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UbuntuでKVMのゲストOSとしてWindowsをインストールする手順

2022/04/30に公開

この記事では、UbuntuにKVMをインストールし、そのKVMのゲストOSとしてWindowsをインストールする手順を紹介します。

はじめに

大抵のことはUbuntuで賄えるのですが、時々はWindowsを使わないといけないこともあります。そういった時、Ubuntuに仮想化環境があってWindowsが動くと便利です。

というわけで、今回はUbuntuにKVMをインストールして仮想化環境を構築します。また、そのKVMのゲストOSとしてWindowsをインストールしてみます。

ホストOSはUbuntu 20.04 Desktop、ゲストOSはWindows 10です。

KVMのインストール

KVMと関連するパッケージをインストールします。また、再起動もしておきます。

$ sudo apt install qemu-kvm libvirt-daemon-system bridge-utils virt-manager
$ sudo reboot

基本的にはこれで仮想化環境の構築は終わりです。

Windows 10のインストール

続けてゲストOSとしてWindows 10をインストールします。

あらかじめ Windows 10のディスクイメージのダウンロード からイメージファイルをダウンロードしておきます。ファイル名は Win10_21H2_Japanese_x64.iso みたいになるはずです。

先程インストールした virt-manager が仮想マシンの管理ツールなので、これを起動します。

$ virt-manager

実行すると次のようなウインドウが表示されるので、メニュー【ファイル】から【新しい仮想マシン】を選び、あとはステップバイステップで確認しながら進めればOKです。


virt-managerを起動した様子


今回はISOファイルがあるので【ローカルのインストールメディア】を選ぶ


ISOファイルの場所を【参照】から指定する


メモリとCPUを割り当てる


ディスクを割り当てる


Windowsのインストールを開始する

Windows 10のインストールについては省略しますが、問題なくインストールできましたし、普通に使えています。リソースの割り当てで Windows 10インストールのシステム要件 に記載されている内容をきちんと満たせば大丈夫のはずです。

おわりに

仮想化環境としてKVMを使うのは今回が初めてでしたが、特にトラブルなく使えて良かったです。

今回は、UbuntuにKVMをインストールし、そのKVMのゲストOSとしてWindowsをインストールする手順を紹介しました。どなたかのお役に立てば幸いです。

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