Google Chromeの「検索エンジンの管理」でキーワードショートカットを設定すると捗る件
Google Chromeの「検索エンジンの管理」、使いこなしていますか?
意外と知らない人も多いようなのですが、Google Chromeでは検索エンジンごとにキーワードショートカットを設定することができます。
これを使いこなすと普段の検索活動が格段に効率化できるので、今回はその方法について簡単に解説します。
検索エンジンの管理とは?
設定 > 検索エンジンの管理
と進むか、アドレスバーに chrome://settings/searchEngines
というURLを打ち込むことで設定画面を見ることができます。
特に何もいじったことがなければデフォルトで以下のような内容になっているかと思います。
Googleが既定の検索エンジンになっていて、他に Yahoo! JAPAN
Bing
百度
でも検索できるようになっています。
ポイントは キーワード
のところです。
例えば、アドレスバーに yahoo.co.jp テスト
と打ち込んでみてください。以下のような表示に切り替わると思います。
このままEnterを打てば、Yahoo! JAPANで検索ができます。
これは、
-
yahoo.co.jp
という キーワード でYahoo! JAPANの検索エンジンを呼び出して - そこに
テスト
という検索ワードを渡している
という振る舞いです。知っていましたか?😃
「その他の検索エンジン」を追加するとアドレスバーがランチャーに!
さて、この「検索エンジンの管理」機能ですが、実は独自に検索エンジンを追加登録することもできます。
既定の検索エンジン
一覧の右下にある 追加
ボタンをクリックすると、以下のような入力画面が現れます。
入力すべき内容は以下のとおりです。
-
検索エンジン
欄は単なる名前なので、適当に自分が分かる名前を設定すればよいです -
キーワード
欄は1〜2文字にしておくと一瞬で呼び出せて便利です -
URL
欄は、検索結果画面のURLのうち、検索ワード部分を%s
という文字列で置き換えたものを設定します
例えば、以下のような内容を入力して保存してみてください。
すると、アドレスバーに a iphone
と打ち込むことで一撃でAmazonを検索できるようになります。
めちゃくちゃ便利じゃないですか?✨
僕が登録している検索エンジン一覧
最後に、僕が実際に登録している検索エンジンの設定内容を記載しておきます。よろしければ参考にしてみてください👍
検索エンジン |
キーワード |
URL |
用途 |
---|---|---|---|
Amazon | a | https://www.amazon.co.jp/s?k=%s | Amazonを検索 |
価格.com | k | http://kakaku.com/search_results/%s | 価格.comを検索 |
Googleサービス | g | http://google.com/%s | 各種Googleサービスへのショートカット(例えば g mail でGmailを開く) |
Google画像検索 | gi | https://www.google.co.jp/search?q=%s&tbm=isch | Googleで画像検索 |
Google(英語) | ge | https://www.google.com/?hl=en#hl=en&q=%s | Googleを英語で検索(技術情報など日本語の検索結果が邪魔なとき用) |
Yahoo | y | http://search.yahoo.co.jp/search?p=%s | Yahoo! JAPANを検索 |
Yahoo!リアルタイム検索 | yr | https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%s | Yahoo!リアルタイム検索 |
Weblio辞書 | d | https://www.weblio.jp/content/%s | 国語辞典を検索 |
英辞郎 | e | http://eow.alc.co.jp/%s | 英語辞典を検索 |
シソーラス類語検索 | r | http://thesaurus.weblio.jp/content/%s | 類語検索 |
php.net | p | http://jp2.php.net/manual-lookup.php?lang=ja&scope=quickref&pattern=%s | php.netを検索 |
GitHub/ttskch | gh | https://github.com/ttskch?tab=repositories&q=%s | 自分のGitHubリポジトリを検索 |
GitHub/quartetcom | gq | https://github.com/quartetcom?tab=repositories&q=%s | 会社のGitHubリポジトリを検索 |
余談:アドレスバーのオートコンプリートで覚えてしまったURLの候補を削除する方法
余談ですが、Google Chromeのアドレスバーは過去にアクセスしたことのあるURLや検索クエリを記憶してくれて、以降は記憶したURLや検索クエリの一部が入力されるとオートコンプリートしてくれます。
ただ、ゴミが増えてくると一部の記憶を削除したくなることもあります。
過去記事 にも書いたのですが、実はこれ削除する方法があります。
- アドレスバーに途中まで入力してオートコンプリート候補を表示させる
- 削除したいものが選択されている状態で、
Shift + fn + delete
を入力
で削除できます。
ただ、Mac版でしか動作確認していないので、他のOSで同様の仕様になっているかどうかは不明です🙏
まとめ
- Google Chromeの「検索エンジンの管理」機能では、独自の検索エンジン設定を追加することができる
- 短いキーワードとともに色々な検索エンジンを設定しておくと、アドレスバーがまるでランチャーのようになる
- ちなみに、アドレスバーのオートコンプリートで覚えてしまったURLの候補は、
Shift + fn + delete
で削除できる
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