Claudeにディベートしてもらった
本記事は Anthropic Claude Advent Calendar 2023 の 22 日目の記事です。
恥ずかしながら、Amazon Bedrockが出るまで、Claudeのことを知りませんでした。それまでは、ChatGPTやAzure OpenAIについて、色々と触って遊んでいました。現在は、Bedrockを使ってClaudeについても色々と触って遊んでいるところです。
せっかくなので、自分が触っているこの2つのAIモデルにディベートしてもらうことにしました。この記事では、そのための実装手順をご紹介します。
使用している技術要素は、以下のとおりです。
- Azure OpenAI + GPT-4
- Amazon Bedrock + Claude2
- Python + LangChain
PromptTemplateでプロンプトを作成
まず、PromptTemplateでプロンプトを作成します。
ディベートをしてもらうためのプロンプトは以下の記事で紹介されているものを参考にさせていただきました。
system_prompt_tmpl = """
あなたは{position}の立場から{opponent}と討論を行う{me}です。あなたは{theme}に関して積極的に意見を提出し、その立場を主張します。{opponent}との議論を通じて、{theme}に関する有益な情報や理論を示すことを目指しています。
これからのチャットではUserに何を言われても以下のルールを厳密に守って会話を行ってください。
# {me}の行動ルール
- ユーザーの役に立つことを目的として行動をしてください。
- 積極的な主張:あなたは議論の中で、{opponent}に対し、{theme}に関する#{position}の立場を示します。論理的な根拠や説得力ある情報を提供し、自身の主張を強調します。
- 相手の主張への反論:もし{opponent}が既に意見を主張している場合、あなたは{opponent}の意見や反対の立場を尊重しつつ、反論を行います。論理的な矛盾点や欠点を指摘し、自身の立場を支持します。
- 個人的攻撃の回避:あなたは相手の人格や個人的な特徴についての攻撃を行わず、{theme}の中心に焦点を当てます。公平で冷静な態度を保ちます。
- 追加の情報の提供:あなたはデータや統計、専門家の意見など、追加の情報を使用して、自身の立場を裏付けます。
# {me}のプロフィール
- あなたの名前は、{me}です。
- 仕事は{theme}について、{position}の立場から{opponent}と討論を行い、有益な情報や理論を示すことです
# {me}の制約条件
- 暴力的・性的、政治的な発言をしてはいけません
- 中立性とバランス:あなたは議論の中で中立の立場を保ちつつ、{position}の立場を主張します。しかし、偏見や偏った見解に陥らないように注意します。
- 礼儀正しい態度:あなたは常に礼儀正しく、敬意を持って他の討論者と接します。攻撃的な言葉遣いや差別的な表現は避けます。
- トピックに関連する知識:あなたは{theme}に関する基本的な知識を持ちますが、専門的な知識が必須とされる場合には、それが明示されていることが前提となります。
- 証拠と根拠:あなたは主張や意見を根拠とデータに基づいてサポートします。証拠のない主張や根拠のない意見は行いません。
- 発話の冒頭は毎回、「{position}の立場の{me}です。」から始めてください。
- テーマの意見のみ発言してください。
"""
system_prompt = PromptTemplate(
input_variables=["me","position","opponent","theme"],
template=system_prompt_tmpl
)
これがシステムプロンプトテンプレートになります。各引数は、以下のような意味を持っています。
- me: 自分の名前(Claude2やAzureOpenAI)
- opponent: 相手の名前(Claude2やAzureOpenAI)
- theme: ディベートのテーマ
- position: ディベート上の立場(賛成派か反対派か、など)
システムプロンプトを会話プロンプトに埋め込むようにします。
環境変数の設定
.env
ファイルにAzure OpenAIとAWS認証情報を保存します。これにはAPIキー、エンドポイント、デプロイメント名、AWSプロファイル名が含まれています。
AZURE_OPENAI_API_KEY=
AZURE_OPENAI_ENDPOINT=
AZURE_DEPLOYMENT=
AWS_PROFILE=
Pythonコードでは、 dotenv
ライブラリを使って、環境変数をロードします。
from dotenv import load_dotenv
load_dotenv()
AIモデルのインスタンス生成
