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WSLとDocker、Pythonを使ったローカル開発環境でやってみよう【第1回】

2024/11/20に公開

WSLとDocker、Pythonを使ったローカル開発環境の構築【第1回】

こんにちは!今回は、WSL(Windows Subsystem for Linux)上でDockerを利用し、Pythonを使ってDynamoDBを操作するためのローカル開発環境を構築するシリーズの第1回目です。この記事では、以下の内容を説明します。

WSLの導入とセットアップ

Dockerのインストール
Pythonのインストールと仮想環境のセットアップ
それでは、早速始めましょう!

1. WSLの導入とセットアップ

まず、Windows環境でLinuxを使えるようにするために、WSLを導入します。

WSLのインストール手順

PowerShellを管理者権限で開く
スタートメニューで「PowerShell」と検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。

WSLを有効化するコマンドを実行
以下のコマンドを実行して、WSLを有効化します。

wsl --install

※ このコマンドは必要なコンポーネント(WSL2やLinuxカーネル)を自動でインストールします。

Linuxディストリビューションをインストール

インストール後、再起動を促されます。再起動後、以下のコマンドで好みのLinuxディストリビューション(例: Ubuntu)をインストールできます。

Copy code
wsl --install -d Ubuntu

初期設定を行う

Ubuntuを初回起動すると、ユーザー名とパスワードの設定が求められます。これでWSLの準備は完了です。

2. Dockerのインストール

次に、WSL上でDockerを動かす環境を構築します。

Docker Desktopのインストール手順

公式サイトからDocker Desktopをダウンロード
Dockerの公式サイト(https://www.docker.com/products/docker-desktop/)からインストーラーをダウンロードします。

Docker Desktopのインストール

インストーラーを実行し、指示に従ってインストールします。インストール中に「WSL2 Backend」を有効にするオプションを選択してください。

WSL統合の設定

Docker Desktopの設定画面で、WSL統合を有効にします。以下の手順で設定します:

Docker Desktopを開く。
[Settings] > [Resources] > [WSL Integration] を選択。
使用するディストリビューション(例: Ubuntu)を選択して有効化。
動作確認
WSLのターミナルで以下のコマンドを実行し、Dockerが動作していることを確認します。

docker --version
docker run hello-world

3. Pythonのインストールと仮想環境のセットアップ

最後に、Pythonをインストールし、開発環境を整えます。

Pythonのインストール
WSLのターミナルでPythonをインストール
Ubuntuでは以下のコマンドでPythonをインストールできます。

sudo apt update
sudo apt install python3 python3-pip

インストール確認
Pythonのバージョンを確認します。

Copy code
python3 --version
pip3 --version

仮想環境のセットアップ

仮想環境を作成するディレクトリを作成
プロジェクト用のディレクトリを作成します。

mkdir dynamodb_project
cd dynamodb_project

仮想環境の作成

仮想環境を作成します。

python3 -m venv venv

仮想環境を有効化
仮想環境を有効化します。

source venv/bin/activate

動作確認

仮想環境が有効になっている状態で、pipコマンドを使用してパッケージをインストールしてみましょう。

pip install boto3

次回予告
次回は、Dockerを使ってDynamoDBのコンテナを立ち上げ、Pythonから接続する方法について説明します。

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