K230搭載 AIマイコン CanMV-K230入手
ずいぶん前に5千円ぐらい?で入手して、未開封のままほったらかしでした。OSぐらいインストールしてみようと思います。
CanMV-K230の性能
以下はYoutube紹介動画のキャプチャ
AI性能はKendryte K210の13.7倍とのこと。なんでK510よりもK230のほうが性能良いのか謎で、ナンバリング間違っている気もしますが、注意です。
K210が大体0.5TOPSですが、このK230はどこにも情報ないですが、先日購入レポートしたHailo 8Lが8.0TOPSと言われているので、ひょっとすると同等ぐらいあるかもしれないです。
データシートとか諸々のドキュメントは以下にある。
プラケースに本体とアンテナが入っているだけでした。マウントネジは付属してないです。ラズパイとほぼ同じサイズです。カメラが1個最初から接続されてます。
裏面は、SDとCSIソケットが2個あります。
表面のK230と右下にWifiモジュールが搭載されてます。SDカードとUSB Type-Cケーブルで給電できればすぐ動きます。印字がかすれていたり、部品に汚れ?などあって、ちょっと雑な感じです。
機能のダイアグラム図になります。
OSインストール
Githubにビルド済みのイメージがあります。最近ver1.0がリリースされたので、使ってみます。
k230_canmv_micropython_sdcard_v1.6_nncase_v2.8.3.img.gzをダウンロードして解凍すると、中にimgファイルがあるので、SDカードにEtcherなどで焼きます。
まず、必要なものは以下です。
- CanMV-K230 本体 (あと付属のカメラ)
- Type-C データケーブル
PowerにUSBケーブルを指して、もう片方をPCに接続する。
下図のようにCH342チップのシリアルポートが2つ表示されればOK。片方がSmallコア、もう片方がLargeコアのUARTと繋がっているようです。
以下で接続します。
シリアル設定 | 値 |
---|---|
ボーレート | 115200 |
データビット | 8 |
ストップビット | 1 |
パリティ | なし |
フロー | なし |
VSCodeのシリアルモニターで表示(左側:COM5、右側:COM6)
COM5側はデバッグ表示?COM6側はログイン画面になりました。
ログイン画面では、ユーザ名でrootと入力すると、パスワードなしでログインできます。
システム情報をダンプしたところ、以下です。
> cat os-release
NAME=Buildroot
VERSION=v1.6-dirty
ID=buildroot
VERSION_ID=2021.02-git
PRETTY_NAME="Buildroot 2021.02-git"
> uname -a
Linux canaan 5.10.4 #1 SMP Fri Aug 2 14:27:12 CST 2024 riscv64 GNU/Linux
とりあえず、OSインストールしてログインまではできました。AI推論のPythonサンプルコードは沢山あるのですが、このあとどうやって実行するのやら。。
CanMVの統合環境?があってそこからソースのアップロード&実行はできるのですが、このツールを使わずにどうやって進めるのかなどは、まずはドキュメントを読んでから進める予定です。
ちなみにUSBと記載されたポートにも同じようにUSB Type-CケーブルでPCと繋げて利用するみたいです。なので、このボード使うためには、もう1本あったほうが良いです。
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