Linux環境でAWS CLIを導入してみた🔰
こんにちは!今回は、Linux環境でAWS CLI(コマンドラインインターフェイス)を導入する方法と、よく使うコマンドを紹介します。AWS CLIを使えば、AWSのさまざまなリソースをコマンド一発で操作できるので、作業の効率がぐっと上がります。それでは早速、始めましょう!
1. AWS CLIの導入方法
1.1 AWS CLIのダウンロードとインストール
LinuxでAWS CLIをインストールするには、AWSが提供するインストーラーを使用します。以下の手順で進めていきましょう。
手順1: ダウンロード
まずは、AWS CLIのインストーラーをダウンロードします。curlコマンドを使用して、次のように行います。
curl "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip"
このコマンドでAWS CLIのzipファイルがダウンロードされます。
手順2: 解凍
次に、ダウンロードしたファイルを解凍します。以下のコマンドを使ってください。
unzip awscliv2.zip
もしunzipがインストールされていない場合は、以下のコマンドでインストールできます。
sudo apt install unzip # Ubuntuの場合
手順3: インストール
解凍が完了したら、インストーラーを実行します。
sudo ./aws/install
これでインストールが完了です。インストールが正しく行われたか確認するには、次のコマンドを実行してみましょう。
aws --version
バージョン情報が表示されれば、インストール成功です!
1.2 AWS CLIの設定
次に、AWSアカウントとの接続設定を行います。
aws configure
このコマンドを実行すると、以下の情報の入力が求められます。
AWS Access Key ID: IAMユーザーのアクセスキーID
AWS Secret Access Key: IAMユーザーのシークレットアクセスキー
Default region name: リージョン名(例:ap-northeast-1は東京リージョン)
Default output format: 出力フォーマット(jsonが一般的)
これで設定完了です。
2. よく使うAWS CLIコマンド集
AWS CLIをインストールして設定したら、さっそく使ってみましょう!よく使うコマンドをいくつか紹介します。
2.1 S3バケットの操作
AWSのS3は、オブジェクトストレージサービスとして非常に便利です。
バケット一覧の表示
aws s3 ls
すべてのバケットが一覧表示されます。
ファイルのアップロード
aws s3 cp ./example.txt s3://your-bucket-name/
example.txtというファイルを指定したS3バケットにアップロードします。
2.2 EC2インスタンスの操作
次は、EC2インスタンスの管理に関するコマンドです。
インスタンスの一覧表示
aws ec2 describe-instances
現在起動しているEC2インスタンスの情報を表示します。
インスタンスの起動
aws ec2 start-instances --instance-ids i-1234567890abcdef0
指定したインスタンスIDのEC2インスタンスを起動します。
2.3 IAMユーザーの確認
AWSアカウントのセキュリティを確認するためのIAM関連のコマンドもあります。
現在のユーザー情報の表示
aws sts get-caller-identity
現在の認証情報に紐づけられたユーザー情報を確認できます。
2.4 CloudFormationのスタック管理
AWSのインフラをコードで管理できるCloudFormationもCLIで操作可能です。
スタックの一覧表示
aws cloudformation list-stacks
現在のCloudFormationスタックの一覧を表示します。
3. まとめ
AWS CLIは、Linux環境でも簡単に導入できて、多くのAWSサービスを効率的に操作できます。コマンドを覚えることで、GUIでは時間がかかる操作もすばやく実行できるようになるので、ぜひ試してみてください。
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