携帯ゲームPC、Steam Deckについてのまとめ
これは何?
現行の大作タイトルを動かせる性能をもった携帯型ゲーミングPC
Steamの運営元Valveが発表した携帯型ゲーミングPC
ゲーム用に調整したトラックパッドやコントローラー、タッチパネルが搭載されている。
現行の大作タイトルでも十分動く性能を持っている
普通のPCとしてみてもコスパが異常に高いのでおすすめ
特徴
-
端末に最適化されたSteam
- クラウドセーブ、Workshop,フレンド、チャットなどのSteamの機能
- PCとして使えるデスクトップモードもある
- 動画を見る限り専用UIのブラウザも搭載している
-
レジューム機能
- 電源ボタンを押すことでゲームを一時中断できる
- 電源を入れればその場で再開できる
-
PCと同様にEpic GamesやGoG.com,Originなども動く
-
PCなのでMODも使える
-
HDハプティクス
- 電圧で振動強度の変わる素子を利用して、細かな振動を再現するらしい
- 要するにバイブレーション対応
-
多彩な入力手段
- Steam Inputを利用してコントローラー非対応のタイトルも操作可能
- 基本的な十字キー、ABXY、L1R1
- アナログトリガー
- 力のかけ具合を検知できる
- ドライブゲームなんかで便利
- タッチセンサー付きのアナログスティック
- もちろん押し込みボタンとしてL3R3もある
- トラックパッドx2
- 触覚フィードバック対応[1]
- 押す強さを感知できる
- 六軸ジャイロ
- 背面左右に各2個(全4個)のカスタムボタン
- キーボードやマウスもつながる
USBが1ポートしかないのでUSBハブが必要、汎用品でも動く
-
SDカードのホットスワップ可能
- 起動中にゲームなどのデータを入れたSDカードを抜き差しできる。
-
互換レイヤーのおかげでWindowsのソフトが動く
-
専用OSが嫌ならWindowsもインストールできる
気を付けたほうがいい部分
-
バッテリーはそんなに持たない
- 海外のレビューで一番言われている部分
- ゲームによって幅があり2h〜8h
- ただ、デスクトップとして見て安いので個人的にはそこまでのデメリットではない
-
互換レイヤーがあるとはいえWindowsではない
- だいぶ動くのだが互換レイヤーという都合上アンチチートがあるとできなかったりするよう
- 動作が認証されたタイトルリスト
- ただしWindowsに対応するので追加でインストールできる
- お金はかかるし、自分でインストールしなければならない
- あとおそらくレジュームなどもできなくなる。
個人的評価
- コスパが非常に高く、PCとしてお勧めする
- 上記の注意点はあるが基本的には解決策があり、そんなに気にならない
- 発表内容を見れば完璧な製品なので、発売後様子を見て、私は買う
レビュー
動画₍英語₎
記事₍日本語₎
動くタイトル
基本スペック
CPU
-
Zen 2 4C/8T 2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
- 特にいうことなし、十分な性能
GPU
-
RDNA 2 8CU1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32₎
- 旧世代のベンチマークを見る限りCyberpunkやウィッチャーなんかの重いタイトルでもFHD平均30FPSで動くみたい
Deckは1280x800pxのほぼHD画質なのでAAAタイトルでも安定して動くはず
レビューで動いてたし。 - おまけ程度かもしれないがレイトレ用のコアがある。
- 単純な計算速度から見るとGTX1050くらいの性能がある
- 旧世代でGT1030を超えているので実性能でもGTX1050くらいはあるのではないだろうか?
