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RaspberryPi+ SSDにUbuntuインストール

2020/11/23に公開

はじめに

VMWare、VirtualBox を使うと簡単に GUI 付き Linux 環境を構築できますが、パフォーマンスがいまいちのため、インストール&削除を繰り返してきました。

メモリ 8GB の Raspberry Pi(モデル 4B) 発表、デスクトップ版 Ubuntu が Raspberry Pi をサポートするようになりました。メモリが 8GB あれば実用に耐えそうなので、Raspberry Pi にデスクトップ版 Ubuntu をインストールしてみました。さらに、Micro SD カード以外からブート可能になったため、USB(SSD)へのインストールも可能になりました。

セットアップ手順

セットアップは、Ubuntu の公式チュートリアルに沿って行います。

How to install Ubuntu Desktop on Raspberry Pi 4 | Ubuntu

日本語の Raspberry Pi セットアップ関連記事も多く存在しますが、古い記事は前提条件が異なる場合もあるので、できるだけ最新記事にしたがってセットアップした方が無難です。

Overview

セットアップには以下のものが必要です。

  • A microSD card (4GB minimum, 8GB recommended)

OS を MicrosSD 以外(例:SSD)にインストールする場合は、大きいサイズでなくても大丈夫です。

  • A computer with a microSD card drive

microSD card drive 付きの PC(Windows 10, Macos...)。

ドライブがない場合にはカードリーダーで OK。

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  • A Raspberry Pi 4

用途によるが、メモリ 8GB がおすすめ。

  • A micro USB-C power cable

Raspberry Pi モデル 4B は、消費電力が大きいので必要です。
私はケースと一緒に購入しました。

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  • A monitor with an HDMI interface

    HDMI の端子付きモニタであれば OK

− A micro HDMI cable

Raspberry Pi 側の HDMI 端子は、タイプ C なので要注意です。

  • A USB keyboard

安いキーボード、マウスセット(無線)を購入しました。
OS の初期セットアップで使うので無難なものが良いと思います。

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Prepare the SD Card

Raspberry Pi Imager が便利です。SD カードに書き込む OS を選択できます。

Raspberry Pi Imager の使い方の記事はたくさんありますのでわかりやすいものを検索してください。

Raspberry Pi に公式のイメージ書き込みツール「Raspberry Pi Imager」がリリースされてセットアップが超便利に #RaspberryPi | Developers.IO

Boot your Desktop

前のステップで作成した Micro SD カードを Raspberry Pi に接続して電源を入れると OS のセットアップ画面が表示されます。Ubuntu の一般的なセットアップなので分かりやすい記事を選択してください。

第 624 回  Raspberry Pi 4 にデスクトップ版 Ubuntu をインストール:Ubuntu Weekly Recipe | gihyo.jp … 技術評論社

(optional) USB Boot

ここがこの記事のメインです。以下のステップで行います。

  • USB に OS イメージを書き込みます
  • Raspberry Pi を USB ブート可能にします

USB に OS イメージを書き込みます

Raspberry Pi Imager を使って OS イメージを書き込みます。
私は、古い SSD(256GB)に書き込みました。

Raspberry Pi を USB ブート可能にします

Raspberry Pi で操作が必要です。

Raspberry Pi の EEPROM を最新にします。

※)私が購入したものは最新でした。

sudo apt install rpi-eeprom

bootloader の設定をファイル保存します。

sudo vcgencmd bootloader_config > bootconf.txt

BOOT_ORDER オプションを 0xf41 に変更します。
Micro SD、USB マスストレージの順に起動を試みみるようになります。

コマンドでも実行できますが、最初はファイルを編集するのが良いと思います。

BOOT_ORDER の設定を間違えると再度 Raspberry Pi のセットアップから実行することになるので正しい値が設定されているか確認してください。

sed -i -e '/^BOOT_ORDER=/ s/=.*$/=0xf41/' bootconf.txt

EEPROM 設定ファイルを作成します。

rpi-eeprom-config --out pieeprom-new.bin --config bootconf.txt /lib/firmware/raspberrypi/bootloader/critical/pieeprom-2020-09-03.bin

EEPROM をアップデートします。

sudo rpi-eeprom-update -d -f ./pieeprom-new.bin

再起動します。

sudo reboot
  • Micro SD カードを抜いていない場合には今までどおり Micro SD から起動します。
  • 起動を確認後、再度シャットダウンします。
  • Micro SD カードを抜き、前のステップで作成した SSD を接続して、再起動します。

無事起動すれば、再度 Ubuntu のセットアップ画面になります。

Micro SD カードはバックアップ用の OS になりますので保存しておくと良いと思います。

Ubuntu を実際に使おうと思ったら、以下の連載を参照すると良いと思います。

Ubuntu Weekly Recipe:連載| gihyo.jp … 技術評論社

Happy Ubuntu life!

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