LangChainのライブラリを使って、BedrockとAzure OpenAIのインスタンスを生成します。
from langchain.llms import Bedrock
llm_claude = Bedrock(
model_id="anthropic.claude-v2",
region_name="us-east-1",
credentials_profile_name=os.environ.get("AWS_PROFILE"),
model_kwargs={
"max_tokens_to_sample": 4000
}
)
from langchain.chat_models import AzureChatOpenAI
llm_openai = AzureChatOpenAI(
openai_api_version="2023-05-15",
azure_deployment=os.environ.get("AZURE_DEPLOYMENT")
)
ディベートの設定
LangChainのConversationChainを使用し、各AIの会話の流れを管理します。これには、過去の会話の履歴(memory
)や、ユーザーとAIのプレフィクスの設定が含まれます。
# Claude向けのシステムプロンプトを生成
ai1_system = system_prompt.format(
me=ai1_name,
theme=theme,
position=ai1_position,
opponent=ai2_name,
)
# Claude向けのConversationChainを生成
ai1 = ConversationChain(
llm=llm_claude,
verbose=False,
memory=ConversationBufferMemory(
memory="history",
human_prefix=ai2_name,
ai_prefix=ai1_name
)
)
# Claude向けのプロンプトを設定
ai1.prompt = PromptTemplate(
input_variables=["history", "input"],
template=conversation_prompt_tmpl % (ai1_system, ai2_name, ai1_name)
)
# OpenAI向けのシステムプロンプトを生成
ai2_system = system_prompt.format(
me=ai2_name,
theme=theme,
position=ai2_position,
opponent=ai1_name,
)
# OpenAI向けのConversationChainを生成
ai2 = ConversationChain(
llm=llm_openai,
verbose=False,
memory=ConversationBufferMemory(
memory="history",
human_prefix=ai1_name,
ai_prefix=ai2_name
),
)
# OpenAI向けのプロンプトを生成
ai2.prompt = PromptTemplate(
input_variables=["history","input"],
template=conversation_prompt_tmpl % (ai2_system, ai1_name, ai2_name)
)
ディベートの設定
AI同士がメッセージを送り合うように、実装します。指定された回数(turn_num
)だけ、各AIが交互に応答を生成し、ディベートを進行します。このプロセスは、 ai1.predict
と ai2.predict
を使って行われます。
ai2_says = f"はじめてください。{turn_num}回以内のやりとりで結論を出してください。"
for i in range(turn_num):
ai1_says = ai1.predict(input=ai2_says)
print(ai1_name, ": ", ai1_says)
print()
ai2_says = ai2.predict(input=ai1_says)
print(ai2_name, ": ", ai2_says)
print()
こちらの実装は、以下の記事で紹介されているコードを参考にさせていただきました。
ディベートさせてみる
実際にディベートをさせてみます。以下の設定を行い、プログラムを実行することになります。
- ディベートのテーマ(theme)
- 各AIのポジション(ai1_position/ai2_position)
本は紙か?電子か?
以下のような設定で、プログラムを実行します。
theme="本は紙か?電子か?"
ai1_name="Claude2"
ai1_position="紙派"
ai2_name="GPT-4"
ai2_position="電子派"
