Ubieという会社に入社した話
はじめに
はじめまして、こんにちは。QA Engineer(以降QAE)のたかまっちです。
ヘルステックスタートアップのUbieに入社し、3ヶ月が経ちました。
入社の経緯と、入社後の経験と感想を共有したいと思います。
入社の経緯
実は、当初は医療系の業界を転職先として考えていませんでした。人命に関わるその重要性を考えると、自分には責任が重すぎると感じていたからです。しかし、私自身と子どもが体調を崩しやすく、医者の助けを頻繁に必要としていました。それから、少しずつ医療分野に何か貢献できればという気持ちが膨らんでいきました。
そんな時、娘が体調を崩し、心臓の数値が悪いことが分かり、緊急入院を余儀なくされました。毎日の採血と検査をしても、はっきりとした原因は見つからない状況でした。
その病院では結局原因がつかめず、次の診察まで半年待つことになりました。医療機関の方々は一生懸命に検査を行ってくださったものの、2歳の娘が毎日採血に耐えたこともあり、不明確な結果に対する不安ともどかしさが残る経験となりました。
しかし、心臓の病院に通った経験のある知人から別の病院を紹介されました。新たな病院では、娘の状況は稀ではあるが見られるもので、過剰な心配は不要と教えてもらいました。
この出来事で、症状や状況に応じて適切な医療機関へ案内されることの安心感を実感しました。
そんな時、Ubieのプロダクトに出会いました。それは自分や家族の症状から適切な医療機関へ導くテクノロジーで、これが医療支援になることを知りました。患者と医療機関の間のインフラを構築することで、医療業への貢献ができると考え、Ubieこそが私の働くべき場所だ!と確信し、応募しました。選考プロセスを進める中で、自分には自動テストの分野で貢献できることがたくさんあると感じました。それが、最終的に入社を決めるきっかけとなりました。
入社後3ヶ月の経験
私は主に3つの業務を担当しましたが、スタートアップならではの多様な視点からのテストが求められ、非常に充実した時間を過ごすことができています。
管理画面改修におけるQA
小さな改修でも、QAの計画立案から実行までを一貫して担当しました。それには影響範囲の確認も必要で、この経験を通じてUbieでのQA活動、ツールの利用を実際に体験することができました。
しかし、影響範囲が広範だったため、単体テストをレビューし、開発エンジニアにテストを追加してもらうなど、手戻りを防ぐ工夫を行いました。その結果、大きな手戻りやリリース後の致命的な不具合もなく、スムーズにリリースすることができました。
また、UbieではE2Eテストに「mabl」を使用している部分もあります。私はこれまでノーコードツールやローコードツールの利用経験がありませんでしたが、mablによるテストを行うことは新たな経験となりました!
Ubieでのmablの活用例については、以下の資料をご覧ください。
コードベースのテスト作成
前述のテストとは一線を画し、JestとTesting Libraryを用いて、TypeScriptでReactコンポーネントのテストを作成しました。ビジネスにおいても重要な機能のテストです。
入社から僅か半月でそのタスクを任されました。その大胆なアサインには驚きました。しかし、チームメンバーである開発エンジニアの方の多大なサポートの元で、仕様の理解や、テストフレームワークの仕組み、そして実装の方法など、不明点を毎日教えてもらいました。テストの書き方などは自分から提案し、お互いに補完しながら、75ケースのテストを作成しました。JestやTesting Libraryの利用、モックの作成など、一連の作業は私にとって初めての経験でした。しかし、理解できない点は根気強く教えてもらい、新しい知識を吸収しながら、テスト作成を楽しむことができました。
自動テストはE2Eだけでなく、結合テストや単体テストも視野に入れて充実させるべきだと以前から考えていましたが、自分だけでは行動に移せなかったため、この経験は非常に有益でした。
今後は単体テストにも取り組み、全てのテストを理解し、適切なフェーズで適切なテストを行えるようにしていきたいと考えております。
オンボーディング資料の充実化
前述までのテストに関する業務とは色が違いますが、これは私が自発的に取り組んだタスクです。
Ubieのオンボーディングは非常に充実していますが、情報量が多いため、私自身、課題を感じていました。具体的な例を挙げて考えないと、イメージが湧きにくいという個人的な弱点があるため、情報を具体的な例に結びつけて理解するための資料があれば助かると感じ、提案し、それを実行しました。
このタスクでは、先輩のQAメンバーから大いにサポートを受け、先輩QAの知識と経験を具体的な形にすることができました。
その結果、他の人たちも同じように困っていたのか、ポジティブな反応を得られたので、この取り組みは価値があったと感じています。
マインドチェンジ
最高のチームプレイヤーになる
入社してからの心境の変化を一言で表すと、「仲間を頼る」ことの大切さを改めて認識した、ということです。今までは、どちらかというと自分一人で多くを解決しようとする傾向がありました。
しかし、Ubieに入社しチームの一員として働き始めると、私の考え方は大きく変わりました。利用する言語やシステムのアーキテクチャなど、理解するべき新しい要素が多く、一人ではキャッチアップするのが困難だと痛感しました。そこで、メンターや他のチームメンバーから積極的に助けを求め、困難なタスクを短期間で達成できるようになりました。一人で問題を抱え込むのではなく、それを共有し、解決策を共に考えることが最良の結果を生むと気づきました。
これはまさにUbieness(Ubie の全正社員に求められるスタンス)の一つである、「最高のチームプレイヤー」に該当します。自分の力を最大限に発揮しつつ、チーム全体の力を引き上げ、全員で目指すゴールに向かって進むことが、最高のパフォーマンスを発揮するための道だと確信しています。今後もこのマインドを持ち続け、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。
最後に
一人でも多くの命を救いたい!という思いは3ヶ月経っても変わらず、おそらく未来も変わらないと思っています。
Ubieは適切な医療に導くサービスです。そんなサービスのよりよい機能を適切な品質、適切なタイミングでリリースできるよう、QAEとしては、QA工程を爆速短縮するための施策を今後も一層考えて、実行していきたい思いです。
現在Ubieのミッションやバリューに共感できる仲間を募集しています。一緒に働き、同じ思いを持った最高のチームプレイヤーをお待ちしておりますので、少しでも興味を持っていただいた方は是非とも募集要項をご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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