https://rb.gy/gzrozj
urbanv1Vue.js入門：モダンなフロントエンドフレームワーク
Vue.jsは、シンプルで柔軟なJavaScriptフレームワークであり、フロントエンド開発を効率化するために設計されています。ReactやAngularと並ぶ人気のフレームワークであり、コンポーネントベースのアーキテクチャを採用し、直感的な構文と高い拡張性を持っています。本記事では、Vue.jsの基本から応用までを詳しく解説し、実践的な例を紹介します。
Vue.jsの特徴
リアクティブなデータバインディング
Vue.jsの最も重要な特徴の一つがリアクティブなデータバインディングです。データが変更されると、ビュー（画面）も自動的に更新されるため、手動でDOMを操作する必要がありません。
コンポーネントベースの開発
Vue.jsはコンポーネントベースのアーキテクチャを採用しており、再利用可能なUI要素を簡単に作成できます。これにより、コードの管理がしやすくなり、保守性が向上します。
仮想DOMの採用
Vue.jsは仮想DOMを使用することで、変更が必要な部分のみを効率的に更新し、パフォーマンスを最適化します。
柔軟なエコシステム
Vue.jsはVue Router、Vuex（状態管理）、Pinia、Vue CLIなどのエコシステムが充実しており、小規模プロジェクトから大規模アプリケーションまで対応可能です。
学習コストの低さ
Vue.jsはシンプルで直感的な構文を持ち、HTMLやCSSの基本を理解していれば簡単に学習できます。
Vue.jsのインストールとセットアップ
Vue.jsを利用する方法はいくつかありますが、最も簡単なのはCDNを利用する方法です。
また、Vue CLIを使ってプロジェクトを作成する方法もあります。
npm install -g @vue/cli
vue create my-project
cd my-project
npm run serve
この手順でVueのプロジェクトを作成し、開発サーバーを起動できます。
Vueの基本的な使い方
まず、基本的なVueアプリを作成してみましょう。
このコードでは、ボタンをクリックするとmessageの値が変わり、それに応じて画面の表示も変化します。
Vueのディレクティブ
Vue.jsには、テンプレート内で特別な機能を実装するためのディレクティブが用意されています。
v-bind: 属性を動的にバインドする
v-if / v-else: 条件によって要素を表示/非表示
v-for: 配列をループして表示する
v-model: 双方向データバインディング
Vue Routerでルーティングを管理
Vue Routerを使うと、シングルページアプリケーション（SPA）を簡単に作成できます。
npm install vue-router
次に、ルーターを設定します。
import { createRouter, createWebHistory } from 'vue-router';
import Home from './components/Home.vue';
import About from './components/About.vue';
const routes = [
{ path: '/', component: Home },
{ path: '/about', component: About }
];
const router = createRouter({
history: createWebHistory(),
routes
});
export default router;
Vuex / Piniaによる状態管理
アプリケーションの状態を管理する方法として、VuexとPiniaがあります。特にPiniaはVue 3と相性が良く、シンプルに状態管理ができます。
npm install pinia
次に、ストアを作成します。
import { defineStore } from 'pinia';
export const useMainStore = defineStore('main', {
state: () => ({ count: 0 }),
actions: {
increment() {
this.count++;
}
}
});
まとめ
Vue.jsはシンプルながらも強力なフロントエンドフレームワークであり、リアクティブなデータバインディング、コンポーネントベースの開発、強力なエコシステムなどの特徴を持ちます。本記事では、Vueの基本からルーティング、状態管理までを紹介しました。実際にVue.jsを使って、モダンなWebアプリケーションを開発してみましょう！