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AWS 認定資格12冠したので振り返る

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はじめに

11月末に AWS 認定資格(ベータ版の Generative AI Developer - Professional は除く)の全取得を達成しました。
AWS 認定資格を本気で取り始めてから、およそ1年かけてのチャレンジだったので、今回は感想や勉強法をまとめたいと思います。

試験結果

各試験の結果と個人的な難易度をまとめます。

日付 試験名 スコア 合否 個人的難易度
2024/01/20 AWS Certified Cloud Practitioner 838 合格
2024/08/29 AWS Certified Solutions Architect - Associate 882 合格 ★★
2024/09/25 AWS Certified SysOps Administrator - Associate 800 合格 ★★★
2024/09/25 AWS Certified Developer - Associate 911 合格 ★★
2024/12/24 AWS Certified Solutions Architect - Professional 861 合格 ★★★★
2025/01/28 AWS Certified AI Practitioner 863 合格
2025/02/27 AWS Certified DevOps Engineer - Professional 904 合格 ★★★★★
2025/08/29 AWS Certified Security - Specialty 906 合格 ★★★
2025/09/25 AWS Certified Advanced Networking - Specialty 888 合格 ★★★★★
2025/10/27 AWS Certified Data Engineer - Associate 805 合格 ★★★
2025/11/04 AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate 878 合格 ★★★
2025/11/29 AWS Certified Machine Learning - Specialty 890 合格 ★★★★★

前提として、Cloud Practitinar を取るまで、AWS の経験はほんの少ししかありませんでした。
ちょうど、会社として既存システムを AWS へマイグレーションしていくタイミングで、AWS の知識を本格的に身に付けていく必要があると思ったのがきっかけです。
最初は全部取るつもりはありませんでしたが、Solutions Architect - Professional を受けたあたりから、どうせなら全冠してみようと思いはじめました。
そして先月、全て1発合格、オール800点越えという成績で達成することができました!

参考までに、取得した12種の中で特に難しかった3つについて、率直な感想を書きます。

  • DevOps Engineer - Professional
    問題が長くてややこしく、ほぼ読解力との勝負でした笑
    出題としては、Code シリーズやデプロイ戦略が多かった傾向。
    選択肢が紛らわしすぎて、自分的にどう考えても正解に辿り着けない問題があったりしたので、難易度5としています。

  • Advanced Networking - Specialty
    ネットワークの専門的な知識を問われる問題(ルーティングプロトコルなど)が多く、ネットワークスペシャリストを取得している僕でも難しく感じました。
    出題としては、Transit Gateway や Route53 が多かった傾向。
    TCP/IP 周りが理解できていないとかなり苦戦すると思います。

  • Machine Learning - Specialty
    圧倒的暗記との戦いでした。機械学習アルゴリズムとそのチューニング方法について、ひらすら覚えていく必要があります。
    出題としては、半分くらいは SageMaker だったと思います。
    似たような名前のアルゴリズムだったり、似たようなユースケースに利用するアルゴリズムに対して、その違いを理解するのにかなり労力を使いました。正直もう受けたくないですね(来年には無くなるからいいけど)。

勉強方法

基本的に、Youtube の AWS Blackbelt オンラインセミナーをひたすら視聴して、サービスに関する細かい知識を身につけました。
また初期の頃は、体系的な知識を身につけるために、AWS 系の技術書も何冊か読みました。
個人的には、「AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書」という本が各主要サービスについてわかりやすく書かれているのでおすすめです。
試験前は、有料の Web 問題集を購入して、問題演習を行いました。
まず全ての問題を1周し、間違えた問題と正解したが完全に理解できていない問題に印をつけて、その問題を重点的に復習するようにしました。

オンライン VS オフライン

AWS 認定資格では、自宅などで受験できるオンライン受験と、指定のテストセンターに行って受験するオフライン受験が選べます。
オンライン受験は1度だけ行いましたが、テストが開始するまでに、部屋の中を撮影したり、身分証を送信したりで、かなり面倒でした。
当日うまく接続できないということも考えられるため、個人的にはそのようなストレスが全くないオフライン受験の方が集中して受けることができました。
ただ、地方のテストセンターは、開催日が少ない & テストセンターの数が少なく、すぐ埋まってしまうことが多いので、できるだけ早めに予約することをお勧めします。

12冠してみて

実務で触れたことのない AWS サービスの概要がわかるようになったので、アーキテクチャーを考えるときに選択肢が増えているなと感じます。
また、試験問題は実際のユースケースを元に考えさせる出題が多かったので、こういう状況だったらこういう組み合わせを使うべき、のような AWS のベストプラクティスに従った設計がすぐに浮かんでくるようになったような気がします。
とはいえ、自分の担当していない技術領域や規模で利用するようなサービスは、実務ではほとんど役に立つことはなく、おそらく使う頃には忘れてしまっているので、自分が必要だと思う試験に絞って学習するのが、当然ですが一番効率いいと思います笑

さいごに

クラウドという技術は、なんとなく扱うのが難しそうだと考えがちですが、AWS のようなクラウド提供側が利用するにあたっての、原則やフレームワークを準備してくれていることが多く、基本的な判断はそれらを元に行えば、大きく外れることはないと考えています。
ぜひ、クラウドサービスを利用するための基本的な概念をインプットするという意味でも、認定資格をうまく使って、より良いシステムを作るための足掛かりにしてほしいです!

ユニフォームネクスト株式会社

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