Microsoft Build 2024の新発表10選【GPT-4o / Copilot / Phi】
はじめまして、ますみです!
株式会社Galirage(ガリレージ)という「生成AIに特化して、システム開発・アドバイザリー支援・研修支援をしているIT企業」で、代表をしております^^
この記事では「Microsoft Build 2024」における発表内容を解説します!
私自身、実際に現地のシアトルから聴いていたのですが、感動する発表がいくつかありました😢
1. CopilotにおけるGPT-4oの利用
Copilot上で、GPT-4oが使えるようになります!
(正確には、利用イメージがデモされました!)
発表内では、マインクラフトの例が取り上げられました。
画面内で、どのようなことが起きているかをAIが理解して、どのように剣を作れるかなどを教えてくれたりしました。
ここでは、先日のOpenAIによるGPT-4oのデモのように、音声によるインタラクションがされていました。
2. Azure AIにおけるGPT-4oのGA化
Azure OpenAI Service(AOAI)の中で、GPT-4oが使えるようになることが発表されました!
今までの適応スピードで言うと、かなり早いGA化な印象を私は持ちました。
3. MaaSにおけるモデル追加
MaaS(Models as a Service)とは、モデルを指定して、マネージドサービスとして、API利用を可能とするサービスです。
これまで、CohereやLlama 3などのモデルが利用可能でしたが、今回新しく次のモデルが追加されました。
- Core42 JAIS
- Nixtla TimeGEN-1
- Bria AI
- Gretel
- NTT DATA
- Stability AI
- AI21
- Cohere Rerank
なんと、NTT DATA(おそらくtsuzumi?)が発表されました!
日本人としては、国産LLMがこういったグローバルな場で発表されたのはとても嬉しいですね!
4. Phi-3モデルの発表
次のみ3つのモデルが発表されました!
また、「Phi-3-medium (14B | 128K & 4K)」と「Phi-3-mini (3.8B | 128K & 4K)」というモデルが、MaaSとして、使えるようになりました!
5. Azure AI StudioのGA化
これまでプレビューだったAzure AI Studioが、ついに一般提供が開始されました!!!
また、この発表と合わせて「Azure AI Content Safety」という安全利用のための取り組みも発表されました!
具体的には、次の3つの機能が発表されました。
- Custom categories
- Prompt shields
- Groundedness detection
ここの安全利用のための取り組みは、AWSもGuardrailというサービスでカバーしており、ここのサービスの違いが、Enterprise企業にとっては、重要なキーになります。
6. Real-Time intelligence in MS Fabricの発表
Microsoftは、データ管理サービスとして、かなりMicrosoft Fabricを推している感じがしました。
自分の支援している企業でも、実際に導入している事例もあり、徐々に広がっている感じがします。
そして、このFabricにおいて、リアルタイムに、データ取り込みや通知ができる機能が発表されました。
しかも、内部の処理をノーコードで繋げられるデモも発表されました。
7. GitHub Copilot Extensionsの発表
自社独自の拡張機能を作れる「GitHub Copilot Extensions」が発表されました!!!
これにより、VS Codeのチャット画面で、「@azure」のような形で、自前のエージェントなどを呼び出したりすることができます。
これは、エンジニアにとっては、かなり革新的な新発表と言えるでしょう。
8. GitHub Copilot Azureの発表
Azureリソースへのアクセスすることができる「GitHub Copilot Azure」が発表されました!
これにより、インフラの操作や、AzureについてのQAなどができるようになりました。
9. Microsoft Copilot Connectersの発表
自社のデータなどとCopilotを繋げられるようになる「Microsoft Copilot Connecters」が発表されました!
Microsoftが、本気でCopilotにより、業務を完結させようとしている姿が見えます。
10. Team Copilotの発表
最後に、Team Copilotが発表されました!
これまで、Teams上で、Microsoft Copilot 365による効率化はできました。
しかし、今回の発表は、よりTeamsのネイティブな機能としての発表のように聞こえました。
また、Teams上で使うことができるAgentsも発表されました!
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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