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Raspberry Pi PicoでLチカするまでの手順

2022/05/27に公開約2,900字

この記事では、Raspberry Pi PicoでLチカするまでの手順について紹介します。

パソコンのOSはUbuntu 20.04 Desktopを使っています。バージョンやディストリビューションが違っても、おそらくLinux系なら同じような感じでLチカできると思います。

Thonnyのインストール

ThonnyはPython用の開発環境です。

Raspberry Pi Picoの開発環境としても使えるので、まずはこちらのインストールから始めます。

Thonny, Python IDE for beginners でLinux版を確認したところ、いくつかインストールの選択肢があります。

Thonnyの最新版
pip で最新版をインストール可能(最新ではないかも知れないが apt でもインストール可能)

今回は、最新版をインストールする方法のうち pip を使った方法を選びました。アンインストールする時に楽なので、Pythonの仮想環境にインストールしてみましょう。

Pythonの仮想環境が作れるように、あらかじめ python3-venv をインストールしておきます。

sudo apt install python3-venv

準備

適当なディレクトリへ移動して仮想環境を有効にします。コマンドは次のような感じです。

mkdir -p ~/projects/pico
cd ~/projects/pico/
python3 -m venv .venv
source .venv/bin/activate

インストール

仮想環境で pip list するとインストール済みパッケージが確認できます。ここでは、念のため先に pipsetuptools をアップデートしてみました。

pipとsetuptoolsをアップデートする様子
pipとsetuptoolsをアップデートする様子

続けて thonny をインストールします。

pip install thonny

インストール後は thonny コマンドで起動できるはずです。

起動時の設定確認
起動時の設定確認

起動できたところ
起動できたところ

Raspberry Pi Picoにファームウェアをインストール

Raspberry Pi PicoのBOOTSELボタンを押したまま、USBケーブルでPCと接続します。

接続後、ウインドウ右下にあるインタープリター(上図で Python 3.8.10 となっているところ)設定で MicroPython (Raspberry Pi Pico) を選びます。

するとMicroPythonファームウェアをインストールするウインドウが表示されるので、インストールして閉じます。

MicroPythonファームウェアのインストール
MicroPythonファームウェアのインストール

エラーが起きた時は

ファームウェアのインストールを終えたとき、環境によってはエラーが起きるかも知れません。私の環境では次のようなエラーが起きました。

MicroPythonファームウェアのインストール直後にエラー
MicroPythonファームウェアのインストール直後にエラー

この場合、自分を dialout グループに追加すれば良さそうなので、次のように実行しました。[1]

sudo gpasswd -a $USER dialout

再起動して thonny を実行してみましょう。今度はエラーが起きないはずです。

動作確認

ようやく「Lチカ」できるところまで来ました。Thonnyに次のプログラムを入力します。

from machine import Pin, Timer
led = Pin(25, Pin.OUT)
timer = Timer()

def blink(timer):
    led.toggle()

timer.init(freq=2.5, mode=Timer.PERIODIC, callback=blink)

メニュー、ツールバーのアイコン、あるいは Ctrl-S 等で保存しましょう。保存先を聞かれたらRaspberry Pi Picoを選んで適当に保存します。

ファイル名は main.py がおすすめです。

最後に、メニューから Run current script を選ぶかF5キーを押せば、Raspberry Pi PicoのオンボードLEDが点滅するはずです。

プログラムを実行した様子
プログラムを実行した様子

おわりに

Raspberry Pi PicoでLチカするまでの手順について紹介しました。どなたかのお役に立てば幸いです。

脚注
  1. エラーメッセージにあわせて sudo usermod -a -G dialout $USER でも大丈夫だと思います。 ↩︎

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