Reactのデータ再取得、タイムスタンプで管理すると宣言的になる話【AI生成】
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皆さんこんにちは。最近、データ再取得の実装パターンについて考えていて、面白い気づきがあったので共有します。
Reactでデータを再取得したいとき、普通はrefetch()
みたいな関数を呼ぶ実装になります。ボタンを押したらサーバーからデータを取り直す、みたいなやつです。でも、これって結構命令的というか、Suspense時代のReactの思想とずれてる気がするんです。
よくある実装の違和感
典型的な実装、こんな感じで書いたことある人多いと思います。
function UserProfile() {
const { data, refetch } = useQuery('/api/user');
return (
<div>
<UserInfo data={data} />
<button onClick={() => refetch()}>更新</button>
</div>
);
}
これ、動くし問題ないです。でも、なんか気持ち悪さがあって。「ボタンを押す → 関数を呼ぶ → データが更新される」という流れが、すごく手続き的なんです。Reactの宣言的なUIという思想からすると、ちょっと違和感があります。
特にSuspenseと組み合わせると、この違和感が際立ちます。Suspenseって、データ取得を宣言的に扱うための仕組みじゃないですか。「このコンポーネントはこのデータが必要」って宣言すれば、あとはReactがよしなにやってくれます。なのに、再取得だけ命令的にrefetch()
を呼ぶのって、なんか一貫性がない気がします。
筆者、前に似たようなこと考えてたプロジェクトがあって(確か社内のだったかな?)、その時はあんまり深く考えずrefetch使っていました。でも今思うと、もっといい方法があったかもしれません。
タイムスタンプで管理する発想
最近気づいたのが、タイムスタンプをstateとして持つというアプローチです。具体的にはこんな感じ。
function UserProfile() {
const [refreshKey, setRefreshKey] = useState(Date.now());
const { data } = useQuery('/api/user', { refreshKey });
return (
<div>
<UserInfo data={data} />
<button onClick={() => setRefreshKey(Date.now())}>更新</button>
</div>
);
}
何が変わったかというと、再取得の「トリガー」を状態として表現しています。ボタンを押すとrefreshKey
が更新されて、それがuseQuery
の依存配列に入ってるから、自動的にデータ取得が走ります。
これ、一見するとただの回りくどいrefetchに見えるかもしれません。でも、考え方として結構違います。**「今のUIのバージョン」**という概念を導入してるんです。
UIのバージョンという考え方
このrefreshKey
、実質的には「今表示してるUIが、どのタイミングのデータを基にしてるか」を表しています。タイムスタンプが古いUIと新しいUIは、別々のバージョンとして扱えます。
// 例えば、refreshKeyを使って「最終更新時刻」を表示できる
function UserProfile() {
const [refreshKey, setRefreshKey] = useState(Date.now());
const { data } = useQuery('/api/user', { refreshKey });
return (
<div>
<UserInfo data={data} />
<p>最終更新: {new Date(refreshKey).toLocaleString()}</p>
<button onClick={() => setRefreshKey(Date.now())}>更新</button>
</div>
);
}
これ、ただのrefetchだと実装が面倒になります。更新時刻を別のstateで持たないといけないし、refetchと同時に更新時刻も更新する必要があります。でもタイムスタンプを使うと、そもそも更新タイミングがstateになってるから、そのまま表示できます。
筆者はこれを「構造的バージョニング」と呼んでいます(勝手に名付けました)。UIの状態を時系列のバージョンとして捉えることで、データ取得が「新しいバージョンのUIに必要なデータを取る」という宣言的な処理になります。
Suspenseとの相性
このパターン、React 18のSuspenseと組み合わせると特に輝きます。
function UserProfile() {
const [refreshKey, setRefreshKey] = useState(Date.now());
return (
<div>
<Suspense fallback={<Loading />}>
<UserData refreshKey={refreshKey} />
</Suspense>
<button onClick={() => setRefreshKey(Date.now())}>更新</button>
</div>
);
}
