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EV車に関する質問に答えながら個人的見解を語る

2022/07/24に公開約5,300字

こんにちは。 UNILORNです。
前回の記事でも紹介しましたが、 Tesla Model3というバッテリ駆動の電気自動車に乗っています。

https://zenn.dev/unilorn/articles/977af33444d879

昨今の電気自動車移行などのニュースにより、話題になっていることから電気自動車に関する質問を多く頂いています。
その中でよくある質問をピックアップして個人的見解を語っていこうかと思います。

私はTesla Model3 LRしか乗ったことがありませんので、基本的にTeslaの話となります。他の電気自動車とは環境が異なる場合があります。

充電周り

Q. 満充電までどのくらい時間かかるのですか?

A. 大体50分くらいです。 満充電はレアケースなので普段は30分くらいで済みます

ガソリン車の感覚だと、基本的に満タンにしたくなる気持ちが出てきます。私も以前はトヨタ アクアに乗っていましたが、レギュラー満タンで毎度入れていました。

電気自動車の場合、前提の環境によって充電に関する体感が大きく変わります。

  • 家充電の場合
  • Tesla Superchargerをメインで利用する場合
  • 急速充電器をメインで利用する場合

家充電の場合

https://shop.tesla.com/ja_jp/product/wall-connector

自宅に帰ってきて充電器を接続します。
バッテリの劣化を防ぐため、90%程度まで充電された状態(アプリ等で充電量を変更出来ます)で明日を迎えます。

Tesla Model3 LR 2019年モデルの場合は、90%で約400km程度走行できますので、近場を利用する場合は充電時間は実質0分となります。

Tesla Superchargerをメインで利用する場合

自宅に充電器があったとしても遠出をする場合に利用します。

Supercharger V3(最大出力250kW)だと、バッテリ残量 10% -> 80% でおおよそ30分かかります。

まだまだ設置台数が少ないため、近場にない場合はメインで利用出来ないかと思います。急速充電器でも説明しますがこのSuperchargerが無ければTesla Model3を購入していませんでした。 そのくらい素晴らしい充電器です。

  • 10% ~ 20%まで減ると、 80%程度まで充電

というサイクルを繰り返して充電し、一回の充電で800円程度です。
もちろん、充電器まで走行しなければならず、充電中は充電器付近のスーパーやコンビニ、或いは社内でYoutubeやNetflixなどで時間を潰す必要があります。

普段から自宅でYoutubeなどを見ている方はストレスを感じない程度だと思います。

急速充電器をメインで利用する場合

https://www.shindengen.co.jp/products/eco_energy/ev_quick/

新電元工業様のサイトを引用させて頂いていますが、様々なメーカがEV急速充電器を設置されています。

https://evsmart.net/mapSearch/

EV Smart様のようなサイトで設置されている充電器の場所を検索できますが、ガソリンスタンドよりも遙かに多いような気がします。そのくらい普及率は高いです。

一方、日本で普及している急速充電器の多くは 50kW程度 の物が多く、種類によりますが30分や20分制限 かつ、1台しか充電出来ない所が多いため、順番待ちが発生する可能性が極めて高いです。

50kW充電器で順番待ちが発生しなかったとしても満充電まで90分かかります。
90分間充電器を独占できることはそうそうありませんので、交代時間含めると少なくとも2時間程度かかります。

Superchargerと同等レベルの充電量を充電するとしても、 70分程度かかり、 充電時間が苦痛になるレベルですね。

今回は50kW充電器でしたが、90kWの充電器も出ているようなので今後充電インフラが整ってくることを期待したいところです。

Q. 充電料金はいくらですか? 安いの?

A. 東京 -> 大阪 で1600円程度でした

計算方法は色々ありますが、1回の充電で800円と仮定した場合充電が無い状態から2回の充電で移動が出来るので 800円 * 2回 で約1600円となります。

  • 東京始点: 10% - 80%: 800円
  • 浜松SA: 10% - 80%: 800円
  • 豊中SC: 10% - 80%: 800円

ちゃんと計算はしていませんが、天気や温度、路面状況や渋滞度合いなどで電費が変わってくるのでおおよその金額で良いかなと思っています。

真夏と真冬両方で関西と関東往復をしましたが、基本的に浜松SAまで到着出来るレベルでしたので、金額面では大きく変わらないと思います。

少々ややこしいですが、、現時点でSuperchargerは時間課金でバッテリ残量が減っているほど速度が速くなり、バッテリ残量が回復していくにつれて速度が低下するような仕様なので 10% -> 80%まで充電するのと 20% -> 80% まで充電する時の金額の差がそこまで大きく変わりません。 逆に充電速度が遅くなる70%や80%の時間を減らす事で大きく金額が低下します。もっと費用を抑えるのであれば、 10% -> 50%,60% 程度で留めるとかなり料金が安くなります。
Superchargerがまだ多く普及していないため80%まで充電していますが、今後中間地点で増えていけばより安く到着出来るかもしれませんね。(時間課金自体おかしい気はしますが...)

