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DenoのCLIには、生産性を向上する上で便利な機能がいくつか含まれています。
この章ではそれらの機能の使い方について解説します。
deno lsp
Deno CLIにはLSPサーバが組み込まれており、deno lsp
コマンドで起動することができます。
LSPをサポートするIDEやテキストエディタなどと併用することで、自動補完や定義元へのジャンプなどの様々な機能がサポートされます。
deno lsp
を使用した開発環境のセットアップ方法についてはIDE/エディタをセットアップしようを参照ください。
--watch
オプション
Denoにはファイルの変更監視機能が搭載されています。
例えば、以下のように--watch
オプションを付与してcli.ts
を実行します。
$ deno run -A --watch cli.ts
こうすると、エントリポイントであるcli.ts
及びそこから再帰的にimport
されているいずれかのファイルが変更されると、cli.ts
が再起動されます。
--watch
オプションを活用することで、何度もdeno run
コマンドを実行する必要がなくなるため、生産性の向上が期待できます。
ポイント
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deno lsp
によりエディタやIDEでの開発支援を受けることができます。 -
--watch
オプションを使用すると、denoコマンドを何度も実行する手間が省けます。