社内勉強会を成功させるための5つの工夫
こんな方におすすめ
これから社内勉強会や研修の講師をするが、やり方がわからず不安な方向け。
はじめに
先日初めて社内勉強会の講師を担当する機会がありみんなでゆるーく学び合うというモットーに勉強会を進めました。
今回は、その中で特に効果があったと感じた工夫を5つ紹介します。全ての場面に当てはまるとは限りませんが、あなたが次に勉強会をする際のヒントになるかもしれません。
社内勉強会を成功させるための5つの工夫
1. 勉強会事前アンケートの実施
事前アンケートは、成功する勉強会の土台作りです。参加者が何を期待しているのか、どんなスキルや知識を持っているのかを把握することで、内容や進行の仕方を事前に検討することができます。
質問例:
- 「勉強会で取り扱うテーマに関する業務の経験年数はとれくらいですか?」
- 「今回の勉強会で特に知りたいことは何ですか?」
- 「困っている具体的な業務の課題はありますか?」
これにより、参加者のニーズを掴み、最適な内容に調整することができます。特に、スライドや資料のレベル感を参加者に合わせた適切なレベルにすることは、無駄な説明を避け、時間を有効に使う近道です。
2. ホワイトボードの活用
スライドをただ見せるだけだと、参加者が受け身になりがちです。そこで、ホワイトボードにスライドのスクリーンショットを貼り付けて、参加者に質問やコメントを書き込んでもらう形式に変更しました。これにより、参加者の考えや質問が視覚化され、みんなで意見を共有しながら進行できました。
具体的な手順としては、勉強会の章ごとにホワイトボードを区切り、参加者に付箋機能を使って、空いたスペースに気になることやアイディアを書いてもらうようにしました。これにより、自発的に質問や意見が出る環境が作れましたし、リアルタイムでの 「講師」と「参加者」双方向のやり取りが実現しました。
3. 質問タイムを適度に挟む
勉強会の最後にまとめて質問タイムを取ると、質問が多すぎて時間が足りなかったり、前半の内容が参加者の記憶から薄れてしまうことがあります。そこで、1時間の勉強会の場合10分~20分ごとに質問タイムを設けることを心がけました。1つのトピックが終わるタイミングで「ここまでで何か質問はありますか?」と問いかけると、参加者は質問を投げかけやすくなります。
さらに、小さな質問、基本的な質問も大歓迎という雰囲気を作ることで、初心者でも気軽に質問できる空気が作れました。参加者全員がその場で疑問を解消できることはとても大切です。
4. 失敗談・経験談を交える
単なる理論や知識の説明だけでは、参加者は感情移入しにくいです。そこで、自分自身の失敗談やリアルな経験談を交えることで、参加者の共感を得やすくなります。
ポイントは、失敗を隠さずに、そこから学んだ教訓を率直にシェアすること。これにより、実際の業務に役立つ実践的な知識が身につく場になります。
5. ネタ画像を適度に挟む
スライドや話が長くなると、どうしても参加者の集中力が切れてしまいます。そこで、ユーモアのあるネタ画像をスライドに挟むことで、リラックスした雰囲気を作るのも一つの手です。
ただし、あくまで勉強会の進行を妨げない範囲で、適度なバランスを保つことが大切です。ネタに走りすぎず、参加者が楽しみながら学べる環境作りを心がけると良いと思います。
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