Chapter 13

Deno CLIの機能を活用して生産性を向上しよう

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2021.05.04に更新

DenoのCLIには、生産性を向上する上で便利な機能がいくつか含まれています。

この章ではそれらの機能の使い方について解説します。

deno lsp

Deno CLIにはLSPサーバが組み込まれており、deno lspコマンドで起動することができます。

LSPをサポートするIDEやテキストエディタなどと併用することで、自動補完や定義元へのジャンプなどの様々な機能がサポートされます。

deno lspを使用した開発環境のセットアップ方法についてはIDE/エディタをセットアップしようを参照ください。

--watchオプション[1]

Denoにはファイルの変更監視機能が搭載されています。

例えば、以下のように--watchオプションを付与してcli.tsを実行します。

$ deno run -A --watch --unstable cli.ts

こうすると、エントリポイントであるcli.ts及びそこから再帰的にimportされているいずれかのファイルが変更されると、cli.tsが再起動します。

--watchオプションを活用することで、何度もdeno runコマンドを実行する必要がなくなるため、生産性の向上が期待できます。

--watchオプションは、エントリポイントから依存されていないファイルへの変更は監視されません。

より柔軟にファイルの変更監視を実現したいときは、denonを使用するとよいでしょう。

--no-checkオプション

--no-checkオプションを指定すると、TypeScriptによる型チェックがスキップされるため、スクリプトの起動の高速化が期待されます。

$ deno run --no-check -A ./cli.ts

先述した--watchオプションと併用することも可能で、その場合、さらなる生産性の向上が期待できます。

また、このオプションはdeno testdeno bundleなどでもサポートされています。

便利ではありますが、--no-checkオプションの使用はローカルでの開発時のみに留め、CIなどではしっかり型チェックを行うことを推奨します。

ポイント

  • deno lspによりエディタやIDEでの開発支援を受けることができます。
  • --watchオプションを使用すると、denoコマンドを何度も実行する手間が省けます。
  • --no-checkオプションを使用すると、TypeScriptによる型チェックをスキップできます。
脚注
  1. Deno v1.9.2現在、--unstableオプションを併用する必要があります。 ↩︎