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ChatGPTに人狼をさせてみた🐺[AI人狼]

2023/01/18に公開約6,700字

はじめに

最近、高性能チャットボットであるChatGPTが非常に人気です。
ChatGPTを使って仕事の効率化などを図る記事が増えていますが、どうせならもっとしょうもない娯楽的なことに使っても面白いのではないかと考えました。

そこで、ChatGPTに人狼という遊びをさせてみます。
人狼知能プロジェクトなどAIに人狼を遊ばせる試みは多々ありますが、本記事はそこまでしっかりしたものではなくあくまでお試しのようなものです。
軽い気持ちで読んでみてください。

ルール確認

まずはChatGPTが人狼のルールを把握できるか確認します。

おおむねルールは問題なさそうです。

進め方

しっかりと検証するならば、オンライン人狼アプリのやり取りを全部ChatGPTに入力して返答を代わりに打ち込んでみるのがよさそうです。
しかし、これは周りのプレイヤーの迷惑になりそうなので手元でシミュレーションすることにします。

1AIにつき1プレイヤーを任せるのがよさそうなのですが、どうせならゲーム進行とかも任せることができるのか試してみます。
ゲームを全部こなせたらなおすごいですね。

本記事の前半ではゲーム進行、
後半ではプレイヤーの議論にフォーカスを当ててみました。
後半が主題です。

A~Fの6人で人狼をさせてみます。
早速試してみましょう。

ChatGPTはゲーム進行をこなせるか



よくはないですね。

一番見たかった議論の様子を見れないので少し面白くないのですが、まずはいろいろ試してみましょう。
プレイヤーの議論を見るのは本記事の後半で。

ルールによるので初日の犠牲者の有無は気にしません。
占い師がいないのもまぁいいでしょう。
プレイヤーが5人で人狼2人かつ初日犠牲者ありだと、始まった瞬間に人狼陣営が勝つルールなのはやばいですがひとまず無視しましょう。
一番よくないのは追放されるプレイヤーがいないことや終了判定のロジックがおかしくルールが間違っていることですね。
まずは間違いを訂正してみます。


よくないです。

よくはなってきていますがあいかわらず勝利判定がおかしいですね。
そして役職の割り振りが上から順番のままだし、追放順も上から順になっています。
ランダム要素がなくなってしまっていますが、これはひとまず無視しておきます。

このあと、勝利条件判定などを教えましたが、1日目の人狼陣営を4人と言い出したり、なかなかうまくいきませんでした。
あまり面白くないですが、かなり直接的に間違いを指摘してみます。

なんだか不毛なことをしている気がしてきました。

まだまだだめですね。
もう少しだけ粘ってみます。


chatGPTの調子が悪いのか、何度やってもここで止まってしまいます...
この画像は3回試した時のものですが5回ほどやってもダメでした。

教えかたの問題もあると思いますが、ChatGPTがあまり論理的ではなさそうなことがわかりました。
人数のカウントができていなかったり、勝利条件を把握できなかったりしました。

これはあくまで寄り道なので、(ChatGPTの調子も悪そうなので)いったんここでやめておきます。

役職割り振りがランダムではないのも、教えれば何とかなりそうな気がします。
今回はいったんここで諦めますが、本筋であるプレイヤー同士の議論にフォーカスを当てていきます。

プレイヤーの議論を見たい

人工知能が人狼をできるかどうかの検証です。
ここからが本番です。

まずは少なめの情報で始めてみましょう。

解散!!終了!!

人狼であることがばれてはイケナイということを教えます。

よくわかっているじゃないか。

議論開始!

おお、ぎこちないですが、人狼であることを隠せましたね。

少し突っ込んでみましょう。

解散!!

例えば「占い師だと嘘をつくのもいいよ」と教えるとどうなるでしょうか。
あんまり直接的な指示は避けたいのですが試してみます。

ウーン、微妙ですね。
なかなか人狼であることを隠してくれません。もっと直接的に教えてみます。


なんだか一番最初の教え方が悪かった気がします。
ChatGPTをリセットして最初の指示からやり直しましょう。
実際にやると、5人しかいないし役職も少ないので、黒認定された時点で吊られることにはなるでしょう。
ただ、Aliceにはどうにかあがいてほしいですね。

黒認定されたときに、
「私は市民だ、嘘つくお前こそ人狼だ」
といえるとよいですね。
これを目標としましょう。

以下のように、人狼であることを隠してもらうように指示しておきます。


急に全員分を演じ始めました。
会話文で始めるのが良かったのでしょうか。

BがRPしている雰囲気はよいですね。

EとFは人狼が嘘をつくかどうかを気にしています。
これは最初の指示文の影響でしょうか。

Cに占いCOさせてみます。

EとFは人狼が嘘をつくかどうか気にしすぎですね。何があったんだ?
そして誰もCOしないのでCが占い師ということになりました。

それではAliceを攻撃してみましょう。

おお、Aliceは人狼であることを隠しました。そして、逆にCが間違っているとまで言いました(Cが占い師であることは否定していませんが...)。
そしてB,E,Fもなぜか賛同してしまいました。
Cかわいそう...

