Git操作に関する基本から応用までのまとめ

この記事では、Gitの基本的な操作からブランチやリモートリポジトリ操作、エラー解決方法など、このスレッドで扱われた内容を整理し、初心者にもわかりやすくまとめました。プロジェクト管理やチーム開発でのGit操作のヒントとして活用してください。

1. Gitの初期設定

グローバル設定
Gitの利用を始める前に、名前とメールアドレスを設定します。この設定は、すべてのリポジトリで使用されます。

git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "[e-mail]"

リポジトリごとの設定
特定のリポジトリだけに名前やメールを設定したい場合は、--global を省略します。

git config user.name "Your Project Name"
git config user.email "[e-mail]"

2. ブランチ操作

ブランチの作成と切り替え
新しい機能や修正を行う場合は、専用のブランチを作成します。

git checkout -b feature/add-feature-name

feature/ は新機能を開発するブランチに使用。
ブランチ名には、作業内容が一目でわかる名前をつけることが推奨されます。
現在のブランチを確認

git branch

ブランチをリモートにPush
新しいブランチをリモートにPushする場合は、--set-upstream を使用します。

git push --set-upstream origin feature/add-feature-name

ブランチ名の変更
ローカルブランチの名前を変更する場合：

git branch -m old-branch-name new-branch-name

リモートブランチも変更する場合：

git push origin --delete old-branch-name
git push origin new-branch-name

3. ファイルの操作とコミット

ファイルの追加と削除
新しいファイルを追跡対象にする場合：

git add <file-name>

ファイルを削除する場合：

git rm <file-name>

変更内容の確認
作業中の変更内容を確認するには：

git status

ステージング済みの変更内容を確認するには：

git diff --cached

変更をコミット
変更をコミットする際には、わかりやすいメッセージを付けます。

git commit -m "Add new feature to enhance performance"

4. リモートリポジトリとの連携

リモートリポジトリの追加
リモートリポジトリを追加するには：

git remote add origin [e-mail]:username/repository.git

リモートリポジトリの確認
リモートリポジトリのURLや名前を確認するには：

git remote -v

リモートリポジトリからPull
リモートにある変更を取得し、ローカルに反映します。

git pull

リモートリポジトリへPush
現在のブランチをリモートにPushします。

git push

5. Gitの便利な設定

自動的にリモートブランチを追跡
初めてPushする際に自動でリモートブランチを追跡する設定：

git config --global push.autoSetupRemote true