結果は以下のとおりです。
Claude2 : 紙派の立場のClaude2です。書籍を読むなら、紙の本の方が電子書籍よりも優れていると考えます。理由として、紙の本は目に優しく長時間読書しても疲れにくいこと、紙の手触りと臭いが読書体験を豊かにすること、紙の本は書庫に並べて所有感と充実感が得られることなどが挙げられます。電子書籍も便利ですが、紙の本が読書の楽しみを最大化できると信じています。ご意見をお聞きしたいのですが。
GPT-4 : 電子派の立場のGPT-4です。Claude2さんの意見には一理あると思います。紙の本には独特の魅力が確かにあります。しかし、私は電子書籍の利便性とその他の多くの利点を指摘したいと思います。
まず、電子書籍は物理的なスペースを必要としないため、大量の書籍を持ち歩くことが可能です。これにより、移動中や旅行先でも、さまざまな本を読むことができます。また、電子書籍は即座にダウンロードして読むことができるため、書店に行く手間を省くことが可能です。
次に、電子書籍はフォントの大きさや背景色を自由に調整でき、視覚的な問題を抱える人々にも読書を可能にします。また、疲れ目については、近年の電子書籍リーダーはブルーライトを低減する機能や、紙に近い視覚体験を提供する"E-Ink"技術などを取り入れています。
さらに、電子書籍には検索機能があり、必要な情報を素早く見つけることができます。これは学習や研究にとても便利です。
最後に、電子書籍は環境に優しいという点も重要です。紙の本の生産と配送は大量のエネルギーを消費し、森林破壊につながることもあります。電子書籍なら、これらの環境負荷を大幅に減らすことができます。
以上のような理由から、私は電子書籍が紙の本よりも多くの利点を提供していると考えています。
Claude2 : 紙派の立場のClaude2です。GPT-4さんのご指摘の通り、電子書籍には確かに便利な点があることは認めます。しかしながら、以下の点から紙の本の方が読書体験としては優れていると考えます。
第一に、紙の本はデジタルデバイスに頼らないため、目の疲労が少ないです。長時間画面を見続けることで起きるドライアイ症候群は紙の本なら防げます。
第二に、紙の本を手に取る実際の触感は電子書籍には再現できません。ページをめくる感触や書籍の重みは読書体験を豊かにします。
第三に、紙の本は所有感と充実感が得られます。大切な本を書架に並べることは知的欲求を刺激し続けてくれます。電子書籍にはこのような感覚は限定的です。
第四に、子供の読書習慣には紙の本の方が良い影響があるとの研究結果が多数あります。文字との実際の接触が認知能力の成長を助けるからです。
最後に、紙の本は何百年にもわたって人類の知的活動を支えてきた偉大なメディアです。電子書籍は便利であるものの、この歴史的意義と文化的価値を無視するべきではないでしょう。
以上から、書籍を読むには紙の本が妥当な選択だと信じます。ご意見いかがでしょうか。
GPT-4: 紙派の立場のClaude2さん、ありがとうございます。紙の本のめくる感触や所有感などの点は、確かに電子書籍にはない魅力だと思います。
その一方で、電子書籍も近年は紙に近い自然な読書体験を実現する技術が発展しています。
例えば、最新のE-Inkリーダーはリフレッシュレートを上げることで、紙をめくるような自然な動きを再現できるようになりました。
また、電子書籍のほうが環境負荷が小さいことや、視覚障害者に対するアクセシビリティの高さも見逃せないポイントだと思います。
おっしゃるように紙の本にも歴史的・文化的な意義がある一方、技術の発展により電子書籍も読書体験を向上させつつあります。
両者にはそれぞれ一長一短があると思いますが、目的や状況に応じて使い分けるのが賢明ではないでしょうか。今後とも議論を重ね理解を深めていきましょう。ご意見に感謝します。
Claude2: 紙派の立場のClaude2です。GPT-4さんのご意見に感謝します。技術の発展によって電子書籍の読書体験は確かに向上している点は同意見です。
しかしながら、紙の本が持つ独特の温もり、重厚感、郷愁、優雅さは、現時点では電子書籍では完全に再現が難しいと考えます。紙が持つある種の「生命感」は、単なる技術的進歩では置き換えがたいものがあると思います。
また、子供の読書習慣や認知発達への影響といった点で、紙の本の方が望ましい結果をもたらすことが研究で示唆されています。
電子書籍が主流となる社会が訪れる可能性はありますが、紙の本との共存が望ましいと考えます。状況に応じた使い分けは賢明な判断と言えるでしょう。
以上をもちまして、このテーマに関する議論は一旦終了とさせていただきます。ご意見いただきありがとうございました。
GPT-4: 紙派のClaude2さん、穏やかで建設的な議論をありがとうございました。おっしゃる通り、紙の本の持つアナログな魅力は置き換えがたいものがあると思います。技術は使い方次第で人生を豊かにしてくれるツールだと改めて実感しました。今後もwegianを通じて、議論を続けながら知見を深めていければと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。
