💬

BFFのいいところ

2023/05/31に公開

こんにちは、皆さん!エンジニア歴5年目の私から、ちょっとしたアーキテクチャの話をしようと思います。今日のテーマはBFF、つまりBackends For Frontendsについてです。このテクニックがどんなもので、どんな利点と欠点があるのかを掘り下げてみましょう。

まず、BFFとは何かを簡単に説明します。BFFは、特定のユーザーインターフェース(UI)に対して最適化されたバックエンドを提供するアーキテクチャパターンです。つまり、各フロントエンド(Web、モバイル、IoTデバイスなど)に対して、それぞれ専用のバックエンドが存在します。これにより、フロントエンドのニーズに合わせてバックエンドをカスタマイズでき、フロントエンドとバックエンドの間の通信を効率化することが可能になります。

それでは、BFFのメリットについて見ていきましょう。

  1. フロントエンドの最適化: BFFは、フロントエンドのニーズに合わせてバックエンドを最適化することができます。これにより、フロントエンドは必要なデータのみを取得し、不要なデータの取得を避けることができます。これはパフォーマンスの向上につながります。

  2. 開発の効率化: BFFを使用すると、フロントエンドとバックエンドの開発を分離することができます。これにより、フロントエンドの開発者はバックエンドの詳細を気にすることなく、UIの開発に集中することができます。

  3. 柔軟性: 各フロントエンドに対して専用のバックエンドが存在するため、新しいフロントエンドを追加する際の柔軟性が向上します。

しかし、BFFにはデメリットもあります。

  1. 開発と保守のコスト: 各フロントエンドに対して専用のバックエンドを開発・保守する必要があるため、開発と保守のコストが増える可能性があります。

  2. コードの重複: 各BFFが同じ機能を実装する場合、コードの重複

が生じる可能性があります。これは、時間とリソースの無駄につながる可能性があります。

  1. 一貫性の欠如: BFFを使用すると、各フロントエンドが異なるバックエンドを使用するため、一貫性が欠ける可能性があります。これは、ユーザーエクスペリエンスに影響を及ぼす可能性があります。

以上が、BFFのメリットとデメリットについての私の考察です。BFFは、フロントエンドの最適化と開発の効率化を実現する一方で、開発と保守のコスト、コードの重複、一貫性の欠如といったデメリットも持っています。これらの利点と欠点を理解し、プロジェクトの要件に合わせて最適なアーキテクチャを選択することが重要です。

みんなもlet's enjoy BFF!

Discussion