VirtualBoxの共有フォルダ知識まとめ
はじめまして、ますみです!
株式会社Galirage(ガリレージ)という「生成AIに特化して、システム開発・アドバイザリー支援・研修支援をしているIT企業」で、代表をしております^^
先日、Lin4NeuroというMRI解析のための環境を構築する際に、共有フォルダについての複数のバグに遭遇しました。
そこで、この記事では、「VirtualBoxにおける共有フォルダに関する知識をまとめたい」と思います。
VirtualBoxとは?
皆さん、VirtualBox(バーチャルボックス)をご存知でしょうか?
VirtualBoxは「他のOSで仮想環境を作ることのできる仮想化ソフト」です。
UbuntuやCentOSなどの環境でどうしても動かしたいプログラムなどがある際に大変便利です。
1. 共有フォルダの作成方法
まず共有フォルダの作成方法について説明します。
以下のように共有したいフォルダ名を指定して作成から起動までを行いましょう。
2. 共有フォルダのディレクトリ
設定が完了すると、ゲスト側(VirtualBox内)の/media/
のディレクトリに共有フォルダが自動でマウントされるかと思います。この際、フォルダ名は、share
というフォルダで設定をした場合は、/media/sf_share
という風にprefixが付与されると思います。
3. 権限エラーへの対処法
マウントには成功しているけど、共有フォルダにアクセスできない時があります(virtualbox shared folder permission denied
)。このような場合、直し方は次の通りです。
- ゲスト側(VirtualBox内)のコマンドツールを開き、以下のようなコマンドを実行しましょう。この時、求められるパスワードは、VirtualBox内でのパスワードです。
sudo adduser $USER vboxsf
- 立ち上げている仮想環境の再起動をしましょう。
Kernel driver not installed (rc=-1908)
に対する対処法
おまけ:VirtualBoxのインストールの際にmacOSの方々に以下のようなエラーが表示されることがあります。
Kernel driver not installed (rc=-1908)
Make sure the kernel module has been loaded successfully.
where: suplibOSInit what:3
VERR_VM_DRIVER_NOT_INSTALLED (-1908)
- The support driver is not installed. On linux, open returned ENOENT.
この時は、権限エラーの問題なため、macOSの設定(System Preferences)のセキュリティとプライバシー(Security & Privacy)からVirtualBoxへの権限許可をして、再起動をしましょう。権限許可のみ行い、再起動を後回しにした場合もこのエラーが発生します。
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
この記事を通して、少しでもあなたの学びに役立てば幸いです!
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