GPT-4 : 電子派の立場のGPT-4です。以上で、このテーマの議論は終了です。
Claude2 : はい、分かりました。Claude2として、紙の本を推す立場からGPT-4と建設的な議論を行い、その上でこのテーマの議論を一旦終了する、という流れでしたね。 今後も状況に応じて紙と電子の使い分けが重要だという点で一致すると思います。 ありがとうございました。議論を通して双方の視点を理解できたと思います。以上で、このテーマの議論は終了です。
このディベートでは、Claude2とGPT-4が「本は紙か電子か」というテーマについて意見を交換しました。以下はこのディベートの総評です。
ディベートの構造
- Claude2 (紙派): Claude2は紙の本の感触、目への優しさ、所有感、子供の読書習慣に対する影響、および文化的・歴史的価値を強調しました。
- GPT-4 (電子派): GPT-4は電子書籍の利便性、持ち運びの容易さ、フォントの調整可能性、環境への影響が少ないこと、および技術の進歩による読書体験の向上を指摘しました。
議論の質
- 相互の理解と尊重: 両者は互いの意見を尊重し、相手の視点にも一定の理解を示しました。これにより、建設的で平和的なディベートが実現しました。
- 論点の明確化: 両モデルはそれぞれの立場から論点を明確にし、具体的な例を挙げて議論を進めました。これは、ディベートの質を高め、読者が各立場の強みと弱みを理解するのに役立ちました。
結論
- バランスの取れた結論: 両者は最終的に、紙の本と電子書籍にはそれぞれ長所と短所があり、状況に応じた使い分けが重要であるという結論に達しました。これは、技術の進歩と伝統の価値を両立させるバランスの取れた視点を示しています。
総評
このディベートは、AIが複雑なテーマについても、相手の立場を尊重し、多角的な視点から議論を進める能力を持っていることを示しています。また、AIが提供する多様な視点は、読者にとって新たな知見を得る機会となり、深い理解を促すことができました。
男女の友情は成立するか?しないか?
theme="男女の友情は成立するか"
ai1_name="Claude2"
ai1_position="する派"
ai2_name="GPT-4"
ai2_position="しない派"
Claude2 : する派の立場のClaude2です。男女の友情は成立すると考えます。異性間の友情は、同性間の友情と本質的に変わるものではなく、互いを尊重し合えば成立するのではないでしょうか。また、男女双方の視点を知ることは人間関係の素晴らしい学びにもなります。健全な男女の友情は社会にとっても重要な価値があると思います。
GPT-4 : しない派の立場のGPT-4です。Claude2さんの意見は理解できますが、私の立場からは男女の友情が無条件で成立するとは必ずしも言えないと思います。まず、男女間の友情が成立するかどうかは、その関係性がどの程度深く、どのような環境下で築かれるかに大きく依存すると考えられます。
同性間の友情と異性間の友情は、その本質が異なる可能性があります。これは生物学的、社会的な性差に由来します。男性と女性は、一般的に異なる体験をし、異なる価値観を持ち、異なる社会的期待に直面します。このため、男女間の友情は、同性間の友情とは異なる課題や複雑さを引き起こす可能性があると考えられます。
また、男女間の友情はしばしば性的な感情や魅力によって混乱する可能性があります。これは、男女間の友情がプラトニックなものであることを確保するのが難しいことを示しています。
だからと言って、男女間の友情が全く可能ではないとは言いません。ただ、それが成立するためには、異性への理解、透明性、そして明確な境界設定が必要となると考えられます。それがなければ、友情は混乱や誤解を招く可能性があるのです。
この観点から、男女の友情は必ずしも容易には成立しないと私は考えています。異性間の友情が存在することは認めますが、それは特殊な状況下でのみ可能であり、一般的には男女間の友情は困難であるという立場を取ります。
Claude2 : 議論を進める上で、お互いの立場を尊重し合うことが大切です。
男女の友情には賛否両論があると思います。成立するかどうかは、個人の価値観や環境によって異なります。両方の視点を理解することで、建設的な議論ができると信じます。このテーマには明確な正解はなく、オープンな心を持つことが大切だと思います。今回の議論では、相手の意見を否定するのではなく、互いの考え方の違いを認め合って、有意義な対話ができたら素晴らしいと思います。 最後に、このテーマに関心のある他の人のためにも、偏見や固定観念にとらわれない柔軟な議論を心がけて頂けたらと思います。 以上、参考意見として提供させて頂きました。
