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エンジニアPoscastの試行錯誤記録

2023/12/11に公開

はじめに

皆さまこんにちは、株式会社Chompyで技術広報を担当している佐藤です。この記事は2023 Chompy アドベントカレンダー 11日目の記事です。Chompyでは技術広報の活動として2021年11月頃からPodcast を公開しています。これまで約20本近く収録してきました。今回はこれまで試したもので特に良かったことを書いていこうと思います。気軽に読んでいただけたら嬉しいです。

台本をガッツリ用意した

1. 編集時間が短くなった

Podcastの収録で一番時間がかかるのが編集作業です。Chompyでは八木さんが編集担当です。専任の技術広報がいないChompyでは編集時間を極力0にすることが重要でした。台本をガッツリ用意してうまくいった場合、カット編集の時間が0になりました。最初は「朗読会みたいになってぎこちなくなるかな?」と思いましたが、編集時間のことを考えると圧倒的にコスパが良かったです。

2. テンプレート化できた

毎回ガッツリ台本を用意しておけば、話の大枠などはパターン化できます。そうすることで別の人への流用も可能です。また、台本を用意する時間も短縮できますし、集中したい箇所にリソースを使うことができました。また、完成度が高ければそれをそのままnoteなどに公開することもできます。かなりメリットは大きかったです。

3. 話慣れてない人のハードルが下がった

Podcastを収録して感じたのが個人の会話能力の差でした。例えば、CEOの大見さんやPdMのザキくん、Someさんなど普段から話慣れているする人は台本無しでもスラスラ〜と話せちゃいます。逆に私みたいなコミュ障クソ雑魚ナメクジ野郎が台本なしで会話しようとすると「なるほど〜...」、「へ〜...」のようにすぐ言葉に詰まってしまいました。台本があれば最悪そのまま読めばいいので心理的なハードルはかなり低くなりました。

音に投資した

1. 静かな密室を用意

いざ収録してみると音声の質の重要度がわかります。特にPodcastは音声だけなので質が良くないと聞く気が一気に失せます。質が下がる原因として、例えば、周囲の雑音や騒音、話し手の声のボリュームなどなどです。マイクの音量を上げると周りの雑音や騒音も拾ってしまうなどの問題もおこるため、できるだけ静かな環境で収録しすることで音質が向上しました。

2. 高めのマイクを購入

録音してみるとマイクの性能でクオリティに差がでることがわかりました。特に指向性のあるマイクは声が聞き取りやすくなるのでオススメです。Chompyではblue yeti を利用しています。今後はピンマイクに挑戦してみようと思ってます(お金に余裕があれば)

3. ソフトウェアで色々試してみた

  • 話し手の声のボリュームがわかるソフト
    • 収録してみると「自分が思ってるよりも声が小さい」という事象がかなり起こりました。後から音量調節することもできるのですが、音量を上げると雑音も大きくなってしまうためできるだけ話し手の人の声のボリュームは重要でした。収録中に気付けるという点で声のボリュームが可視化できるソフトはかなり役に立ちました。
  • ノイズをトリミングしてくれるソフト
    • 最近だとAIなどが自動で雑音を判定し、トリミングしてくれるソフトがあります。それを使うことで声が聞き取りやすくなる場合がありました。Chompyではenhance を利用しています。
  • マイクの各パラメーターを調節してくれるソフト
    • マイクには様々なパラメーター(Geinなど)があります。それをソフト側で調整できるソフトを利用すると設定を柔軟に変更できたりするのでお勧めです。ChompyではLogicool G HUB を利用しています。

おわりに

いかがだったでしょうか?まだまだ改善途中なので、もし他に知見のある方などいたらコメントなどで教えていただきたいです!
また、この情報が一人でも多くの人の参考になれば幸いです🙏


おまけ

おまけとして、試行錯誤の中で発生した企画アンチパターンを書いておきます。

「まぁ主題だけ決めて、その場のノリで自由に話してもらって、後から使えそうなところだけ編集して使いましょう!」

これは最初の頃にやった失敗した企画の1つです。「居酒屋みたいなノリで会話したやつを使えるところだけ使えば1本収録できるのでは?」という意見から生まれました。これは台本などの準備もいらないし、参加者の心理的なハードルも下がるので一見良さそうに思えます。しかし、これには2つの問題点がありました。

1.編集の負担が半端じゃない

使えるところだけ使う ということは収録内容を全部一度聞いて、内容を精査する必要があります。技術広報の編集担当はCTOの八木さんなのですが、実際にこれをやった時は1時間の収録に対して3時間の編集時間がかかりました。今考えると八木さんにPodcastの編集で3時間つかうとかヤバすぎますね。ずっと公園で苦しみながら編集してくれていた記憶があります。

2.個人のコミュニケーション力に依存してしまう

私は雑談的な会話が苦手です。俗にいう「コミュ障乙W」です。そんな私に「今日の議題はXXXです!!雑談スタート!!」と言われても思い描いていたような和気あいあいとした雑談にはなりませんでした。リモート環境になってからあまり人と会話する機会も減っているというのも大きい気がします。いざ収録してみると、謎の沈黙が起きたり、1人が話してる内容を皆んなでひたすら相槌を打つみたいな状況になってしまいました。これは辛かったですね。

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