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VIGI Cloud VMS 有効化の方法と簡単な紹介

2024/06/24に公開

まえがき

さっそくですが、皆さん、Interop Tokyo 2024には参加されましたか?

ティーピーリンクジャパン社のブースでは、クラウド管理システム「VIGI Cloud VMS」が初公開されたようです。ブース内セミナーも開催されていたようです。
https://www.tp-link.com/jp/press/news/21167/

気にはなりますが、立て込んでいるため参加出来ませんでした。

「VIGI Cloud VMS」では何が出来るようになったのかと思い検索してみたところ…。
どこにも日本語情報が公開されていません。

ということで、この場で勝手に公開してしまいましょう。

気になる「VIGI Cloud VMS」の新機能

公式解説ページが見つけられませんでしたので、正直よく分りません。
実際に操作して分かった点は2つです。

  1. VIGI VMS のクラウド化(既存のVMSがクラウド経由で操作できます)

  2. VIGI Cloud VMS 単独の VMSサービス(VMS用のPCが不要になる)

2番については、まだ試していません。
下記表によると1番は開発中になっていますが、最新版をインストールすると使えます。

VIGI VMS のクラウド化と、対応バージョン

v1.5.36をインストールすることで、クラウドアクセス(VIGI Cloud VMS)を利用できるようになります。

VIGI VMS初期バージョン(v1.5.14)の頃から、「クラウドアクセス」という項目がありました。
「クラウドアクセスを有効にすると、TP-Link IDを使用してVMSにリモートアクセスできます。」
というヘルプメッセージが表示されるのですが、不思議とONに出来なかったのです。
理由は簡単で、v1.5.14は、クラウドアクセス機能に対応していなかったからです。

クラウドアクセスがONに出来ない方は、バージョンを確認してみてください。

設定方法

ローカルVIGI VMS にログインして、システム設定の「クラウドアクセス」をONにします。

TP-Link ID を入力できるようになりますので、
作成済みのTP-Link IDでログインしてください。

VMSクラウドサービスにログインURLが表示されます。
VMSをインストールしたPC以外の端末に上記URLを入力すると、インターネット経由でVIGI VMSが利用できるようになります。

細かい手順は、ZENN「本」にしようと考えています。

ログイン画面

VIGI VMS には、2種類あります。
Web版と、Windowsデスクトップアプリ版です。Web版は、VIGI VMS をインストールすると、自動でWebサービスもインストールされますので、通常はローカルホストにアクセスして利用します。

≪Web版≫
VIGI VMS システム設定の「クラウドアクセス」に表示されるURLにアクセスします。
TP-Link IDでログインできます。
右上の「Sign Up」をクリックすると、新規にTP-Link ID が作成できます。

ローカル Web版とは異なり、ログイン時に「組織」を選択できます。

≪Windowsデスクトップアプリ版≫
見たままです。起動すると、ローカルサービスと、クラウドサービスが選択できます。

VIGI Cloud VMS 単独の VMSサービス

こちらが本命のクラウドサービスだと思われます。
「Create Cloud Organization」を選択すると、クラウド用の「組織」(VMSの管理単位みたいなもの)を作成できます。

ログインすると、こんな感じでデバイス追加画面が表示されます。
メニューや機能、操作感は、ローカルWeb版とほぼ同じです。

実際に利用している画面はこんな感じです。

クラウド化すると、アプリで見れない?

VIGIカメラは、デバイス毎にTP-Link IDを紐づける仕様になっています。
アプリからカメラを登録し紐づけた場合、VIGI VMSには登録できません。VIGI VMSを利用するには、アプリ(TP-Link ID)との紐づけを解除する必要があります。

「VIGI Cloud VMS」はどうなるのでしょうか?
まだ試していませんが、こちらもカメラとの紐づけを解除して、「VIGI Cloud VMS」と紐づけるような印象です。そうするとアプリから見れず、ちょっと不便になると思っていたのですが…
いつの間にか、アプリの機能が増えていました。

「エンタープライズエディションへの切り替え」です。

こちらをクリックすると、クラウド組織のカメラが見られるようになります。
ただ、「VIGI Cloud VMS への切り替え」ではなく、「エンタープライズエディション」と記載しているところが気になります。将来的には有償化した機能がメインとなりそうです。

最後に

如何でしたでしょうか。

「VIGI Cloud VMS」がどんなものか、少しでもイメージ出来たとすれば幸いです。
VIGI VMS や アプリ、それ以前にカメラにも触れていませんので、ふんわりとした内容でお届けしております。

引き続き、VIGIカメラの最新情報発信して参ります。

補足:2024年6月20日時点で把握している情報を元に記載した投稿です

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