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Microsoft Build 2024の新発表10選【GPT-4o / Copilot / Phi】

2024/05/22に公開

はじめまして、ますみです!

株式会社Galirage(ガリレージ)という「生成AIのシステム開発会社」で、代表をしております^^

自己紹介.png

この記事では「Microsoft Build 2024」における発表内容を解説します!

私自身、実際に現地のシアトルから聴いていたのですが、感動する発表がいくつかありました😢

1. CopilotにおけるGPT-4oの利用

Copilot上で、GPT-4oが使えるようになります!
(正確には、利用イメージがデモされました!)

発表内では、マインクラフトの例が取り上げられました。

画面内で、どのようなことが起きているかをAIが理解して、どのように剣を作れるかなどを教えてくれたりしました。

ここでは、先日のOpenAIによるGPT-4oのデモのように、音声によるインタラクションがされていました。

2. Azure AIにおけるGPT-4oのGA化

Azure OpenAI Service(AOAI)の中で、GPT-4oが使えるようになることが発表されました!

今までの適応スピードで言うと、かなり早いGA化な印象を私は持ちました。

3. MaaSにおけるモデル追加

MaaS(Models as a Service)とは、モデルを指定して、マネージドサービスとして、API利用を可能とするサービスです。

これまで、CohereやLlama 3などのモデルが利用可能でしたが、今回新しく次のモデルが追加されました。

  • Core42 JAIS
  • Nixtla TimeGEN-1
  • Bria AI
  • Gretel
  • NTT DATA
  • Stability AI
  • AI21
  • Cohere Rerank

なんと、NTT DATA(おそらくtsuzumi?)が発表されました!
日本人としては、国産LLMがこういったグローバルな場で発表されたのはとても嬉しいですね!

4. Phi-3モデルの発表

次のみ3つのモデルが発表されました!

  1. Phi-3-vision (4.2B | 128K)
  2. Phi-3-small (7B | 128K & 8K)
  3. Phi-3-medium (14B | 128K & 4K)

また、「Phi-3-medium (14B | 128K & 4K)」と「Phi-3-mini (3.8B | 128K & 4K)」というモデルが、MaaSとして、使えるようになりました!

https://azure.microsoft.com/en-us/blog/new-models-added-to-the-phi-3-family-available-on-microsoft-azure/

5. Azure AI StudioのGA化

これまでプレビューだったAzure AI Studioが、ついに一般提供が開始されました!!!

また、この発表と合わせて「Azure AI Content Safety」という安全利用のための取り組みも発表されました!
具体的には、次の3つの機能が発表されました。

  1. Custom categories
  2. Prompt shields
  3. Groundedness detection

ここの安全利用のための取り組みは、AWSもGuardrailというサービスでカバーしており、ここのサービスの違いが、Enterprise企業にとっては、重要なキーになります。

6. Real-Time intelligence in MS Fabricの発表

Microsoftは、データ管理サービスとして、かなりMicrosoft Fabricを推している感じがしました。
自分の支援している企業でも、実際に導入している事例もあり、徐々に広がっている感じがします。

そして、このFabricにおいて、リアルタイムに、データ取り込みや通知ができる機能が発表されました。

しかも、内部の処理をノーコードで繋げられるデモも発表されました。

7. GitHub Copilot Extensionsの発表

自社独自の拡張機能を作れる「GitHub Copilot Extensions」が発表されました!!!
これにより、VS Codeのチャット画面で、「@azure」のような形で、自前のエージェントなどを呼び出したりすることができます。

これは、エンジニアにとっては、かなり革新的な新発表と言えるでしょう。

8. GitHub Copilot Azureの発表

Azureリソースへのアクセスすることができる「GitHub Copilot Azure」が発表されました!
これにより、インフラの操作や、AzureについてのQAなどができるようになりました。

9. Microsoft Copilot Connectersの発表

自社のデータなどとCopilotを繋げられるようになる「Microsoft Copilot Connecters」が発表されました!

Microsoftが、本気でCopilotにより、業務を完結させようとしている姿が見えます。

10. Team Copilotの発表

最後に、Team Copilotが発表されました!
これまで、Teams上で、Microsoft Copilot 365による効率化はできました。

しかし、今回の発表は、よりTeamsのネイティブな機能としての発表のように聞こえました。

また、Teams上で使うことができるAgentsも発表されました!

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この記事を通して、少しでもあなたの学びに役立てば幸いです!

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https://www.youtube.com/watch?v=2bnayWpTpW8

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