Macでサクッと導入:Slack MCPサーバーでClaudeを相棒化する方法
「Slackで必要な情報を探すのに手間取って、地味にストレス…」
そんな悩み、ぼく自身もずっと抱えていました。
だけど、「Slack MCPサーバー」を導入してClaudeと連携させたら、あの面倒くささがグッと軽減されました。
Slackのチャンネル一覧をサッと取得したり、メッセージを自動で投稿したり、履歴を一瞬で振り返ったり――もう、あの“お目当てのメッセージを延々とスクロールして探す苦行”とはおさらばです。
この記事では、Macユーザー(Windowsユーザー向け補足付き)でも簡単に取り組める「Slack MCPサーバー」導入手順をご紹介します。
わずか5分ほどで、あなたのSlackが次のステージに進みます。
それではさっそく、やってみましょう!
Step 1:Slackアプリの作成と権限設定
- Slack Apps管理ページにアクセスします。
- 「Create New App」→「From scratch」の順でアプリを作成し、使用するワークスペースを指定します。
- 作成後、左メニューの「OAuth & Permissions」へ移動。
- 「Bot Token Scopes」に以下のスコープを追加しましょう。
channels:history
channels:read
chat:write
reactions:write
users:read
- スコープ追加後、「Install to Workspace」ボタンをクリックしてワークスペースにインストール。
完了するとxoxb-
で始まるBot User OAuth Tokenが表示されるので、これをメモします。
ここまで来たら、Slack側での準備は一段落。
「え、こんなにあっさり?」と思うかもしれませんが、このシンプルさが後から効いてきます。
Step 2:Team IDを取得する
Slackのワークスペースには「T」で始まるTeam IDがあります。
なかなか見つけるのに苦戦したのですが、Web版(ブラウザ版)のslackのURLの一部がTeam IDに当たるもののようです。
Web版slackで該当ワークスペースにアクセスして、URLの以下部分をご確認ください。
https://app.slack.com/client/T08OL5ST2/G7DE56859M
このURLの、「T08OL5ST2」部分がTeam IDです。こちらも後ほど使いますので、どこかに控えておきましょう。
※IDはランダムに置き換えております
Step 3:Node.js&Claude Desktopの準備
Macユーザーの方:Node.jsはbrew install node
でインストールできます。
Windowsユーザーの方:公式サイトでインストーラーをダウンロードしてください。
(Node.jsの導入以外はほぼ同じ手順です。)
Claude Desktop自体は、既にインストール済みとして進めますが、未導入の場合はそちらを先にセットアップしておいてください。
Step 4:設定ファイルを編集してSlack MCPサーバーを有効化
claude_desktop_config.json
を開いて、以下のように記述を追加します。
{
"mcpServers": {
"slack": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-slack"
],
"env": {
"SLACK_BOT_TOKEN": "xoxb-your-bot-token",
"SLACK_TEAM_ID": "T01234567"
}
}
}
}
-
SLACK_BOT_TOKEN
に、先ほどメモしたBot Tokenを入れる。 -
SLACK_TEAM_ID
に、取得したTeam IDを入れる。
設定を保存すれば、Claude Desktop起動時にSlack MCPサーバーが自動的に起動する仕組みが整います。
Step 5:実際に動かしてみる
Claude Desktopを起動してみましょう。
成功すれば、以下の操作がClaudeからできるようになります。
- チャンネル一覧取得 (
slack_list_channels
) - メッセージ送信 (
slack_post_message
) - スレッドへの返信 (
slack_reply_to_thread
) - リアクション追加 (
slack_add_reaction
) - チャンネル履歴取得 (
slack_get_channel_history
) - スレッドの全返信取得 (
slack_get_thread_replies
) - ユーザーリスト取得 (
slack_get_users
) - 特定ユーザープロフィール取得 (
slack_get_user_profile
)
これらを使いこなせば、あなたはSlackの情報を操る“コマンダー”になれます。
トラブルが発生したら
-
権限エラーの場合:
スコープの付与漏れ、インストールミス、チャンネル未参加などを見直してください。 -
トークンエラーの場合:
Bot Tokenの再確認や再発行を試してみてください。
ほとんどの問題は、この基本チェックで解決します。
ライセンスについて
Slack MCPサーバーはMIT Licenseで配布されています。
気軽に利用・改変OKなのもありがたいポイントです。
まとめ
これで、Mac(Windowsでも類似手順)でSlack MCPサーバーを導入し、Claudeとスムーズに連携する方法がわかりましたね。
「Slack内のあの情報、すぐ取り出せないかな…」といった小さなストレスに悩まされる日々は、これで卒業です。
手順がわかった今、あとは行動するだけ。
5分後には、あなたのSlackがより強力な“相棒”になりますよ。
ぜひ、この機会に試してみてください。
「もう一段ラクにできるかも!」という小さな期待が、あなたのワークフローを大きく変えるはずです。
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