🦴
怪文書から読み解く過剰サービスへの要求
怪文書が郵送で届いた
「3年以上見たいにーマッサージが3250円見たいに為ればいいんだけど、私の知合いから聞いたら、60分4800円〜4900円が高いから、20人以上いかない。春日部東口駅の近くに行く。〇〇〇〇(偽名と思われる氏名)」
2024年5月13日。
拙い日本語でコピー用紙の切れ端に強い筆圧で書かれた怪文書の入った封書が届いた。文字そのものの判読もしにくい。
消印は5月12日、新岩槻郵便局。
怪文書の解読
-
「3年以上見たいにーマッサージが3250円見たいに為ればいいんだけど」
→当店に以前あったメニュー「ほぐし60分2,980円」を復活してほしい。 -
「私の知合いから聞いたら」「20人以上いかない」
→知り合いからデータを取ったところ20人以上が「行かない」と答えた。 -
「60分4800円〜4900円が高い」
→60分4,950円は高い。 -
「春日部東口駅の近くに行く」
→春日部東口駅前にある60分2,980円の店へ浮気しちゃいますよ!宣言。 -
「〇〇〇〇(偽名と思われる氏名)」
→顧客名簿にないので偽名。
差出人の目星はついている
手紙の内容に酷似した会話をされていた方が1名浮かんだ。
- 2023年11月、5年ぶりに来店したその人物は「高いね!前みたいに安いときに来ればよかったよ」と言った。
- その後5回来店され、施術中の世間話で「あそこの店はダメだね!みんな言ってるよ!」とあらゆるジャンルの店の批判と、そう思っているのは自分だけではないというパターンの会話を必ずしていた。
- 消印の新岩槻郵便局は、その人物がよく行くというパチンコ屋の近く。
- その人物は春日部駅の近くに住んでいる。
このような客層を遠ざけるための施策だったのに
- もっと安くして
- 【終了後】ちょっとここ痛いんだけどついでに見てもらっていい?
- おつりの20円を預けとくから貯まったらまとめて返して
- 今から行きます→来ない
- 7分延長で
- 夜だけ部屋貸して
ほぐし60分2,980円というコースをやめたのはこのような客層に参ってしまったから。
実際、やめたらこのような要求をするお客さんはゼロになった。
お金は払いたくないがサービスは最大限受けたい派が訪れる施設
こういう客層は単価の低い施設を利用することが多い。
- 役所や駅などの公共施設、健康保険が使える医療機関など。
- 飲食店、小売店、宿泊施設、あらゆるサービスで現れるが、単価の低いサービスほど出現率が高い。
Discussion