function UserData({ refreshKey }: { refreshKey: number }) {
// SuspenseをサポートするデータフックAPI (SWRとかReact Queryとか)
const data = useSuspenseQuery('/api/user', { refreshKey });
return <UserInfo data={data} />;
}
ボタンを押すと、refreshKey
が更新されます。それに伴ってUserData
が再レンダリングされて、新しいrefreshKey
でデータ取得が走ります。この間、Suspenseが自動的にローディング状態を表示してくれます。
これ、すごく宣言的じゃないですか。「refreshKeyが変わったから、そのバージョンに対応するデータを取得して、取得中はローディングを表示する」という一連の流れが、Reactの仕組みに乗っかって自然に実現できます。
refetch()
を使う場合、ローディング状態の管理が面倒になります。多くのライブラリはisRefetching
みたいなフラグを提供してるけど、それを手動でローディングUIに繋げないといけません。あ、これバグりそうだな...ローディング中に複数回ボタン押されたらどうなるんだろ。まあ、ライブラリが勝手にハンドリングしてくれるか。
実装例:複数の更新トリガー
このパターンの強みは、複数の更新トリガーを統一的に扱えることです。
function Dashboard() {
const [dataVersion, setDataVersion] = useState(Date.now());
// 定期的な自動更新
useEffect(() => {
const timer = setInterval(() => {
setDataVersion(Date.now());
}, 60000); // 1分ごと
return () => clearInterval(timer);
}, []);
// 手動更新
const handleManualRefresh = () => {
setDataVersion(Date.now());
};
// WebSocketでの更新通知
useWebSocket('ws://api/updates', {
onMessage: (event) => {
if (event.data.type === 'data-changed') {
setDataVersion(Date.now());
}
}
});
return (
<div>
<DataDisplay dataVersion={dataVersion} />
<button onClick={handleManualRefresh}>今すぐ更新</button>
</div>
);
}
タイマー、手動ボタン、WebSocket、どれも同じdataVersion
を更新するだけです。データ取得ロジックはDataDisplay
内に閉じてて、外側は「いつデータを取得するか」だけを制御しています。責任の分離ができて綺麗です。
refetchだとこうはいきません。各トリガーごとにrefetch()
を呼ぶ必要があって、データ取得の実装とトリガーの実装が密結合になります。まあ、関数を変数に入れておけば似たようなことはできるけど、なんかこう、しっくりこないんです。
注意点とか
このパターン、万能じゃありません。いくつか気をつけないといけない点があります。
まず、タイムスタンプが衝突する可能性があります。連打されると同じミリ秒で複数回更新される可能性があります。まあ、実際には問題にならないことが多いけど、厳密にやりたい場合はインクリメンタルなカウンターを使うほうがいいかもしれません。
const [refreshKey, setRefreshKey] = useState(0);
// ...
onClick={() => setRefreshKey(prev => prev + 1)}
これならタイムスタンプの意味はなくなるけど、「バージョン」という概念は残ります。筆者はタイムスタンプ派ですが(最終更新時刻が表示できるから)、カウンターのほうが堅実かもしれません。
あと、データフックライブラリによっては、このパターンをサポートしてないこともあります。ライブラリが依存配列をちゃんと見てくれないと、タイムスタンプを更新してもデータ取得が走りません。SWRとかReact Queryは対応してるけど、自前のhookだと実装が必要です。
そういえば、この前Twitterで似たような話を見た気がします。「状態を時系列で管理する」みたいな話だったかな?うろ覚えだけど。
まとめ
Reactのデータ再取得、refetch()
みたいな命令的なAPIじゃなくて、タイムスタンプやバージョン番号をstateで管理すると宣言的になります。特にSuspenseと組み合わせると、「新しいバージョンのUIを表示する → そのバージョンに必要なデータを取得する」という流れが自然に表現できます。
まだ全部のプロジェクトでこのパターンを試したわけじゃないけど(最近気づいたばっかりなので)、個人的には結構気に入っています。複数の更新トリガーを統一的に扱えるのも便利だし、コードの見通しが良くなる感じがします。
そのうち、もっと複雑なケース(楽観的更新とか)でも試してみたいですね。
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