AIと共著:ChatGPTで技術書を書いてみた
はじめに
Voicyでエンジニアリングマネージャーをしているかげにぃです。
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今回、技術書典14でVoicyの社内の有志メンバーによる新刊「Voicy Tech Story Vol.5」を書きました。
自分担当ChapterをChatGPTに書かせてみようと思いやってみました!
どうやって書き上げたか?工夫した点や苦労した点などまとめたので、よかったら参考にしていただければと思います!
まずはテーマを決める
先日、Voicy社内でのハッカソンイベント、通称”Voithon"で自分のチームで発表した内容をテーマにしようと考えました。
近い未来、巧妙なニセモノの音声で世の中が溢れることを我々のチームは予想しました。
どれが本物でどれが偽物か・・・なりすましが容易になり、音声を聴いても判別が難しい世の中になります。
我々は本人性を保証できるようにステガノグラフィとデジタル署名を使った提案をしました。
テーマが決まったのでChapterタイトルを決める
ここからタイトルを決めるのでまずはChatGPTと対話しながら色々確認していきます。
最初の質問は「音声ファイルが本人のものか判別できるようにしたいのですが、技術的に可能でしょうか?」をしてみた
ちょっと、方向性が違ったので質問を具体的にし、方向性を合わせていく
方向性が合ってきたのでタイトルを聞いてみる
良さそうなタイトルが候補に出てきたのでその中から「デジタルオーディオの改ざん検出:ステガノグラフィ、ハッシュ値、そしてデジタル署名」に決定しました。
タイトルが決まったので内容を書いていく
冒頭をいきなり書かせてどうなるか実験してみる
冒頭で章立て形式であげてくれたのでページ数指定してみた
いい感じ!!
ナチュラルに嘘を散りばめていくChatGPT
このまま各章ごとに書き進めていくと良さそうと考え、第一章を書かせてみることにした。
出力結果に
MP3: 最も一般的な圧縮オーディオフォーマット。可逆圧縮(ロスリー圧縮)を使用し、音質の劣化を最小限に抑えつつファイルサイズを削減。
とありますが、MP3は非可逆圧縮です。このようにナチュラルに嘘が混入するので必ずあっているか確認する必要があります。
考えを伝えるとちゃんと表現を変えてくれる
第2章も同様に支持していきます。
途中で途切れた場合は「つづき」を指示。
少ないと感じたので2倍量指定
表現が意図と違っていたので指摘してみた
ちゃんと表現を変えてきてくれた。
結論にChatGPTで書いたことを明記させる
こんな感じで書かせていきます!
まとめ
今回はChatGPTで技術書を書かせた実際の過程をまとめてみました。
注意点
注意点は2つあります
- ナチュラルに嘘を入れてくるので事実確認が必要です。
- 指摘しながら修正し、全て書かせることも可能ですが、それなりに時間かかります。ある程度書いたら自分で修正した方が速いです。
感想
私のChatGPTとの共著体験は、これまでとは違う視点から技術書作成を探求する機会となりました。AIと人間が協働することで、それぞれの強みを生かし、制約を補いながら新たな成果を生む可能性が広がっていると感じています。
今回の体験は、ただ一冊の技術書を書き上げるだけでなく、AIの持つ可能性と限界、そしてそれが私たちの創作活動にどう影響するかを考えるきっかけとなりました。その過程では苦労もありましたが、それ以上に新たな学びや気づきがあったことは確かです。
これからも、AIとの共同作業を探求し続け、その過程と結果を共有していきたいと思います。そして、この記事が、読者の皆様がAIとの協働に興味を持ち、自身の創作活動に取り入れる一助となれば嬉しいです。
今回の私の経験が、AIと人間が共に学び、成長し、そして創造する未来への一歩となることを願っています。
と感想もChatGPTに書かせてみましたw
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あと、今回ChatGPTで書いた内容にも興味がある方、購入していただけたら嬉しいです!!
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