Windows 11 Homeを仕事で使えるようにセットアップする手順
仕事の開発環境をWindows 11 Homeに変えたので、そのセットアップ手順をまとめました。
はじめに
長らくメインの開発環境としてUbuntu 22.04 Desktopを使ってきましたが、わけあってWindows 11 Homeへ移行することにしました。移行してみると winget
コマンドやWSLなどもあって、意外と便利に使えています。
以降ではWindows 11 Homeを仕事で使えるようにセットアップした手順について紹介します。
Windows
まずは次のサイトへ行き、Windowsのインストールメディアを作ります。[1]
インストールメディアからPCをブートして、適当にWindowsをインストールしましょう。
Windows 11から、セットアップ時にMicrosoftアカウントが必要になりました。事前にMicrosoftアカウントを作っておいてからWindows 11をセットアップすると良いと思います。
Microsoftアカウントではなくローカルアカウントでセットアップする方法
一応、Microsoftアカウントではなくローカルアカウントでセットアップすることもできます。
ネットワークに接続しない状態で、セットアップの最初に Shift + F10
を押して次のコマンドを実行すれば、ローカルアカウントでセットアップできます。
oobe\BypassNRO.cmd
Windowsのセットアップが終わったらWindows Updateを実行し、再起動します。[2]
アプリ
次はアプリです。私は主に次のようなアプリをインストールします。
- Google Chrome
- Google ドライブ
- Adobe Acrobat Reader
- 1Password
- Thunderbird
- GIMP
- Visual Studio Code
- Visual Studio 2022 Community
- Office 365
- PowerToys
- Arduino IDE
- LTspice
- KiCad
- FreeCAD
- Slack
- Discord
- Zoom
- Tera Term
- WinSCP
- DB Browser for SQLite
- SumatraPDF
- WSL2
wingetの更新
アプリのインストールは winget
コマンドで行います。
ただ、Windowsをインストールした直後はwingetのバージョンが古くてきちんと動かないので、まずこれを更新しましょう。以前はMicrosoft Storeアプリで「アプリインストーラー」と検索し、それを更新すれば良かったのですが、今はなぜか検索しても出てこないです。。。
というわけで、次のサイトの Microsoft Store [Recommended]
の下にあるリンクをクリックしましょう。これでアプリインストーラーを更新できます。
PowerShellで次のコマンドを実行し、wingetのバージョンが新しくなったことを確認します。
winget --version
アプリのインストール
PowerShellを【管理者として実行】し winget
コマンドでアプリをインストールしていきましょう。
コマンドとしては次のようになります。
winget install Google.Chrome
winget install Google.GoogleDrive
winget install Adobe.Acrobat.Reader.64-bit
winget install AgileBits.1Password
winget install Mozilla.Thunderbird
winget install GIMP.GIMP
winget install Microsoft.VisualStudioCode
winget install Microsoft.VisualStudio.2022.Community
winget install Microsoft.Office
winget install Microsoft.PowerToys
winget install ArduinoSA.IDE.stable
winget install AnalogDevices.LTspice
winget install KiCad.KiCad
winget install FreeCAD.FreeCAD
winget install SlackTechnologies.Slack
winget install Discord.Discord
winget install Zoom.Zoom
winget install TeraTermProject.teraterm
winget install WinSCP.WinSCP
winget install DBBrowserForSQLite.DBBrowserForSQLite
winget install SumatraPDF.SumatraPDF
このあたりでいったん再起動し、各アプリが問題なく動くか確認しておくと良いでしょう。あとはWSLですね。
PowerShellを【管理者として実行】し、次のコマンドでWSLをインストールします。
wsl --install
WSLのインストール後、再起動を促されるので再起動しましょう。
再起動してWindowsにサインインすると自動的にUbuntuのセットアップが始まります。これはユーザー名とパスワードを入力するだけなので適当に入力します。
Ubuntuをセットアップする様子
Ubuntuのセットアップが終わったら、Ubuntuのソフトウェアアップデートを実行しましょう。
sudo apt update
sudo apt upgrade
おわりに
今回はWindows 11 Homeを仕事で使えるようにセットアップした手順について紹介しました。実際には各種開発ツールの設定等も必要なのでまだまだ先はあるのですが、とりあえず最低限ということで。どなたかのお役に立てば幸いです。
参考資料
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