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独自ドメインでメールを受信してGmailに転送するための最安の方法は?

2020/03/18に公開

独自ドメインでメールを受信してGmailに転送したいという需要は多いと思いますが、具体的にどんな方法があって、最安の方法はどれなのか?を検討したのでまとめておきます✋

結論

詳細

Google Domains

Google Domainsには、転送専用のメールアドレスを小難しい設定なしに作成できる素晴らしい機能があります。(ヘルプページ

Google Domainsでドメインを購入するか、別のレジストラ・リセラーから購入したドメインをGoogle Domainsに移管すれば、この機能を使って超簡単にメールを転送できます。

ただ、ドメインの維持費はGoogle Domainsの価格になるので(移管する場合も)、安さが売りのレジストラ・リセラーで買うのと比べると値段は上がってしまいます。

具体的には、

ドメイン 登録費用 更新費用
.com 1,400円/年 1,400円/年
.jp 4,600円/年 4,600円/年

になります。

お名前.comが

ドメイン 登録費用 更新費用
.com 760円/年 1,280円/年
.jp 2,790円/年 2,840円/年

であることを考えると、特に .jp がやや高めという感じの値段設定ですね。

メール転送のために別途メールサービスを契約するのにかかるコストがこの差額を超えるようであれば、Google Domainsを使うのがベストソリューション と言えそうです👍

その他の主要なドメインレジストラ

その他の主要なレジストラも含めて、料金をまとめると以下のような感じです。(2020/03時点の料金、すべて税抜)

ドメイン レジストラ 登録費用 更新費用
.com Google Domains 1,400円/年 1,400円/年
お名前.com 760円/年 1,280円/年
ムームードメイン 1,160円/年 1,480円/年
スタードメイン 880円/年 1,180円/年
エックスドメイン 780円/年 1,180円/年
Amazon Route 53 $12/年 $12/年
.jp Google Domains 4,600円/年 4,600円/年
お名前.com 2,790円/年 2,840円/年
ムームードメイン 2,049円/年 3,040円/年
スタードメイン 2,360円/年 2,360円/年
エックスドメイン 2,820円/年 2,820円/年
Amazon Route 53 $90/年 $90/年

.com ならエックスドメイン.jp ならスタードメインが最安値ですね。とはいえ国内の主要レジストラ4社ではそれほど差はないので、管理画面の使いやすさなど好みで選べばいいかなと思います。

Route 53はやっぱり高いですね…プログラマブルである必要がなければ選択する理由はなさそうです。

公式の料金ページへのリンクは以下のとおりです。

お名前.com 転送Plus

お名前.com 転送Plus は、お名前.comで取得したドメインに対して、メール転送やURL転送の機能を追加できるオプションプランです。

ドメインの維持費に加えて月額100円(税抜)で利用できます。

別途メールサービスの契約や設定が必要なく、 Google Domainsの安い版 という感覚で使えそうなので、ある程度維持費を押さえつつも楽に運用したいという人にはピッタリかもしれません。

さくらのメールボックス

さくらのメールボックス は、年間1,048円でメールサーバーをレンタルできます。

所有している独自ドメインを連携させれば、独自ドメインのメールアドレスを持つことができます。メールアドレスを転送専用に設定することもできるので、今回の要件にぴったりです👍

独自ドメインを連携させる具体的な手順は以下のとおりです。

1. さくらのメールボックスを契約する

2週間の無料お試しがあるので、気軽に申し込んじゃいましょう。

申し込むと、 xxx.sakura.ne.jp というメールサーバーが手に入ります。

2. 独自ドメインのDNSレコード設定で、MXレコードに xxx.sakura.ne.jp を指定する

メールサーバーが手に入ったら、独自ドメインのDNSレコード設定にMXレコードを登録しましょう。

これにより、独自ドメイン宛のメールが xxx.sakura.ne.jp 宛に送信されるようになります。

設定する内容は以下のような感じです。

設定項目 設定値
ホスト名 ルートドメイン
レコードタイプ MX
TTL 適当(3600とか)
xxx.sakura.ne.jp
優先度 適当(10とか)

例えば、お名前.comなら以下のような入力になります。

3. さくらのメールボックスの管理画面で、独自ドメインを追加

次に、さくらのメールボックスの管理画面で、独自ドメインを追加します。

この作業をやらないと、553.5.3.0 Please receive your mail before sending というエラーでメールの受信が拒否されてしまいます。

以下の画面キャプチャの手順で設定しましょう。




ドメイン一覧に独自ドメインが表示されている状態になったらOKです。

4. さくらのメールボックスの管理画面で、メールアドレスを作成

これで準備は整ったので、あとはメールアドレス( @ より前)を作って転送設定をすれば実際にメールアドレスとして使い始められます。

以下の画面キャプチャの手順で設定しましょう。



Gmailに転送するのであれば、迷惑メールフィルタリングはGmailに任せればいいので、ウィルスチェック・迷惑メールフィルタはいずれも無効にしておきましょう。(むしろ下手にフィルタリングされてメールを受け取れないほうがリスクです)

メールアドレス一覧に、追加したメールアドレスが表示されている状態になったらOKです。

その他のメールサービス

ところで、さくらのメールボックス以外にも世の中には便利なメールサービスが色々あります。

数ある選択肢の中から、今回は安さと楽さを優先した結果さくらのメールボックスをおすすめしていますが、他の選択肢についてもここでさらっと触れておきます。

Mailgun

個人的に昔からプログラムからのメール送信にはMailgunをずっと使っていて、メールの受信もMailgunに統一できたら嬉しかったのですが、無料プランでは受信はできず、$35月〜 とかなり高かったので断念しました。

追記:

有料プランでないとメールの受信はできないというのは勘違いでした。無料プラン(料金ページには記載がありませんが、無料トライアル終了後に放置せず明示的に選択することでFlexプランという無料プランを利用できます)でも送信と合わせて月1000通までなら受信メールの転送が利用できるので、有力な選択肢になると思います。

Amazon SES

Amazon SESはMailgunと比べるとかなり安くて、1000通受信で約$0.2 なので、仮に1日10通受信するとしても100円/年ぐらいで済みます。

ただ、受信したメールを転送するには自分である程度コードを書く必要があり、まあまあめんどくさそうなので今回はやめておきました。

参考: https://qiita.com/onooooo/items/0ba9438f502bfcc39e88

SendGrid

SendGridは 無料プランでメールの受信にも対応している 数少ないサービスです。

ただ、Amazon SES同様、受信したメールを転送するには自分でコードを書く必要があり、やはり面倒です。

どうしても無料にこだわりたい場合は良い選択肢だと思います。

お名前メール

手軽で安いメールサービスということなら、お名前.comの「お名前メール」という年間500円のメールサービスもあります。

が、ドメインのネームサーバーをお名前メールのネームサーバーにすることが必須となっており、あまり柔軟に使えないので個人的にはお勧めしません。(参考

まとめ

  • 独自ドメインでメールを受信してGmailに転送するための最安の方法は、
  • 転送のためのコードを書くのが面倒でなければ、さくらのメールボックスの代わりに SendGrid を使えばもっと安く済む
GitHubで編集を提案

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