[UE5]Niagaraのオーディオモジュールで音を鳴らしてみよう
1. 概要
執筆時バージョン:UnrealEngine5.02
今回はNiagaraが発生した際にAudioを再生できます。
この機能を使い、打ち上げ花火を作ってみようと思います。
テンプレートはFirstPersonTemplateを使用します。
2. Niagara設定
今回使用している花火のエフェクトについてはCascadeで製作されているため、Niagaraへ変換する必要があります。そのためNiagara Convertプラグインを使用してCascade->Niagaraへ変換する処理を行います。
チェックを入れた後にダイアログが表示されますが、はいを選択し、プロジェクトを再起動してください。
今回はこちらのエフェクトを変換して使います。
変換したNiagaraシステムを開きます
2.1. Niagara設定修正
Cascadeから変換したNiagaraはそのままでは使えないことが多く、変換後に修正がいるケースがあります。そこで花火のエフェクトとして使用できるようにするために以下の画像のように修正を行います。
2.2. Audioモジュール追加
続いて修正したNiagaraで音を鳴らすモジュールを追加します。
パーティクルのスポーンよりPlay Audioを検索します。
Play Audioを設定するとSoundの設定が表示されます。
3つのスロットについては以下のようになっています。
- Sound to Playはサウンドを再生するスロット
- Sound Attenuationはサウンドの減衰設定を配置するスロット
- Sound Concurrencyはサウンドを並行処理したファイルを配置するスロット
Sound to Playに任意のサウンドを設定し、Niagara再生時に音を鳴らします。
今回はMetaSoundで設定した音を組み込んでいます。
WavやCue,MetaSoundの形式であればどれでも使用可能です。
3. 発射用Actorの作成
ここではActorを打ち上げ、3秒後に花火が爆発する仕組みを実装していきます。
花火を打ち上げるためActorを作成します。
続いて花火を打ち上げるために必要な設定としてActorのComponentにProjectileMovementを追加します。
ProjectileMovementの設定を以下のように変更します。
続いてActorのブループリントを記述します。
ここでは3秒後にSpawn System Locationノードを起動させ、作成したNiagaraをSpawnさせる仕組みとなっています。
完成したActorをレベルへ配置します
4.完成
完成すると、動画のようにNiagaraが発生した際に花火の音が鳴るようになります。
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