トヨタ アクアと比較してみましょう

ぶっちゃけEVっておすすめ? というQAの伏線ですが、トヨタのアクアがどのくらい優れたHV車なのかをココで比較してみましょう。

https://toyota.jp/aqua/

WLTCモードで 35.8km/L ですね。

東京 - 大阪は約500kmです。 計算すると 13.96Lのレギュラーガソリンが必要になります。

最近のガソリン価格は高騰していますが、比較的安めの 160円/L で計算すると

東京 - 大阪間で 2236円

となります。

比較すると、 Tesla Model3の約1.4倍の走行費用がかかっていることになりますね。

にしても、アクアは安いですね。 その他維持費を考慮すると圧倒的にアクアで良い気がします。

走り性能

Q. EVってあまり力が無い(馬力がない)と聞きましたが...

A. ジェットコースターみたいな加速をします。最高速度は3000cc以上のガソリン車より劣りますが、240km/hは日本では使いませんので問題無いです。

結構勘違いされている部分ですが、モーターによるトルクはガソリンエンジンよりも遙かに高いです。
こればっかりは乗ってもらって体感した方が良いのでココではあまり追求しません。

その他

Q. ぶっちゃけEVオススメですか?

A. EV特性が高い環境を持っている方以外は今の日本ではオススメしません。特にコンパクトカーレベルのガソリン車と同等のコスパを重視する方はHV車の方がいいです。

走行性能や、新しいもの好きな方にはとことんオススメです。
また、初期費用をある程度かけられる方や、自宅充電が可能な方など、、EV特性が高い環境を持っている方はオススメとなります。

ですが、トヨタアクアやプリウスなどのガソリン車の中でも特にコスパが高い車両と比較されるような環境の場合はオススメしません。

  • 安くなる物
    • 税金
    • 補助金
    • ガソリンと比較した充電料金価格
    • 車検料金
  • 高くなる物
    • 車両価格
    • 修理費用
    • タイヤなどの消耗品

ぱっと見でEVにすると安くなる物が多いですが、今発売されているEV車で先ほどのトヨタアクアのような200万円前後で購入できる車はないかと思います。
あったとしても、走行距離が少なすぎたりと実用性に欠けるので比較対象に入れていません。

個人的見解ですが...

そもそもトヨタアクアの車両性能とTesla Model3の車両性能を比較すること自体間違っていると感じますが、日本国内において普段利用する程度であれば加速性能やハンドリングなんかはどうでも良く、逆に最小回転半径や荷物がどれだけ載るかの方が重要だったりしますよね。

そういった普段利用のコスパを考えた場合は、充電インフラが整っていない現在の日本だと充電時間と車両価格を見たときにHV車に勝てないと思います。

逆に、デパートなどで駐車したときに勝手に急速充電されるような環境になれば、充電時間はほぼ0分になるので、日本全体でそういった環境になるまでは今のガソリン車の使い勝手には負けると思います。

EV車をオススメ出来る状態は?

では、EV車をオススメ出来るようになるにはどうなると良いか。

  • 充電待ち状態が一切発生しない
    • デパートなどの駐車スペースに必ずの急速充電器が設置されるなど充電時間を感じさせないレベルになる
  • 車両価格が200万円台になる
  • 充電速度の向上
    • 15分くらいで80%まで回復すればいいですね
  • 航続距離の向上
    • 今のガソリン車は800kmくらい走るのですかね...?(詳しくはしらないですが...) Tesla Model3ではせいぜい450キロなのでもう少し伸ばして欲しい気持ちはあります

上記の状態になって初めて現在のHV車と肩を並べられるようになるかと思います。そのくらいHV車やクリーンディーゼル車の性能が高いのと、インフラに大きく左右されないのです。 航続距離が長ければさほどガソリンスタンドの数が少なくとも問題ありませんが、現状のEVはインフラが命なのでインフラが整備されないことにはオススメ出来ない気がします。

諸外国では、ほとんどクリアしてる所もあるようです。 充電インフラが整ってないし、車本体の充電性能やバッテリ劣化などもあまりいい評判を聞かないので、もっと頑張って欲しいなと感じます。

さいごに

EVとなるとSDGs、カーボンニュートラル系の話が出てきますが、正直そこは車両メーカと投資家が意識する部分なので EVという車本体が一利用者にとってどういったメリットがあるかという観点で個人的見解を語りました。

何も考えずに車を移動手段として利用したい状態を考えると、まだまだガソリン車及びHV車は日本国内においてシェア率が高いのにも納得がいきます。そこに至るまでEVに対して環境が整っていないので、整っていない環境下でも許容できる方はEVでもストレスなく過ごせるのだと感じました。

Teslaの魅力的な物は語り尽くせないくらいありますので、またそういった記事も評判が良ければ書いていこうかなと思います。


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