- 旧世代のベンチマークを見る限りCyberpunkやウィッチャーなんかの重いタイトルでもFHD平均30FPSで動くみたい
単純計算でPS4くらいの性能がある
メモリ
16GB LPDDR5(5500 MT/s Quad 32bitチャンネル)
- 容量16GBは十分すぎる
- 速度も現行のDDR4よりは早いはず[2]。
ストレージ
-
64 GB eMMC(PCIe Gen 2 x1)
PCIe Gen2 x1の規格上の実効値は4.0Gbps(500MB/sec)
eMMC 5.0 の転送速度は400MB/sec
つまり早くても400MB/secくらい - 256 GB NVMe SSD(PCIe Gen 3 x4)
-
512 GB NVMe SSD(PCIe Gen 3 x4)
PCIe Gen4 x4の規格上の実効値は31.508Gbps₍3938.5MB/sec₎
製品によるが安くてもNVMe Gen3 のSSDなら2GB/secくらいはあるみたい
microSD
- UHS-I (最高値は104MB/sらしい)
- SD、SDXC、SDHC
USB
- USB 3.2 Gen 2(10Gbps)
- DisplayPort 1.4対応
オーディオ
- USB,Bluetooth経由のオーディオ
- イヤホンジャック経由のオーディオ
- ステレオスピーカー内臓
その他
- Steamボタン、クイックアクセスボタン搭載
ベンチマーク
WindowsよりもSteamOSで動かしたほうがFPSが出ている…
ソフトウェア
OS
SteamOS 3.0(Arch Linux ベース)
Windows 10対応₍未搭載₎
Windows 11対応(未搭載₎
Protonを搭載しているので標準でWindowsのタイトルも動かせる
デスクトップ環境
KDE Plasma:https://kde.org/plasma-desktop/
Proton
ValveがWineをベースに開発しているWindows 互換レイヤー
これのおかげでWindows以外のLinux,MacOSなどでWindowsのソフトウェアが動く
今回の製品もこれを利用している
DXVK[3]を利用することでWindowsに匹敵するパフォーマンスを出している。
これはすでに利用可能でベンチマーク動画も上がってるので見てみてほしい。
現状アンチチートと相性が悪くオンラインゲームはあんま動かない
ただEACとBattle Eyeについては調整をしてこれらを使用しているタイトルは
発売までに動作するようにすると話している。
VACは開発がValveなのでそもそも動く
ディスプレイ
-
1280x800px(16:10)7インチ
ディスプレイのサイズって対角なんですね
- タッチ対応
- USB-Cでのディスプレイ出力対応
値段と付属品
おすすめは
512GB=256GB>64GB
64GB eMMC 399ドル(約4万4000円)
- キャリングケース
- 充電器
256GB NVMe SSD 529ドル(約5万8000円)
- キャリングケース
- 限定Steamコミュニティプロフィールバンドル
- 充電器
512GB NVMe SSD 649ドル(約7万1000円)
- プレミアムアンチグレアエッチングガラス
- 限定版キャリングケース
- 限定Steamコミュニティプロフィールバンドル
- 限定仮想キーボードテーマ
- 充電器
公式ドック
別売り,詳細未発表,仕様が変わるかも
汎用のUSBハブも使える
- USB
- USB-A 3.1x1
- USB-A 2.0x2
- ネットワーク
- イーサネット
- ディスプレイ出力
- DisplayPort 1.4
- HDMI 2.0
- 電源
- USB-Cパススルー
- サイズ
- 117mm x 29mm x 50.5mm
- 重量
- 約120グラム
小話
スペックとか以外のお話
- Xbox開発チーフの人から称賛されている
試作品に触ったらしく、xCloudが動いたこと、操作感について評価している - Epic Games社長から称賛されている
こっちもおそらく理由はEpicの製品でも動くようにしているため - Windows 10,Windows 11での最適化も行っている。
- MODでもVRでもマルチプレイでもコントローラーの接続でもPCでできるならできる
詳細スペック
見やすく整えたスペック表
公式サイトの翻訳がガバガb(
-
SoC
- AMD APU
- CPU:Zen 2 4C/8T、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
- GPU:RDNA 2 8CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
- TDP:4~15W
- RAM
- 16 GB LPDDR5 RAM(5500 MT/s クアッド 32bitチャンネル)
- AMD APU
-
ストレージ
- 64 GB eMMC(PCIe Gen 2 x1)
- 256 GB NVMe SSD(PCIe Gen 3 x4)
- 512 GB NVMe SSD(PCIe Gen 3 x4)
モデルにより速度が違う
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入力
- A B X Yボタン,十字キー,L&Rアナログトリガー,L&Rバンパー,表示&メニューボタン,割り当て可能な4個のグリップボタン,静電容量方式フルサイズアナログスティックx2,
- 32.5mm触覚フィードバック付き角型トラックパッドx2
Steamコントローラと比較して55%遅延を低減
クリックの強度を設定できる感圧式 - HDハプティクス
- 6軸ジャイロ
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ディスプレイ
- 1280 x 800px(16:10): 60Hz
- IPS LCD
- 7インチ
- 400 nit(標準)
- タッチ対応
- 環境光センサーによる自動輝度調整あり
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無線
- Bluetooth 5.0
- Wi-Fi
- デュアルバンド
- 2.4GHzおよび5GHz
- 2 x 2 MIMO
- IEEE 802.11a/b/g/n/ac
-
オーディオ
- デュアルアレイマイク
- 3.5mmステレオヘッドフォン/ヘッドセットジャック
- DisplayPort over USB-C、USB-C、Bluetooth5.0を介したマルチチャンネルオーディオ
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電源
- 45W USB Type-C PD3.0
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バッテリー
- 40Whバッテリー。2~8時間のゲームプレイ
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microSD
- UHS-I
- SD、SDXC、SDHC
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USB
- USB-C
- USB 3.2 Gen 2
- DisplayPort 1.4付きAltモード対応
- 最大8K @60Hz or 4K @120Hz
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本体サイズ
- 298mm x 117mm x 49mm
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重量
- 669グラム
-
OS
- SteamOS 3.0(Arch Linuxベース)
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デスクトップ環境
- KDE Plasma
その他
コメント
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