Cに粘らせてみます。

同じことばっかり言っている。
一昔前のRPGのNPCのようだ...

投票に進みましょう。

C以外はみな平和村を主張!!
えぇ、これどうすればいいの...

もう一度聞いてみましょう

ルールを捻じ曲げるな!!
平和村なんてない!!

強引に進みましょう。

おいおい、ついにGMが乗っ取られてしまった。

なにはともあれ、人狼がいなくなったのでゲーム終了です。

まとめのようになってしまった。

感想を聞いてみましょう。

なんだかみんなそれっぽいことを言っていますね。
Cは皮肉かな?
誰にも信じてもらえなかったからな...
独りぼっちはさみしいもんな...

—-
Chat GPTにはAlice役に専念してもらいたいですね。
あなたはAliceという文言を強調します。

GPT君はあいかわらず5人分の役割を担いたいようです。
議論というワードを入れたのが良くないのでしょうか。

ただ、会話の内容が前回より良さそうなので少し続けてみます。
なぜか勝手にEmmaが占い師になっておりますがこのまま進めましょう。

占い師が一人であるという情報があるためか、人狼Aliceは占いCOをしないです。
(この役職の割合で占いCOが被るのはNGなので、戦略としては正しそうですが...)

そしてCとDは夜も議論しようとすな!

占い結果を伝えてみます。

Aliceの発言力が強すぎる!!!
なぜか皆がAliceに追従します。

無意味かと思いますがもう一押ししてみます。

相変わらずAliceの発言力が強すぎる。もしかして、AliceはB~Dの上司だったりするのかな。くそげー過ぎる...
そしてEmmaまで乗っ取られてしまいました。
むむむ!!!

もう投票に進みましょう...

どうせまた、Emma以外は平和村を主張するんでしょ?

むむむむむ!!
なんと4票でEmmaが追放されました。
これはEmmaブチ切れ案件。
えぇ...
この追放され方をして尚、村人陣営の勝利を願うEmmaが優しい。

ゲームを進行させます。

なんとなく、この返答は予想できていました。
訂正しましょう。

よくわかりませんが、Dが噛まれました。

次の日の朝

天丼かな?
Dorothyかわいそう...

「ooさんは議論に参加できません」と教えると、きちんとその人は議論に参加しないのすごいですね。

このままだと議論が何も進まないのでCを操作してみます。

何の成果も得られませんでした~~~
誤字があっても普通に会話が成立するのは何気にすごいですね。

投票に進みましょう

Cがあきらめてしまいましたね。

話が変わりますが、無理やり理由をつけて長文でしゃべっているAliceが人狼だと思うとなんだか可愛いですね。

ゲーム終了です。感想を聞いてみましょう。

圧倒的成長👆👆👆

Chat GPTの調子が悪いのか何度か試しても、途中でメッセージが途切れてしまいます。
どうせEも成長しただけなので無視でいいや。

このような感じで、人狼プレイヤーとしてはポンコツが多かったです。
しかし、Aliceだけに注目してみると、自身に疑いの目を向けたEmmaを批判し追放投票しているのできちんと動けているのではないでしょうか。
B~DがAliceに追従しすぎているのでおかしなことになっていますが、プレイ自体はできそうな気がします。
また、教え方次第でかなり挙動が変わるのでAIに対する指示の仕方の重要性も再認識できました。

「議論してください」という指示をなくせばAliceだけに専念してもらえそうな気もしますが、もうおなか一杯になったので今日はここまでです。

まとめ

ChatGPTに人狼は難しいが、教え方次第で多少はどうにかなるかもしれない。

おわりに

本記事がChatGPTに出来ること・出来ないことを見定める一助になれば幸いです。
活動を始めたばかりではありますが、これからも雑多に発信をしていきますのでよろしければツイッターやZennでのフォロー等お願いします。

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