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放送機器とリアルタイムメディア放送ネットワーク向け WebRTC シグナリングプロトコル WISH

2020/12/08に公開

まとめ

WebRTC はシグナリング用のプロトコルに仕様は一切ありません。どんな仕組みを利用してもよいとされています。

ただ、それが放送機器やリアルタイムメディア放送ネットワーク向けに利用される OBS や XSplit といった Wirecast といった配信ツールに WebRTC は採用されていません。

この問題を解決するために配信ツールが利用するシグナリングプロトコルを HTTPS を利用した HTTP POST 一回で終わる仕組みとして統一して配信ツールに WebRTC SFU を気軽につなげられるようにしようというプロトコルです。

仕組み

今回の提案は HTTPS を利用し POST 1 回で Offer / Answer を行うという仕組みです。

もう少し詳しく説明すると HTTPS POST で SDP Offer を送り、 202 Accepted で SDP Answer を返すといった仕組みを想定しています。もちろん P2P ではなく配信サーバ前提の話です。このシグナリングは配信側に特化した仕組みであって受信側は考慮されていません。そもそも受信側は独自で問題ありません。

配信ツール -> WebRTC + WISH -> 配信サーバ -> WebRTC + 独自シグナリング -> ブラウザ

どうなるか

正直、かなりよいアイデアだと思います。配信ツール向けの専用シグナリングプロトコルを定義しようぜという話なので、
対応するかしないかだけになるからです。賛同できなければ対応しなければいい話です。

とはいえ、実際 OBS が WISH に対応したタイミングですべての WebRTC SFU が対応するのは間違いありません。

なぜならデメリットがないからです。

資料

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