OOUIを推進したい私の価値観
OOUI推進チームのビジョン
OOUI推進チームの使命
OOUI とは「使いやすさ / 質」と「作りやすさ / スピード」を両立するソフトウェア設計の原理。
Apple も実践しているその手法や考え方を学び、実践し、事業への展開方法を模索します。
OOUI推進チームの価値観
以下の認識が当たり前であれば、事業成長に繋がる創造性は向上できると信じています。
ソフトウェア開発は創造なので、越境が必要
例えば自動車開発において、創造と製造は以下の通りです。
- 創造:製造ラインの確立を含む、自動車を設計するプロセス
- 製造:確立された製造ラインで指定通りの自動車を組み立てるプロセス
ソフトウェア開発において、創造と製造は以下の通りです。
- 創造:ソースコードの作成を含む、ユーザーインターフェースを設計するプロセス
- 製造:コンパイラなどによって高度に自動化されたビルドプロセス
参考: https://ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと.com/エッセイ/プログラミングは製造ではなく設計だ/
PM、デザイナー、エンジニアなどの職種に分かれて行われているのは、創造的な設計のプロセスです。
責務の分割で効率化できる製造とは違うので、創造性向上のためには全職種が責務を越えて設計に携わる必要があります。
良いプロダクトは、ビジネスをつくる
資金があるから良いプロダクトが作れるのか、良いプロダクトがあるから資金が得られるのか。
これらはどちらが先というより、相互に影響を与え合うものです。
ビジネスがこうありたいから、プロダクトが変わらければならない。プロダクトがこうありたいから、ビジネスが変わらなければならない。
この両方が、成長し続ける事業には必要不可欠であり、その中でOOUIは利用者も開発者も心から良いと思えるプロダクトの確立に貢献します。
使いやすさと作りやすさは両立できるが、簡単ではない
使いやすさとは何か。作りやすさとは何か。
哲学者の西田幾多郎は、創造について以下のように述べています。
我々が物を作る。物は我々によって作られたものでありながら、我々から独立したものであり逆に我々を作る。しかのみならず、我々の作為そのものが物の世界から起る。
— 西田幾多郎『絶対矛盾的自己同一』
ソフトウェアは目に見えない論理の建築です。
使うことと作ることの本質を見出して秩序を維持し続けるのは、簡単ではありません。
OOUIは重要な示唆を与えてくれますが、私たちは学び続ける必要があります。
OOUI推進チームが見たい景色
- 誰もがOOUIを学び、実践している
- レベル1:手法としてのOOUI(名詞→動詞の操作順序、3つの設計ステップ)
- レベル2:原理としてのOOUI(オブジェクト指向、モードレスネス)
- レベル3:哲学としてのOOUI(存在論的デザイン)
- OOUIの効能がプロダクトに反映されている
- 必要な画面数が1/5~1/20になり、同じ目的を達成するために必要な操作手順が削減されている
- 設計がシンプルになり、開発工数が低減され、保守性が向上している
- OOUIが協働を支える共通言語になっている
- OOUIを通して向上した創造力が競争優位性になっている
画像引用元: ソシオメディア | Intro to OOUI
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