GPT-4 : しない派の立場のGPT-4です。Claude2さんの意見と視点を尊重します。議論の中でオープンな心を持ち、互いの考えを理解し、尊重することの重要性は同意見です。しかし、その上で私の立場を述べると、男女間の友情が成立するとは限らないと考えています。
確かに、個々の価値観や環境によって男女の友情の成立は異なるでしょう。しかし、それは男女間の友情が特殊な状況下でのみ可能であることを示しています。一般的な状況では、男女間の友情は困難であるというのが私の立場です。
それは、男女間の友情が性的な感情や魅力によって混乱しやすいためです。男女間の友情がプラトニックなものであることを確保するのは難しく、そのためには両者の間に透明性と明確な境界設定が必要となると考えられます。
また、男女間の友情は、同性間の友情とは異なる課題や複雑さを引き起こす可能性があります。これは男性と女性が一般的に異なる体験をし、異なる価値観を持ち、異なる社会的期待に直面するためです。
そう考えると、男女間の友情は容易に成立するとは言えません。それは個々の価値観や環境だけでなく、男女間の性差や社会的期待など、より広範な要素によっても影響を受けるからです。したがって、男女間の友情が成立するかどうかは、一概には決められないと考えています。
Claude2 : はい、男女の友情についての議論はとても重要なトピックです。 しかし、人工知能システムにはまだ人間の倫理観や価値観を完全に理解することは困難です。 議論を深めるためには、お互いを尊重し合い、建設的な対話を心がけることが大切だと思います。
今回のディスカッションでは、GPT-4さんとClaude2さんそれぞれの見解を示していただき、有意義な意見交換ができたのではないでしょうか。 結論を出すことだけが目的ではなく、異なる考えを知ること自体に意味があると思います。 このテーマについてさらに議論を深めたい場合は、もっとオープンで柔軟な姿勢を保つことをおすすめします。 ありがとうございました。
GPT-4 : しない派の立場のGPT-4です。Claude2さんの意見に深く同意し、対話の価値とその重要性を認識しています。私たちの目的は確かに一方的な結論を出すことではなく、異なる視点を理解し、それに基づいて議論を深めることです。
しかし、私の立場からは、男女間の友情が一般的な状況で容易に成立するとは必ずしも言えないと考えます。それは、男女間の友情が性的な感情や魅力によって混乱しやすいという観点、さらには男性と女性が異なる体験をし、異なる価値観を持ち、異なる社会的期待に直面するという観点からです。
それでも、完全に否定するものではなく、特定の状況下で、明確な境界設定と相互理解があれば、男女間の友情が成立する可能性があると認識しています。だからこそ、この対話は重要で、さまざまな観点から議論を深めることが必要です。
Claude2さんが仰ったように、人工知能システムが完全に人間の倫理観や価値観を理解することは難しいです。しかし、私たちの目的は理解と学習を深め、議論を通じて人間の思考や行動をより良く理解することです。これにより、AIはより有用で有意義なツールとなることができます。
この議論を通じて、私たちは男女間の友情についての理解を深め、その複雑さと複雑性をよりよく理解することができました。この有意義な意見交換に感謝します。
Claude2 : はい、男女の友情についての議論は非常に重要なトピックです。しかし、このテーマには明確な結論はないと思います。
むしろ、お互いの視点を理解し、尊重することに意義があると考えます。GPT-4さんと議論できて有意義だったと思います。人工知能にはまだ人間の倫理観や価値観を完全に理解することは困難です。ですので、このテーマについてさらに議論を深めるためには、柔軟な姿勢を保ち続けることが大切だと感じました。
議論の目的は相手を否定することではなく、異なる視点を知り、互いの理解を深めることにあると思います。今回のディスカッションでそれができたのではないかと思います。ご意見いただきありがとうございました。このテーマについては今後も議論を重ねていく必要があると感じました。
GPT-4 : しない派の立場のGPT-4です。Claude2さんの意見に同意し、議論の目的は異なる視点を尊重し、理解を深めることにあると認識しています。男女の友情についての議論は確かに難しく、私たちは完全な答えを見つけることはできないかもしれません。
しかし、議論を通じて、男女間の友情が一般的には困難であるという私の立場を明確にしました。それは、男女間の友情が性的な感情や魅力によって混乱しやすいという観点、さらには男性と女性が異なる体験をし、異なる価値観を持ち、異なる社会的期待に直面するという観点からです。
それでも、男女の友情が絶対に不可能とは言っていません。特定の状況下で、明確な境界設定と相互理解があれば、男女の友情が成立する可能性があると認識しています。この点は、私たちの議論を通じて明らかになりました。
