【UE5】とっても便利なアクターコンポーネント
初心者向けの記事になります。
私自身、ActorComponentを重要視してきませんでした。処理は全部、キャラクターBP内に書けるし、設計についてもよくわからなかったためです。ですが、ActorComponentはとても便利で強力な機能です。UnrealEngine触りたての頃からもっとこれは重要なものだと 「意識」 しておきたかったので記事にしました。
ActorComponentのメリット
処理を分割できる
Playerキャラクターに色々な処理を持たせるとBP内がごちゃごちゃしてきます。
ActorComponentに処理を切り分ければ、視認性が良くなります。
動的な機能のつけ外しも可能
機能として切り分けておけば、ゲーム中だとしても必要に応じて、「AddComponentbyClass」したり、「DestroyComponent」したりすることで自由に機能を付け外しができます。
「特定のステージでは空を飛ぶ機能や巨大化機能を付け足したい」みたいな感じのことができます。
振る舞いを変えることができる
例えばNPCを用意する場合、NPCによっては、しゃべる機能だけでいい場合や、さらに歩き回る機能も欲しい場合があります。こんな時、ActorComponentに処理を切り分けられていると便利です。
話す機能&歩く機能を持つNPC
話す機能しか持たないNPC
依存関係を減らせる
機能単位のアクセスが可能
Player側はNPCに会話する場合、しゃべる機能を所持しているかチェックします(GetComponentByClassを使って)。
わざわざNPCクラスにCastする必要もなく、機能単体へのアクセスが可能になります。
その他
Componentへの豊富なアクセス手段
まとめ
アクターコンポーネントの特徴を知っている範囲でまとめてみました。
私自身まだまだ使いこなせているとは言い難いですが、とても強力な機能だなぁと感じました。
使いこなせれば、設計面でも大いに役立ち、開発サイクルを速めることにつながるのではと思いました。
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