🤖
エンジニアの未来を考える
以下は、RECRUIT TECH CONFERENCE2024で行われたセミナーのメモを整理したものです。このセミナーでは、エンジニアの未来と必要なスキルについて議論されました。
これからのエンジニアに必要なスキル
スキルについて
- エンジニアと非エンジニアの間には大きなギャップがあり、エンジニアはプログラミングスキルが全てだと考えがちです。
- しかし、エンジニアにとってプログラミングだけがスキルではありません。コミュニケーションスキルなど、他の部分にも目を向けることが重要です。
生成AIについて
- 一見関係のないもの同士を組み合わせることで新たな発見が出てくることがあります(例:バナナと歴史)。
- 生成AIは過去のデータから平均を出すのが得意です。
- しかし、未来を予測することは不可能です。
コミュニケーション
- アメリカで、年収の高い営業職に共通する点は、知り合いが多いことです。
- モチベーションを保つ方法として、チームメンバーを仲間だと思うことが挙げられます。
- テクノロジー企業の社長は、一緒に食事をすることが最も効率的だと述べています。
- インスタグラムの幹部は、コミュニティを成長させる最良の方法は飲み会だと述べています。
エンジニアの価値
- 基礎を学んでいる人の価値は上がっており、マイクロソフトの社員の話を聞いても、トップ層の人ほど基礎に時間をかけています。基礎の動画を何十回も見て理解しています。
- 生成AIを使うには、基礎をしっかりと理解していることが重要です。
質問パート
- 新しい技術やツールが出たとき、どのように取り入れているかという質問に対しては、新しいツールや概念を徹底的に使いこなすという回答がありました。
- 若者へのアドバイスとしては、基礎力が重要であり、優秀なエンジニアが何をしているかを観察すること、そしてコードを書く量が減ったので、人間関係の割合を増やすことが挙げられました。
- エンジニアのキャリアパスのパターンについては、エフェクチュエーションやキャリアドラフトを用いて、逆算ではなく、現在の状況から次に進むことを考えるという意見がありました。選択肢が多いほど良く、目の前のことを地道にやることが大切です。
これからのエンジニアに必要な生存戦略
エンジニアの仕事
- エンジニアリングを用いて、様々な課題を解決することが求められます。
- 課題発見から課題解決へのプロセスが重要で、テクノロジーの進化により、課題発見の重要性が増しています。
- 常識的な問題発見はAIの得意分野であり、一方で、非常識なやり方をとる人のニーズが増えています(例:アクセスカウンタを実装する際に、データベースではなく、テキストファイルを使う)。
採用
- 事業開発における0から1へのフェーズでは、既存のものをどのように組み合わせるかが重要です。
- 事業開発における1から10へのフェーズでは、大規模サービスの知識(例:トラフィックなど)が求められます。
良い人材
- 今やらなくても良いものをどれだけ前に投げられるか、そして今重要なものと今重要でないものを判断する能力が求められます。
- 社会で活躍する人材の共通点としては、二十年前はコミュニケーション力がなくても技術があれば良かったが、今は人当たりが良い人しか採用されないという傾向があります。また、やりたいことの明確化や相手目線に立つことが重要とされています。
質問パート
- 言語化能力を磨くためには、SNSやブログを活用し、どのような言葉遣いをすれば認識が合うかを模索すると良いです。
- 最新技術に取り組む際の判断軸としては、波に乗る、つまり上昇トレンドに乗ることが重要です。
- 新しいことにチャレンジする時にフィードバックを多くもらうためには、周りに応援してくれる人を多く集め、積極的に発信することが有効です。また、同じようなことをやっている人の近くに行くことも推奨されています。
Discussion