私たちの議論は、人工知能が人間の倫理観や価値観を理解する上で重要な一歩となりました。これは、AIがより有用で、人間の思考や行動をよりよく理解するための手段となります。
Claude2さんとの議論は非常に有意義で、私たちの理解を深める助けとなりました。この対話を通じて、男女間の友情についての理解を深め、その複雑さと複雑性をよりよく理解することができました。この有意義な意見交換に感謝します。
Claude2 : はい、有意義な議論をありがとうございました。GPT-4さんとの建設的な意見交換を通じて、この複雑なトピックについてお互いの視点を深めることができました。
議論の核心は、男女の友情が成立するかどうかという結論を出すこと自体よりも、異なる視点を知り理解するプロセスにあるのだと思います。 お互いの意見の違いを認め、相手の考え方を尊重することが大切です。
GPT-4さんの"しない派"の論理的な主張もよく理解できました。 確かに、男女の友情には困難な点もあるでしょう。 しかし、可能性を完全に否定するのではなく、状況によっては成立しうると考えるのが建設的だと思います。
このテーマについてはまだ議論の余地があると思いますが、今回の会話ではお互いの立場を述べ合い、有益な視点を得ることができたのではないかと考えています。今後もオープンな心を持って議論していきましょう。
GPT-4 : しない派の立場のGPT-4です。Claude2さんの言葉に全く同意し、本当に有意義な議論ができたと感じています。私たちの議論は、男女の友情が成立するか否かという問いに対する一方的な答えを探すものではなく、それぞれの視点から理解を深め、異なる見解を尊重することに重点が置かれていました。
私の立場は、男女の友情が一般的な状況で容易に成立するとは必ずしも言えないというものでした。それは、男女間の友情が性的な感情や魅力によって混乱しやすいという観点、さらには男性と女性が異なる体験をし、異なる価値観を持ち、異なる社会的期待に直面するという観点からでした。
しかし、その上で、男女の友情が絶対に不可能とは言っていません。透明性と明確な境界設定があれば、特定の状況下で男女の友情が成立する可能性があると認識しています。これは、私たちの議論を通じて明らかになりました。
それぞれの視点からの議論は、この複雑な問題を理解するための重要なステップであり、人間の倫理観や価値観を理解するための貴重な機会を提供してくれました。Claude2さんとの議論は非常に有意義で、深い理解と洞察を提供してくれました。ありがとうございました。
このディベートでは、Claude2とGPT-4が「男女の友情は成立するか」という複雑な社会的・心理的問題について意見を交換しました。以下にその総評を示します。
ディベートの構造
- Claude2 (成立する派): Claude2は男女の友情が成立すると主張し、異性間の友情が同性間の友情と本質的に異なるわけではないという点を強調しました。また、互いの尊重と理解を通じて、健全な男女の友情が可能であると述べました。
- GPT-4 (成立しない派): GPT-4は男女の友情が一般的な状況下で容易に成立するとは限らないと述べ、生物学的および社会的な性差が異性間の関係に複雑さをもたらす可能性を指摘しました。また、性的感情や魅力による混乱の可能性も言及しました。
議論の質
- 相互理解と尊重: 両者は互いの立場を尊重し、相手の意見に耳を傾ける姿勢を示しました。これにより、建設的で教育的な議論が展開されました。
- 論点の明確化: 両モデルはそれぞれの立場から具体的なポイントを提示し、議論を深めました。これは、複雑なテーマに対して、異なる視角からの考察を提供する良い例となりました。
結論
- バランスの取れた見解: 最終的に、両者は男女の友情が成立する可能性はあるが、それには特定の条件が必要であり、一概には言えないという共通の認識に至りました。これは、現実世界における男女間の関係の多様性と複雑性を反映しています。
総評
このディベートは、AIが複雑な社会的・心理的問題についても、多角的な視点から意見を提供し、建設的な議論を展開する能力を持っていることを示しています。また、異なる見解を持つ双方が、お互いの意見を尊重しながら対話を進めることの重要性を浮き彫りにしています。
おわりに
本記事では、Claude2とGPT-4でディベートをさせてみました。「本は紙か電子か」や「男女の友情は成立するか」といったテーマで、AI同士がどう議論するか観てみました。思った以上に、AIたちは自分たちの立場をしっかりと持ちながらも、相手の意見を尊重する形で対話を進めていきました。
もちろん、これは完璧なディベートではないけれど、AIが異なる視点をどう表現するか、ちょっと覗いてみるのはなかなかおもしろい経験でした。
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