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AWS Certified Cloud Practitionerを受けてみた。 学習内容などまとめ

2023/04/08に公開

はじめに

先日、AWS認定の初級に当たるCloud Practitionerを受験しました。
この試験に興味がある方や受験を考えている方に向けて受験記をまとめます。

まず最初に記載しておきますと今回のスコアは869点でした。満点とは行きませんでしたが、合格ラインの700点には余裕のあるスコアが出せました。

試験概要

前述のとおり、Cloud PractitionerはAWS認定の初級に当たる試験です。
AWS公式の紹介ページを参照すると以下のように記載がありますので、必ずしも技術者や経験者向けの試験では無いようです。

過去に IT やクラウドの経験がない非技術職の方や、オンプレミスでの IT 経験があり、AWS クラウドへの基本的な知識が必要な方にとって、良いスタート地点となる資格です。

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/

最近では凸版印刷の研修で受験が必須化されるという報道もありました。幅広い職種の方が受験されるレベルということですね。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/04/news087.html

キャンペーン

受験料の割引等が受けられるキャンペーンを実施する場合があるようです。現在も2023/4/17まで再受験が無料になるキャンペーンが実施中でした。私はこちらのコードを利用して申込みしています。受験料が高額なので、一度失敗できるというのは心理的な受験のハードルを下げてくれますね...。
https://www.pearsonvue.co.jp/aws/retake
一回目の受験が2023/4/17までであれば再受験は2023/6/12まで無料になるので、いま学習中の方は思い切ってキャンペーンが適用できる日程で受けてみてもいいかもしれません。

受験動機

受験時の私のAWS経験は以下のような感じです。

  • 新卒入社の会社にて一部の業務でAWSを利用した開発/運用を約2年程度
  • 都度必要な情報を調べる程度で体系的な学習は無し

現在は諸事情により仕事を休職しており、しばらくAWSから離れている状態です。
AWSに触った期間だけを見ればすでに試験に要求されるレベルは満たしているように見えますが、将来的にエンジニアとしての復帰を考えると知識や技術の復習をしたかったこと、また、一度体系的な学習もしておきたい思ったことから受験を決めました。

学習について

学習はざっくり、以下のように取り組みました。

  • 市販の対策テキストを一読
  • テキストやネット上で公開されている模擬問題を実施
  • AWS公式の模擬問題を実施

かなりゆっくり進めましたが学習期間としては2週間もかからない程度です。予定よりもかなり早く合格ラインに達したので、最初に申し込んだ試験日程を早めて受験しました。

市販のテキストを一読

https://www.shuwasystem.co.jp/book/b603310.html
こちらのテキストを購入し、一通りの解説を読みました。
浅く広く概要を把握できる程度の解説となっており、軽く読める内容に感じました。その分細かな説明が省かれているため、今ひとつ理解できない点はAWS公式ドキュメントを参照して補完するようにしました。AWSの公式ドキュメントは項目が多いため初見では難解に感じられますが、テキストである程度の取っ掛かりは得られるので、情報を探すのは比較的容易だったように思います。

テキストやネット上の模擬問題を実施

正答率9割以上を目指して模擬問題を実施しました。

テキスト付属の問題集(65問)

https://www.shuwasystem.co.jp/book/b603310.html

  • 問題と正答/解説が同じページにあるので若干使いにくい
  • テキストで学習した内容の定着に

Webで公開されている問題集(81問)

https://learn-aws.cafe/clf

  • テキストの問題から若干のステップアップ

kindleで販売されている問題集(65問x2)

https://amzn.asia/d/gaJXm2t

  • 今回使った問題集の中で一番参考になった
  • 比較的難しめの問題が多く、解説も試験範囲に必要な知識を十分に補完できそう
  • kindle unlimitedで無料

AWS公式の模擬問題を実施

問題数20問と少なめではありますが、AWS公式でも無料の模擬問題が公開されています。
前述の模擬問題を9割ほど解けるようになってから最後の確認として実施し、全問正解できました。

↓実施方法はこちらの記事を参考にしました。
https://dev.classmethod.jp/articles/new-aws-official-practice-questions2/

受験の様子

受験形式

自宅でリモートで実施する形式と、最寄りのテストセンターで実施する形式の2通りがあります。今回はテストセンターでの受験を選択しました。
受付の際に本人確認のため身分証の提示が求められます。私は運転免許証と保険証の2つで対応しました。
本人確認含めいくつか手続きで時間がかかるため、開始20分前には会場についていると安心です。

受験中

問題は全部で65問、試験時間は90分ありますが、開始25分ほどで一通りの問題に目を通すことができました。自信のなかった問題の見直しと、更に全体の見直しをして開始50分ほどで回答終了としました。回答終了の操作をするとその場で合否が表示され、試験終了となります。

合格の連絡

受験したその日のうちに合格の通知がメールで届き、AWS認定のマイページにも結果とスコア、合格特典が反映されました。

受験してみて

初級の試験ということもあり、さほど苦労せずスコアにも余裕をもって合格できた印象です。
AWSの利用経験はありましたが、触ったことのないサービスやオプションについては知らないことも多く、今回の学習でAWSに関する知識は増えたと思います。また、既に知っていた知識について現状の理解度が確認でき、復習にもなりました。AWS全体への解像度は確実に上がったように感じています。

今後

引き続き体系的な学習と知識の補完のため、次のレベルの試験も受験しようと思います。
まずは4月末頃にSAAを予定しているので、それに向けて学習中です。

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