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GitHub Universe 2024【GitHub Copilotの大型アップデート | 現地レポート】

2024/10/30に公開

はじめまして、ますみです!

株式会社Galirage(ガリレージ)という「生成AIに特化して、システム開発・アドバイザリー支援・研修支援をしているIT企業」で、代表をしております^^

自己紹介.png

本日は、GitHub Universe 2024の現地レポートをお届けします^^

今年は、アメリカのサンフランシスコで開催されました!

弊社Galirageは、「AIネイティブな人材を育てるための研修」や「オンプレミス上でのGitHub Copilotと同等の機能を開発する支援」などを行っています。

そのため、Galirageにとってはとても重要なイベントであり、私と取締役CTOの髙岡さんと2人で現地に参加してきました!

イントロダクション

ついに10回目のGitHub Universeが開催されました!

まず最初に、AIコーディング時代を2つのフェーズで示されました。

Phase 1では、次のように3つの要素があると話しました。

  1. AI-infused
  2. Conversational coding
  3. Multi-model functionality

そして、Phase 2では、次のように3つの要素があると話しました。

  1. AI-native
  2. AI agents
  3. Multi-model choice

最新発表

1. OpenAI o1-preview & o1-mimiの利用開始

まず、OpenAI o1-previewとo1-mimiが利用開始がされました。
これにより、一層論理的なコードが書けるようになりました。

私の感覚として、o1は、時間がかかるものの、プログラマーが脳内で処理しているロジック構築に近いものができると感じているため、ものすごい画期的なアップデートです。

2. Cluade 3.5 Sonnet by Anthropicの利用開始

さらに、Anthropicとのパートナーシップの提携が発表されて、Claude 3.5 Sonnetが利用できるようになりました。

私の主観ではありますが、ChatGPTのモデルよりもClaudeの方がコーディングにおいては優れていると経験則で感じているため、このアップデートも非常に嬉しいニュースです。

そして、Jared KaplanさんというAnthropic社のCo-founder and Chief Scientistが登壇されました。

3. Gemini 1.5-Proの利用開始

さらに、ここまでの話にとどまらず、なんとGeminiへの対応もしました!

これらの発表を総じて、Multi-model Copilotというフレーズでまとめられました。

4. Multiple fileへの対応

次に発表されたアップデートとして、Multiple fileへの対応がありました。

これまで、GitHub Copilotは、単一のファイルに対してのみコードを生成していましたが、今回のアップデートにより、複数のファイルに対してもコードを生成できるようになりました。

たとえば、新しいチャートを作成した時に、プロダクトションコードを修正だけでなく、単体テストのテストファイルの作成までまとめてできるようになりました。

こちらは、GitHub社のCassidy Williamsさんが登壇されました。


GitHub Universe 2024 - Day 1 Tuesday, Oct 29より引用

この他にも、GitHub Copilot上の拡張機能であるGitHub Copilot Extenstionsの拡張も併せて発表されました。

5. XCodeへの対応

次に発表されたアップデートとして、XCodeへの対応がありました。

これまで、GitHub Copilotは、Visual Studio Codeを中心とする限定的なツールでしか利用できませんでしたが、今回のアップデートにより、XCodeでも利用できるようになりました。

6. GitHub Modelsの追加

まず、2024年の夏に「GitHub Models」というツールをリリースされました。

そして、今回、対応モデルが拡張されました。

これにより、より広範なモデルを選択できるようになりました。

7. Copilot Workspaceの新機能

Copilot Workspaceの新機能がいくつも発表されました!

まずは、Brainstormという機能のデモがさレました。

GitHub Copilot WorkspaceにおけるAgentは、次のような構成で実行されます。

  1. Brainstorm / ブレインストーミング
  2. Spec / 要件定義
  3. Plan / 計画
  4. Implement / 実装
  5. Build & Repair / ビルドと修復

この発表では、GitHub社のKaran MVさんが登壇されました。

そして、具体的に発表された機能は下記のとおりです。

  • Brainstorm agnet
  • VS Code extension
  • Pull request review
  • Custom instructions
  • Commands
  • Build & repair agent
  • Multi-model

8. GitHub Sparkの発表

最後に、驚きの発表がされました。。。GitHub Sparkです!!!

GitHub Sparkとは、「自然言語でアプリケーションを作成できるツール」です。

イメージとしては、v0のようなツールになります。

実際のデモでは、アヒルとカバのマルバツゲーム(Tic Tac Toe: Ducks vs Hippos)を作成するというものでした。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この記事を通して、少しでもあなたの学びに役立てば幸いです!

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参考文献

https://www.youtube.com/watch?v=5ov2NYBdGSw

https://githubuniverse.com/

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