H.264/H.265 で 4K 配信が利用可能な N100 を搭載した $60 から買える Rapsberry Pi サイズの Radxa X4 について
Radxa X4
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Radxa X4
- 公式サイト
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Radxa X4 with Intel N100, Dual 4K Output, 2.5Gbps Ethernet, PCIe 3.0 M.2 M Key, WiFi 5/6, High-Performance SBC
- 公式販売サイト
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最安60ドル。 Radxa「X4」はクレカサイズでIntel N100+RP2040に2.5GbE搭載のSBC | がじぇっとりっぷ
- このサイトが詳しいのでお勧め
- Intel N100 を搭載した Raspberry Pi サイズの SBC
- 価格が安い
- メモリ 4GB + WiFi 5 で $59.90
- メモリ 8GB + WiFi 6 で $79.90
- メモリ 8GB + WiFi 6 + eMMC 64 GB で $89.00
- https://arace.tech/products/radxa-x4?variant=43417332678836
- 10 年提供される
Up to 10 Years of Lifecycle
- サイズは
85×56mm
と Raspberry Pi と同じ
N100 の HWA (ハードウェアアクセラレーター) について
- Raspberry Pi 5 が HWA のエンコーダーを搭載しなかったことで魅力がなくなった
- そして別に安くない
- https://www.switch-science.com/collections/raspberry-pi-5/products/9249
- スイッチサイエンスですら ¥11,550(税込)
- そして別に安くない
- NVIDIA Jetson はちょっと高すぎる
- Jetson AGX Orin の開発キットは 40 万越え
- Jetson Orin NX は公式開発キットが存在しない
- Jetson Orin Nano は HWA のエンコーダーを搭載しなかった
そんな中、なぜか Intel N100 や N97 がおかしい金額で売られはじめている。Radxa X4 は本命に近い。
N100 なマシンはケース付き、電源付きでも 3 万円出せば買えてしまう。
N100 は VP9/H.264/H.265 の HWA エンコーダーが搭載されており、H.264 は 4K まで、VP9 と H.265 はなんと 8K まで出力ができる。つまり CPU をほぼ利用せず 8K が配信できます。ちなみに N100 は AV1 の HWA デコーダーが搭載されている。恐ろしい。
N100 の HWA デコーダーは VP9/AV1/H.265 を 8K 60fps まで再生できる。
結論として、N100 は 3 万円未満で購入できる 4K 映像配信クライアントかつ、8K 映像視聴クライアントとして利用できる。
HWA 参考資料
Intel Core Ultra の HWA について
最近でた Intel Core Ulta の HWA は AV1 向けの HWA をエンコーダー/デコーダーを搭載してみる。VP9/AV1/H.265 では 8K が利用できる。
産業用
Intel core ultra series landing page | ASUS 日本
HWA 参考資料
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Hardware Accelerated Video Encode - 011 - ID:743844 | 13th Generation Intel® Core™ and Intel® Core™ 14th Generation Processors
- AV1 が載っていない、おそらく 13 th では対応していないからの可能性がある
- Hardware Accelerated Video Decode - 011 - ID:743844 | 13th Generation Intel® Core™ and Intel® Core™ 14th Generation Processors
Core Ultra ミニ PC
全体的に 10 万円前後で買える。
WebRTC / Media over QUIC 視点
ブラウザではなく、デスクトップアプリや CUI からの配信での利用を想定。
超低遅延な配信では HWA を利用する事で CPU 使用率を下げることができる。そのため、他の事に CPU が利用できるようになる。HWA はあった方が嬉しい。
- Intel VPL は Intel N100 でも動作し、4K が利用可能
- AMD Video Core Next も内蔵 GPU に搭載されており、安価なマシンで 4K が利用可能
- NVIDIA Video Codec SDK は AV1 を利用するには少し価格が高いので、配信のみの場合はあまりお勧めできない
- NVIDIA Jetson はフロントでの GPU 処理が必須なのであれば選択肢としてはあり
- Raspberry Pi 価格が高い上に HWA エンコーダーが搭載されず、お勧めできない
結果的に安価というのはとても強い、壊れたら買い換えれば良いというのも良い。N100/N97 で VP9 や H.265 を選択するをお勧めしたい。
少し価格が上がってもよければ Core Ultra を搭載したマシンが 10 万円前後で購入できるので、そちらもお勧めしたい。
RISC-V HWA
- そもそも libwebrtc が RISC-V に対応していない
- Media Over QUIC でやるならあり
LattePanda Mu
- LattePanda Mu, a Micro x86 Compute Module with Intel N100 Processor which can run Windows and Linux.
- LattePanda が出している N100 ボード Mu も良さそうではある
- 価格が最小 $190 なので個人では厳しい
NVIDIA Jetson Orin NX
- Jetson Orin NXモジュール 8GB — スイッチサイエンス
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reComputer J401 - Jetson Orin NX/Orin Nano用キャリアボード (ACアダプタなし) — スイッチサイエンス
- ケース無しで 13 万円、ケース有りだと 15 万円か?
- AGX Orin の半額以下なので、ありといえばありかもしれない
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reComputer J4012 (ACアダプタなし) — スイッチサイエンス
- ケースありで 17 万円