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K230搭載 AIマイコン CanMV-K230入手

2024/08/18に公開

ずいぶん前に5千円ぐらい?で入手して、未開封のままほったらかしでした。OSぐらいインストールしてみようと思います。

CanMV-K230の性能

以下はYoutube紹介動画のキャプチャ

AI性能はKendryte K210の13.7倍とのこと。なんでK510よりもK230のほうが性能良いのか謎で、ナンバリング間違っている気もしますが、注意です。

K210が大体0.5TOPSですが、このK230はどこにも情報ないですが、先日購入レポートしたHailo 8Lが8.0TOPSと言われているので、ひょっとすると同等ぐらいあるかもしれないです。

データシートとか諸々のドキュメントは以下にある。
https://github.com/kendryte/k230_docs/tree/main/en/00_hardware

プラケースに本体とアンテナが入っているだけでした。マウントネジは付属してないです。ラズパイとほぼ同じサイズです。カメラが1個最初から接続されてます。

裏面は、SDCSIソケットが2個あります。

表面のK230と右下にWifiモジュールが搭載されてます。SDカードとUSB Type-Cケーブルで給電できればすぐ動きます。印字がかすれていたり、部品に汚れ?などあって、ちょっと雑な感じです。

機能のダイアグラム図になります。

OSインストール

Githubにビルド済みのイメージがあります。最近ver1.0がリリースされたので、使ってみます。

https://github.com/kendryte/k230_canmv/releases

k230_canmv_micropython_sdcard_v1.6_nncase_v2.8.3.img.gzをダウンロードして解凍すると、中にimgファイルがあるので、SDカードにEtcherなどで焼きます。

まず、必要なものは以下です。

  1. CanMV-K230 本体 (あと付属のカメラ)
  2. Type-C データケーブル

https://github.com/kendryte/k230_docs/blob/main/README_en.md

PowerにUSBケーブルを指して、もう片方をPCに接続する。

下図のようにCH342チップのシリアルポートが2つ表示されればOK。片方がSmallコア、もう片方がLargeコアのUARTと繋がっているようです。

以下で接続します。

シリアル設定
ボーレート 115200
データビット 8
ストップビット 1
パリティ なし
フロー なし

VSCodeのシリアルモニターで表示(左側:COM5、右側:COM6
COM5側はデバッグ表示?COM6側はログイン画面になりました。

ログイン画面では、ユーザ名でrootと入力すると、パスワードなしでログインできます。
システム情報をダンプしたところ、以下です。

> cat os-release
NAME=Buildroot
VERSION=v1.6-dirty
ID=buildroot
VERSION_ID=2021.02-git
PRETTY_NAME="Buildroot 2021.02-git"

> uname -a
Linux canaan 5.10.4 #1 SMP Fri Aug 2 14:27:12 CST 2024 riscv64 GNU/Linux

とりあえず、OSインストールしてログインまではできました。AI推論のPythonサンプルコードは沢山あるのですが、このあとどうやって実行するのやら。。

CanMVの統合環境?があってそこからソースのアップロード&実行はできるのですが、このツールを使わずにどうやって進めるのかなどは、まずはドキュメントを読んでから進める予定です。

ちなみにUSBと記載されたポートにも同じようにUSB Type-CケーブルでPCと繋げて利用するみたいです。なので、このボード使うためには、もう1本あったほうが良いです。

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