスを登録します。
aliasというコマンドを打つと設定されているalias一覧が表示されます
% alias
chrome-disable-web-security='/Applications/Google\ Chrome\ Canary.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome\ Canary --args --disable-web-security --user-data-dir=~/.data-dir'
など
「source」とは
シェルの設定ファイルを更新した後で、すぐに変更内容を実行中のシェルに反映するコマンド
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