Open4

[TIL] 1.Server/Virtualization

wakakawakaka

完全仮想化と準仮想化

ハイパーバイザ型の仮想化には「完全仮想化」と「準仮想化」という二つの方式がある。

  • 完全仮想化では、実在するH/Wを仮想環境上にエミュレートするため、ゲストOSは現実のH/Wをサポートするドライバを利用できる。
  • 準仮想化では、現実のH/Wをエミュレートするのではなく、仮想環境にとって都合の良い仮想H/Wを規定するため、これに対応するドライバをインストールする必要がある。ゲストOSはこの仮想H/Wを直接操作しようとはせず、あくまでハイパーバイザと意思疎通を行うための抽象的なモデルとして参照する。実際の物理H/W操作はハイパーバイザから提供されるAPIやドライバを用いて、ハイパーバイザに直接命令する。

https://zenn.dev/junjunjunjun/articles/27ede76931cc85

wakakawakaka

イメージファイルについて

イメージファイルとは、記憶装置に格納されたデータのファイルやフォルダの階層構造を保ったまま複製・保存したデータのことである。主な用途として、システムバックアップとして利用することや、光学ディスクの中身をファイルとして公開することが挙げられる。

イメージファイルには、記憶装置・システム基盤に応じて複数の規格が存在する。

  • ISO:CDやDVDなどの光学ディスクのイメージファイル(OSインストールメディアの主流)
  • IMG:USBメモリのイメージファイル
  • VMDK:VMwareにおける仮想ハードディスクのイメージファイル
  • VHD, VHDX:Microsoftにおける仮想ハードディスクのイメージファイル
wakakawakaka

VMDKとOVFとOVAの関係性

VMware環境の仮想マシンを様々な仮想化プラットフォームに移行/複製するために必要な情報を含んだパッケージが、以下に示すOVFパッケージである。

  • .vmdk(VMDKファイル):VMwareにおける仮想ディスクのイメージファイルであり、仮想マシンにインストールされているOSやソフトウェアが格納されている。仮想ディスクの数だけ存在。
  • .ovf(OVFファイル):仮想マシンの構成とリソース要件を記述するXMLファイル。CPUやメモリ、ネットワーク設定など仮想マシンの構成情報(ハードウェア設定)が含まれている。
  • OVFパッケージ:VMDKファイルやOVFファイルなどの関連ファイルを含んだパッケージ(下図左)
  • OVAファイル:OVFパッケージを一つのファイルにまとめたtarアーカイブファイル(下図右)

https://qiita.com/inasato/items/b1815b1557706a056cb6
https://kwmtlog.blogspot.com/2021/06/vm-ovf-ova-export-disktype.html

wakakawakaka

VMware環境→AWSへの移行

VM ImportはS3バケットに格納されたVMDKファイルからAMIを作成する機能。このAMIからEC2を復元することでVMware環境の仮想マシンをAWS環境にEC2として移行できる。

実際の作業としては、インポートする各種パラメータを定義したcontainers.jsonというファイルを作成し、S3バケットに格納したVMDKファイルを参照することで、どのVMDKファイルを使用してAMIを作成するのかということを定義する

[
  {
    "Description": "First disk",
    "Format": "vmdk",
    "UserBucket": {
        "S3Bucket": "test_bucket",
        "S3Key": "vmware/testvm-disk1.vmdk"
    }
  },
  {
    "Description": "Second disk",
    "Format": "vmdk",
    "UserBucket": {
        "S3Bucket": "test_bucket",
        "S3Key": "vmware/testvm-disk2.vmdk"
    }
  }         
]

https://blog.denet.co.jp/esxi-vmdk-aws-vmimport/