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Snowflake Task と Amazon Athena Named Query の比較

2024/08/18に公開

類似点

  1. 事前定義されたクエリ:両者とも、再利用のためにSQLクエリを事前に定義することができます。

  2. 再利用性:頻繁に使用されるクエリを保存および管理する方法を提供し、効率性を向上させます。

  3. パラメータ化:両者ともパラメータ化されたクエリをサポートし、実行時に異なるパラメータを渡すことができます。

  4. アクセス制御:これらの事前定義されたクエリに対するアクセス制御が可能で、誰がそれらを表示および実行できるかを管理できます。

相違点

  1. 実行モデル

    • Snowflake Task:スケジュールされた実行が可能で、定期的な自動実行をサポートします。
    • Athena Named Query:主にオンデマンドで実行され、自動スケジューリングはサポートしていません。
  2. 機能の範囲

    • Snowflake Task:クエリに限らず、DML操作(INSERT, UPDATE, DELETE等)も実行できます。
    • Athena Named Query:主にSELECTクエリに使用されます。
  3. データ処理能力

    • Snowflake Task:複雑なデータ変換や処理ロジックを実行できます。
    • Athena Named Query:主にデータのクエリと分析に使用されます。
  4. スケジューリング機能

    • Snowflake Task:内蔵のスケジューリング機能があり、CRON式を使用して定期実行を設定できます。
    • Athena Named Query:定期実行には外部のスケジューリングツール(AWS Lambda + EventBridge等)が必要です。
  5. 依存関係の管理

    • Snowflake Task:タスクの依存関係をサポートし、DAG(有向非巡回グラフ)ワークフローを作成できます。
    • Athena Named Query:クエリ間の依存関係を直接サポートしていません。
  6. 実行環境

    • Snowflake Task:Snowflakeの計算環境で実行されます。
    • Athena Named Query:AWSのサーバーレスクエリエンジンで実行されます。
  7. データソース

    • Snowflake Task:Snowflake内部のデータを操作します。
    • Athena Named Query:主にS3に保存されているデータをクエリします。
  8. 価格モデル

    • Snowflake Task:Snowflakeの全体的な価格モデルに基づき、計算とストレージの使用を考慮します。
    • Athena Named Query:クエリがスキャンしたデータ量に基づいて課金されます。

使用シナリオ

  • Snowflake Task

    • 定期的に実行する必要のあるETLジョブ
    • 複雑なデータ処理パイプライン
    • タスク間の依存関係が必要なワークフロー
  • Athena Named Query

    • S3データレイクに対するアドホッククエリと分析
    • 迅速なアクセスと共有が必要な一般的なクエリ
    • 軽量なデータ探索とレポート生成

両者とも強力なツールであり、選択は具体的なニーズ、データの保存場所、全体的なデータアーキテクチャによって異なります。

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