Zennでバッジを贈りまくっていたらZenn User Groupクローズドイベントに招待された件
こんにちは、星影(@unsoluble_sugar)です。
Zennを運営するクラスメソッドさんの本社にお呼ばれされ、「Zenn User Group」のクローズドイベントに参加してきました。
Zenn User Group is 何?
(そのうちZenn運営から正式なお知らせが出ると思いますので、詳細説明はお任せします)
端的に言えば「Zennで記事を書いている著者や読者、Publicationの担当者の方々との交流を目的としたコミュニティ活動を始めるよ」「そのコミュニティ名称だよ」といった感じのやつです。
クラスメソッドさんとして、これから定期的にZennのコミュニティイベントを開催し、Zennの機能案や今後の運営施策について、積極的に意見交換できる場を設け「ユーザーとのコミュニケーションをもっと深めていきたい」と考えているそうです。
ご存じない方もいらっしゃると思いますが、現在Zennユーザーが運営に対して要望や質問などを投稿できる場として「zenn-community」というGitHubリポジトリが存在しています。
こちらでは主にZennの機能要望に関するディスカッションが行われており、Zenn運営とユーザーのコミュニケーションハブとして一定機能しています。しかしながら、現状を見るとそれほど多くのZennユーザーが参加している状態ではないことが伺えます。
実際に記事を書いている方や読者、Publicationを利用している組織の方との接点を増やし、より大局的な観点からZennの運営方針を模索したいという趣旨で、今回新たに「Zenn User Group」コミュニティの立ち上げを企画されたとのこと。
技術情報共有コミュニティ運営の難しさ
今年の8月に「Zennの収益施策について」というお知らせが出されました。Zenn初期ユーザーとして、またプロダクト開発者・事業経営者として大変共感した文章が書かれていたため、ここでご紹介させていただきます。
Zennは技術者のための情報共有コミュニティです。皆さまの記事がZennを形作っています。このため、広告的な収益施策を行うことは、記事を書いてくださっている皆さまの労力を、単に利用することだと思われるかもしれません。一方、運営チームではクラスメソッドの複数の社員が日々、開発やメンテナンスのために稼働しています。Zennの世界観を支え続けるためには、少しずつ収益を増やし、単体の事業として自走できるようになりたいと考えています。
技術者のための場を作りたいという想いから、著者に金銭的な対価を届けられる機能や、広告のない簡素なデザインを備えたZennが生まれ、これまでにない情報共有コミュニティとして受け入れていただくことができました。次は、「Zennらしさを失わず、なおかつビジネスとしても成り立っている、新しいZenn」を実現させることが、運営チームにとってのゴールです。変化があっても引き続き技術者の皆さまから気に入っていただけるよう、世の中になかったような、Zennらしい完成図を描いています。
https://info.zenn.dev/2024-08-22-zenn-business-policy
今回のクローズドイベントでも、記事を投稿・閲覧するユーザー、Publicationを活用する企業・組織の立場など複数の観点から、普段感じている困り事や「こんな機能や施策があると嬉しいよね」といった様々な声が挙がりました。
中でもプラットフォームの収益化の話やユーザーへの見せ方・関係性については、非常に難易度が高い部分だという旨、クラスメソッドさんの方でも特に悩まれているようでした。たとえば「イベント開催時のスポンサー企業のバナーをどういう形で見せるべきか」「企業色を前面に出し過ぎるとちょっと嫌だよね」「エンジニア職以外の投稿が増えるとユーザーが離れてしまう懸念もあるのではないか」etc...
まさにこういった運営の悩みを「Zenn User Group」を通し、ユーザーとディスカッションを重ねながら作り上げていくことで、愛され続けるプラットフォームが構築されていくのではないかなぁ、と強く感じた次第です。
クローズドイベントの所感
10数名という、ごく少人数のユーザー交流会でしたが、Zennに対する熱量が非常に高い方が集っており終始楽しいイベントでした。
「なるほど、そういう視点もあるんですね」「この使い方良いですね~!」「うちの会社ではこういう形で制度に組み込んでまして」みたいな会話で大いに盛り上がりました。
皆さん名のある企業所属の方だったり、頻繁にトレンド入りしている記事を書かれている方もいらっしゃいました。そんな中で「なんでワイ呼ばれたんやろ」と不思議に思っていたのですが、よくZennを利用しているユーザーをピックアップする観点を見ていく中で「えっ、こわ…何かやたらバッジ贈りまくってる人がいるんだけど。一体何が目的なん…??」という部分が引っかかり、招集されたっぽいです。
僕はリリース初期から「Zennはいいぞ」的な記事を書いていたので、そのあたりを見ていただきお呼ばれされたものと推察していたのですが…全然違いましたね(笑)
僕の中では「いいね」の上位互換として、チップ感覚で良さげに感じた記事にバッジを贈っていただけなのですが、そもそもバッジ機能を利用されているユーザーさんがあまり多くないみたいです。著者のモチベーション維持・向上するためのエコシステムとして、個人的に好きな機能なので「みんなもっと使えば良いのになぁ」と思っています。
「この機能がうまくワークするような仕組みができると、ユーザー間の交流がもっと活発になるかもしれませんね~」みたいな話もチラッとしたので、そのうち何らかの施策導入があるかもです(しらんけど)。
ここまでカジュアルでフラットな会話を、運営さんを交えてユーザー同士で話し合える場はいままでなかったため、この手の取り組みはぜひ推進いただきたいですね。
Zennはいいぞ
改めまして、Zenn運営チームの皆さま、本イベントのご招待ありがとうございました!
Zennの存在のおかげで、これまで知らなかった情報を得られたり、困りごとを解決できた経験は多々あります。少しでも自分が貢献できるものがあれば嬉しく思っておりますので、機会があればぜひまたご協力させてください。Zennに対して熱い思いを持っているユーザーは沢山います。この素晴らしい技術情報共有コミュニティがもっと盛り上がることを期待しています!
最後に、イベント会場入口に居た可愛いLOVOT(ぴーたん)の画像を添えて、本記事を締めさせていただきます。
Zenn User Groupは、年明けあたりから本格始動予定。今後の動きに要注目です。
現場からは以上です。
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