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エッセンシャル思考のまとめ

2023/08/26に公開

はじめに

この記事を書こうと思ったのは単純に脳の記憶のメディアにインデックスを引こうと思ったからである。
もしこの記事を読んで気になった方はぜひエッセンシャル思考を読本してほしい。

エッセンシャル思考とは

今仕事の中に忙殺されていないだろうか、自身の時間が仕事の影に隠れてしまっていないか。
そんな仕事の在り方を変える「How to」のエッセンス

特に重要だと感じたことは以下である。

  • より少なく、より良く
  • 絶対にやりたいこと以外は「ノー」である
  • よく考えて、良く寝る
  • 手放す思考

第1章 エッセンシャル思考

第一章はエッセンシャル思考とはなぜ生まれたのかが書いてある。
家庭の時間を顧みず、仕事の会議を優先した結果、会議の相手は良い顔をしなかった。
どうしてだろうか、家庭を見捨ててでも仕事を優先したのに。

成功のパラドックス

成功者が陥りやすい状況

第一段階: 仕事が成功する
第二段階: 多様な仕事が割り振られる
第三段階: エネルギーと時間が拡散される
第四段階: 方向性を見失う

なぜ人は見失うのか

  • 他人の意見がうるさすぎる
  • 選択肢が多すぎる
  • 欲張りの時代(あれもやれこれもやれ)

ではどうするのか

  • 評価
  • 選択(捨てる)
  • 実行

第2章 選ぶ権利

学習性無力感

いくら努力しても無駄だ(結果は変わらない)という経験をした場合、反応は2つに分けられる。
投げ出す者すべて受け入れる者 である。

エッセンシャル思考の第一歩は「選ぶ」ことだ

第3章 ノイズ

大多数のモノは無価値である

頑張ったところで重要では無ければそれは「無価値」である。
これは本書に限らず「解像度を上げる」にも似た記述がある。
顧客の課題に対してより多くの(そして無駄な)解決策を提供している例である。

第4章 トレードオフ

トレードオフから目を離しても、逃れることはできない

「どうしたら全部できる?」という思考は捨てる。
「何をするためにどれを切り捨てるか」という思考
「NO」というタフな選択を引き受けなければならない。そのためには圧倒的な揺るぎ難い基準を持つ。

四つ口のコンロ

1つは家庭、1つは仕事、1つは健康、1つは友人、成功させるにはこのうちの2つしか火をつけることは出来ない。

第5章 考えるためのスペース

集中できる空間は作れているか。少しの時間でも思考に没頭すること。
考える時間を取り戻し、本を読む時間をとろう。(本ではなくてもいいかもしれない、散歩でも、落ち着く時間があるべき)

第6章 洞察

ジャーナリストの目を持つ

問題を明確にする。そのために普通を知り、逸脱を探す。ではどうやって、現場に赴く。そこで何をする、日記をとる。(日記じゃなくてメモを取るだけでもいいのかも)

第7章 遊ぶ

仕事と遊びは違うとよく言われるが本質を見極める上では遊びの方が優位である。
遊ぶことで思考を工夫し、行動を駆使して、経験を身に着ける。

第8章 睡眠

自分自身という資産を守る

仕事をするために睡眠を削っていないだろうか。睡眠と効率には相関がある。
睡眠を削った仕事をしたとしても大した結果にはつながらないだろう。
仕事の質とか効率を上げるためとかではなく、「よく考えて、よく眠ろう」

「解像度を上げる」にも睡眠には思考を整理する作用があると記述がある。

第9章 選抜

90点ルール

やることを0~100点で評価して、90点に満たない物事をやらない

絶対にYESと言えないならノーである。

やることを篩にかけてみよう

  1. チャンスを記述する
  2. 最低限の理想を描く
  3. 最高の理想を描く
  4. 1.で2、3を満たさないものは却下

多数の瑣末なことを容赦なく切り捨てる

第10章 目標

将来を「かなり明確」から「完全に明確」にする
例:5年間に成し遂げたい事をとことん詰める

ダメなパターン

  • 社内政治が蔓延る(他者の評価のためが行動基準になる)
  • 何でも屋になる

ミッション・ビジョンは抽象的、本質目標は具体的

第11章 拒否

上手にノーと言う、しかしはっきりと言う。

  • 直接的には言わない
  • トレードオフを考える(何を失うのか)
  • 敬意を表する
  • 断り方のレパートリーを増やす

第12章 キャンセル

途中でやめることは難しい事を知る。

  • サンクコストバイアス
  • 授かり効果

上手に手放すテクニック(抜粋)

  • 持っていないフリ
  • 失敗を認める
  • 第三者の意見
  • ゼロベース思考

失敗は認めた瞬間から過去になる

第13章 編集

余剰を削り価値を増やす

編集の原則
「削除」
混乱を招くあいまいな削除し、選択肢を絞る

「凝縮」
『言いたいことは言えているか』、『言いたいことを最大限明確に伝えれているか』をとことん突き詰める。

「修正」
単純な間違いや、複雑な構成を正す。このためには本質的な目標が必要。

「抑制」
時には様子を見ることも必要。反射的に修正をしない。

第14章 境界

境界を見つける。それは私に必要な事なのか。
他人の問題を肩代わりしない。やりすぎの線を見つける。
難しい場合は、感情の起伏を探す。(感情の起伏がある場所が、必要としている可能性がある。)

第15章 バッファ

リスクマネジメントをちゃんとしよう。
時間のバッファ
想定される時間の1.5倍は時間がかかる事を考える
時間も甘く考えてしまうことも考慮しよう

予算のバッファ

思考・知識のバッファ
今一度考えてみる、よく考えられたものだろうか

第16章 ボトルネック

ボトルネック
あなたの集中を妨げているものはなにか、分析しよう
ボトルネックになっている仕事を減らし、成果を増やす

第17章 前進

まずは「小さな一歩」から始めよう

まずは早く終わらせろ:粗悪にプロジェクトを終わらせるのではなく、最低限クリアすべき課題を見つけよということ
MVP(Minimum Viable Product)
進歩をみえる形にする

第18章 習慣

新しい習慣を身に着けよう、悪しき習慣は止めよう、習慣はひとつずつ変えていく

第19章 集中

今、何が重要か

マルチフォーカス(多焦点)はやめよう
マインドフルネス:雑念にとらわれることなく集中すること
集中できる環境をつくろう

第20章 シンプル

シンプルに生きる
考え方がしみ込んだ時、それは変える力となる

今、何が重要か
(作中に何度も書いてある)

最終章 マネジメント

エッセンシャル思考のマネジメント

  • より少なく、より良く
  • 役割を明確に、それ以外はやらない

最後に

見てくださりありがとうございました。
これは抜粋したものを記載しているのでぜひ手に取って読んでみてほしいです。
https://www.amazon.co.jp/エッセンシャル思考-最少の時間で成果を最大にする-グレッグ-マキューン/dp/4761270438

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