🌟
Claudeをもっと賢くするためのプロンプト
はじめに
2024年3月、Claude3が発表されて話題になっています。
そこで、より精度が出るよう公式ドキュメントからパフォーマンスの向上のページの内容をまとめました。
この記事で説明すること・しないこと
一般的な知識(「文章は簡潔に書きましょう」など)はGPTでも説明されているため省略します。
主にClaudeで精度を上げるための説明に焦点を絞っています。
1. XMLタグを使用する
Claudeはトレーニングの段階でXMLを使用していたため、重要な情報はXMLタグで囲むと精度が上がります。
例
この文書を分析し、以下の指示に従って、例に示されている形式に従って詳細な要約メモを作成してください。
<document>
{{DOCUMENT}}
</document>
<instructions>
{{DETAILED_INSTRUCTIONS}}
</instructions>
<example>
{{EXAMPLE}}
</example>
さらにいくつかのポイントがあります。
a. タグ名は自由に決めていいが、分かりやすい名にする
<instructions>
,<example>
,<input>
などそのプロンプト(コンテキスト)を反映した名称が推奨されています。
b. 一貫性を持たせる
プロンプト全体で意味が通るような構成・名称にします。
c. 常に開始タグと終了タグで囲む
<tag>
で開始したら</tag>
で閉じます。
d. タグのネストは5階層まで
タグを構造化することは推奨されていますが、5階層を超えるとパフォーマンスが低下する可能性があります。
2. 情報が先、指示が後
主に長文の場合ですが、この順番で指示すると「パフォーマンスが著しく向上」するようです。
これは絶対に守った方がいいですね。
長い文書や多くの追加の背景コンテンツがある状況では、一般に、文書と追加素材が詳細な指示やユーザークエリの上に配置されると、Claudeのパフォーマンスが著しく向上します。
<document>
長文コンテキスト
</document>
{{PROMPT}}
3. 文章をよく読ませる
情報を先に提示し、指示を後にすることでパフォーマンスが向上しますが、さらにその前(先頭)に文章をよく読ませる指示を追加することも有効とされています。
例
資料をお渡しします。それについて質問するので、文書をよく読んでください。
ドキュメントは次のとおりです。
<document>
{{TEXT}}
</document>
{{PROMPT}}
さいごに
他にもコツが書いてあるので、Claudeのドキュメントをぜひ一度読んでみてください。
また、プロンプトエンジニアリングの一般的な手法についてはプロンプトエンジニアリングガイドに記載があります。
Discussion