非IT技術者かつ大学数学すら勉強してこなかった私のG検定合格までのAI学習ロードマップ
モチベーションをまず上げる
もともとAIというものに触れる機会がいありませんでしたが、ケヴィン・スラヴィン氏の「アルゴリズムが形作る世界」を見て、AI(というかアルゴリズム)の破壊的なパワーを感じました。初期の段階で動機付けされるというものでは、この動画のインパクトは非常に強かったです。
そんなわけで初学者向けの本を何冊か読んでみました。
最初に読んだのは以下の本です。動機付けにはとっても良い内容ですね。(本の主旨ではないのですが)AIを学ばないことの危機感を感じます。
AI vs. 教科書が読めない子どもたち
そこで紹介されていたのは、物体検出アルゴリズムのYOLOです。こちらはその動画が見れます。著者もインパクトを受けていましたが、今では当たり前の技術ですね。
話の本筋からはそれますが、上記のYOLOはアートの世界でも使われています(アート畑の出身なのでそっちの興味もそそられるのはしょうがない)。Perfumeのステージ等の演出も手掛けるライゾマティクスが作ったMVが現代アートとして作成したARグラスの動画でも冒頭で登場していますね。
そして定番中の定番はこの本。東大の松尾豊教授が執筆されたこの本は、基本中の基本なので呼んでおいて損はないです。時間軸的には2024年現在では、本の想定よりは速く進んではいますが全然今でも知っておいた方がいい内容だと思います。
人工知能は人間を超えるか
そして、AIの原理を知るという意味で読んだのがこの本です。
人工知能プログラミングのための数学がわかる本
数学はそこまで得意ではなかったですが、概念を理解するという点では非常に役立ちます。
閑話休題で社会実装例が豊富な以下の図鑑も買ってしまいました。
Newton大図鑑シリーズ AI大図鑑
そうこうしている内にChatGPTなる新しいものが出てきました!
衝撃的でしたね!現在は以下の動画の展望を超えるものが怒涛のようにリリースされて、最新情報に追いつくのが大変です。でも次に書く試験対策の用語がわからないとき、本当に助けられました。
実際の試験対策はとにかく読む
さて本題のG検定ですが、とりあえず試験日程を決めることが大事という事で、試験日程を押さえて、以下の教材をポチりました。
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版
最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集
テキストの方は2週ぐらい読んで、理解難しい部分は3~4回読んでみました。
問題集は2週はやった感じです。間違ったところは5回ぐらいは読みなおし解きなおし、、、
わからない部分はChatGPTに聞いて解説してもらいつつ。←これ結構重要です。
試験は集中
そして、ついにG検定試験!
自宅で受けましたが、超集中力を要しますが、何とか粘って最後まで入力し、結果合格しました!
とにかく集中して2時間座れる場所を用意することが大事です。
生成AIの資格試験も受けてみた
G検定に合格したので、勢いついでに生成AIの試験も受けてみました!こちらは普段から仕事でも生成AIの情報収集を行っていたので、ほぼノー勉強でクリアできました。
GUGAの資料も後々で読みましたが、簡単に理解できる内容になっていました。生成AI試験合格に向けては、団体が違いますけど、以下の資料だけでも8割はいけると思います。
生成AIパスポート テキスト&問題集
その他業務としても試験的にもためになったものたちの紹介
仕事上の必要性もあり勉強していたコンテンツ群は以下になります。
Salesforce Trailhead「成功するために必要な AI スキルを習得する」
がっつり本も買って勉強しました。
ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築[実践]入門
実際業務上で使うアプリは、セキュリティ要件的にもオプトアウトしたAzure OpenAI Serviceがメインになっていたため、以下も購入して読んでいっています。
Azure OpenAI ServiceではじめるChatGPT/LLMシステム構築入門
そして日課のAzure OpenAI Service新情報のキャッチアップはこちら。
実務で使える技術的内容がキャッチできると、モチベーション維持につながります
おまけというか趣味の話
今後の未来を考えるとAIとロボティクスが進化したサイバーパンクのSFの定番「攻殻機動隊」は外せません。1のGHOST IN THE SHELLの方はアニメ化や実写映画化の土台にもなって有名ですが、2のMANMACHINE INTERFACEの方は映像化も難しいほど難解な内容で、余り認知度は高くないのですが、今後の未来を予想する上でとても好きな本です。現在進行形でこの世界が実現されているんじゃないかなぁと妄想してしまいます。人格を与えたAIエージェントを多数議論させたり、必要な情報を与えて補強したり、電脳化はまだ倫理的にも先になりそうですが、それ以外は割と実現まで近づいていると感じる今日この頃。
攻殻機動隊(2)
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